仮想通貨をはじめる時はCoincheckやbitFlyerなどの国内仮想通貨取引所の口座を開設することが多いですよね。
「もっと手数料を抑えたい……」
「もう少しリスクをとった取引をしたい」
「もっと多くの銘柄の取引をできるようにして、チャンスを広げたい」
と思うことはありませんか。
海外仮想通貨取引所には国内仮想通貨取引所にはない魅力やメリットがあります。仮想通貨に慣れてきたら、海外仮想通貨取引所にも挑戦してみましょう。
この記事では海外仮想通貨取引所のメリット・デメリットや、海外仮想通貨取引所と国内仮想通貨取引所の違いを解説した上で、おすすめの海外仮想通貨取引所をご紹介します。
自分にあう海外仮想通貨取引所を利用することで仮想通貨投資の幅が広がります。ぜひ最後までご覧ください。
取引所の選び方
国内・海外に仮想通貨取引所は数多くあり、それぞれに強い点・弱い点があります。
あなたがしたいのはどのような仮想通貨投資でしょうか。
「初心者なのでわかりやすいほうがいい」
「少しでも手数料をかけないようにしたい」
「高リスク・高リターンな仮想通貨投資がしたい」
「知られていない草コインで一攫千金を目指す」
など、一言に仮想通貨投資といってもさまざまな投資スタイルがあります。自分の投資スタイルにあった取引所を選ぶことが重要です。
「少しでも手数料をかけないようにしたい」
「高リスク・高リターンな仮想通貨投資がしたい」
「知られていない草コインで一攫千金を目指す」
など、一言に仮想通貨投資といってもさまざまな投資スタイルがあります。自分の投資スタイルにあった取引所を選ぶことが重要です。
以下のポイントを参考にして、なにを重視したいのかで決めてみましょう。
- 手数料・スプレッド
- レバレッジ
- 取引銘柄
- セキュリティ
どこの取引所も口座を開設するための費用はかからないので、複数の取引所で口座を持っても問題はありません。アプリの使いやすさなど実際使ってみないとわからないこともあるので実際に使って比べてみましょう。
海外仮想通貨取引所のメリット
海外仮想通貨取引所の主なメリットは4点です。
- 取引コストが安い
- 取扱い銘柄が多い
- 高レバレッジ・ゼロカットシステムがある
- 多彩なボーナスやキャンペーンがある
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
取引コストが安い
海外仮想通貨取引所は実質的な手数料となるスプレッドが国内仮想通貨取引所に比べて狭くなっている取引所が多いです。また、送金手数料・取引手数料も低い傾向があります。
取扱い銘柄が多い
国内仮想通貨取引所で取扱銘柄数が一番多いのはGMOコインで、21銘柄です。
後ほど紹介するBINANCEでは350以上の銘柄を取り扱っており、GMOコインと比べても10倍以上の数です。国内仮想通貨取引所では扱っていない銘柄を取引できます。まだ値上がりしていないコインを見つけ出すこともできますね。
高レバレッジ・ゼロカットシステムがある
レバレッジとは、証拠金を口座に入れることでその証拠金の何倍もの金額を取引できるものです。例えば海外仮想通貨取引所のBybitは最大レバレッジ100倍です。これは1万円の証拠金を口座に入れることで、100万円分の取引ができることになります。国内仮想通貨取引所では最大2倍までと法律で規制されていますので、100倍というのはいかに高いレバレッジであるかがわかりますね。
レバレッジとあわせて利用したいのがゼロカットシステムです。レバレッジをかける際、証拠金以上に損失が出た場合に追加の証拠金を請求されない仕組みのことです。このシステムにより、証拠金を失ってしまうことがあっても、借金になることはありません。本来の借金分は取引所が負担してくれるのです。
多彩なボーナスやキャンペーンがある
海外仮想通貨取引所は国内仮想通貨取引所に比べてボーナスやキャンペーンが多彩です。取引所によって口座開設・入金・取引・ログインによってボーナスがもらえることがあります。
Twitterの公式アカウントをフォローする・紹介した友人が取引するたびに10%ボーナスというユニークなものもあります。
海外仮想通貨取引所のデメリット
海外仮想通貨取引所にはデメリットもあります。ここにあげるデメリットが問題ないという方は特に海外仮想通貨取引所が向いているでしょう。
- 日本語対応がされていないところもある
- 日本円で入金できない
日本語対応がされていないところもある
公式サイトが日本語で表示されていても、決められたページ以外は日本語対応していなかったり、サポートは日本語不可だったりします。Google翻訳などを使うこともできますが、スムーズに使いたい場合には難しいですね。
なにかトラブルが起きた場合に日本語が使えない取引所だとリアルタイムで対処できない可能性もあります。
最近は公式サイトも問い合わせチャットも日本語対応可能という海外仮想通貨取引所もあるので、心配な方はその点を考慮して取引所を選ぶ必要があります。
日本円で入金できない
日本円を直接入金できる海外仮想通貨取引所はありません。入金の方法としては国内仮想通貨取引所から仮想通貨を送金する・クレジットカード決済をする方法があります。
クレジットカード決済は簡単に利用できますが、以下の理由から使いにくさがあります。
- 手数料が高めに設定されている
- 支払い可能な国際ブランドが限られる
- 購入できる仮想通貨がビットコインなどの主要コインに限られている
せっかく銘柄数が豊富な海外仮想通貨取引所を利用するのに、クレジットカードだと購入できるコインが限られてしまい、メリットを十分にうけられません。
このように日本に拠点がないことに起因するデメリットがあり、初心者にはハードルが高いように感じるかもしれません。
国内と海外の仮想通貨取引所の違い
日本国内で仮想通貨取引のサービスを提供するためには金融庁に登録することが必要です。
国内の仮想通貨取引所の多くは登録されていますが、海外仮想通貨取引所は登録されていません。つまり国内仮想通貨取引所は日本の法やルールに規制されており、海外仮想通貨取引所は規制されていません。
規制があるから良い・悪いと一律的に言えるものではありませんが、規制による影響は知っておきましょう。
金融庁はホームページで登録業者の一覧を掲載しています。同時に無登録業者へ警告をだしています。
そのような動きに対し、現在日本からは登録できない海外仮想通貨取引所もあります。日本人からも人気があったBitMEXも2020年から日本人の登録や利用が禁止されました。他にも日本からのアクセスができないようになっている取引所があります。
海外最大手のBINANACEも金融庁から2度警告を受けています。今後登録や利用ができなくなったり、利用はできても日本語のサービスがなくなったりという可能性があります。
先ほどメリットとしてご紹介したゼロカットシステムは国内仮想通貨取引所では利用できません。金融商品取引法でゼロカットシステムを導入することが禁止されているからです。レバレッジが2倍までなのも法規制によるものです。高レバレッジ・ゼロカットシステムでの取引をしたい人にとっては日本の法規制は煩わしいですね。そのような規制がない海外仮想通貨取引所はアクティブにトレードしたい人にとっては魅力であり、メリットが大きいと言えます。
金融庁に登録されていない海外仮想通貨取引所を利用すること自体は違法ではありません。これまでに述べてきた通り、海外仮想通貨取引所は日本の法などに規制されるものではないので、通常予想できないようなトラブルに遭遇する場合があります。その場合には自分で対処するしかありません。
このような国内と海外の仮想通貨取引所の違いをしっかりと把握して利用しましょう。
海外仮想通貨取引所の始め方
実際に海外仮想通貨取引所を利用するにはどのような流れになるかを解説します。
海外仮想通貨取引所で仮想通貨取引をするまで以下3ステップです。
- 海外仮想通貨取引所に登録
- 国内仮想通貨取引所から仮想通貨を海外仮想通貨取引所へ送金
- 海外仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する
海外仮想通貨取引所に登録
まずは海外仮想通貨取引所に口座開設をしましょう。
本人確認は必要のない取引所が多く、その場合には必要なのはメールアドレスのみです。公式サイトにアクセスし、登録または口座開設などをクリックすると口座開設フォームがでてきます。
必要事項をフォームに入力し、登録が完了するとメールアドレスにメールが届くので、それから取引を開始できます。
国内仮想通貨取引所から仮想通貨を海外仮想通貨取引所へ送金
海外仮想通貨取引所では日本円の直接の入金はできません。クレジットカード払いなどの利用もできますが、手数料が高く設定されています。
手数料を気にするのであれば送金手数料が低い国内仮想通貨取引所や仮想通貨で送金しましょう。
おすすめの国内仮想通貨取引所は「コインチェック」です!!
海外仮想通貨取引所内のウォレット画面で、国内仮想通貨取引所で入手した銘柄の入金を選び、入金アドレスをコピーします。コピーした入金アドレスを国内仮想通貨取引所に登録します。
国内仮想通貨取引所の画面で送金を選択したのち、送金先アドレスに先ほどの入金アドレスをコピーします。送金したい通貨の数量・利用するネットワークを選択したあと、送信実行を選びます。
画面に送金完了と表示されたらあとは待つだけです。選択した通貨と時間帯によって送信時間に変動があります。
取引所名 | コインチェック | DMMビットコイン | ビットバンク | BIT Point(ビットポイント) | Huobi Japan | bitFlyer(ビットフライヤー) |
---|---|---|---|---|---|---|
取引所画像 | ||||||
銘柄取扱数 | 18銘柄 | 20銘柄 | 21銘柄 | 14銘柄 | 26銘柄 | 17銘柄 |
販売所取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引所取引手数料 | 無料 | ー | Maker -0.02% Taker 0.12% (一部銘柄を除く) |
無料 | Maker 0.012~0.150% Taker 0.036~0.150% | 0.01~0.15% |
レバレッジ取引の有無 | ー | 2倍 | ー | 2倍 | 2倍 | 2倍 |
最低取引単位 | 500円相当額 | 販売所:0.0001 BTC 取引所:- |
取引所:- 販売所:0.00000001 BTC |
販売所:0.001 BTC 取引所:- |
販売所:0.001 BTC 取引所:0.0001 BTC |
販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.001 BTC |
運営開始日(日本国内) | 2014年8月 | 2018年1月11日 | 2014年5月7日 | 2016年3月 | 2016年9月 | 2014年1月 |
公式サイト | コインチェック 公式サイト |
DMMビットコイン 公式サイト |
ビットバンク 公式サイト |
BIT Point(ビットポイント) 公式サイト |
Huobi Japan 公式サイト |
bitFlyer(ビットフライヤー) 公式サイト |
海外仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する
仮想通貨の送金が完了したら、それを利用して仮想通貨を購入します。これで海外仮想通貨取引所でのトレードを開始できました。
はじめて海外仮想通貨取引所へ送金するときには少額で試してみるのが安心です。アドレスが間違っていた場合には自分の口座に着金せず、間違った入金分を取り戻すのは難しいので注意しましょう。
おすすめの海外仮想通貨取引所3選
国内・海外仮想通貨取引所のメリット・デメリットや違いを解説してきました。それをふまえておすすめの海外仮想通貨取引所を3つご紹介します。
紹介する3つの取引所は日本語に対応しています。自分の仮想通貨投資のスタイルにあわせて海外仮想通貨取引所に挑戦してみましょう。
BINANCE(バイナンス)
BINANCEは2017年に香港で設立された世界最大規模の海外仮想通貨取引所です。
銘柄取扱数が350以上もあり、取引高ランキングにて1位を記録しております。
海外仮想通貨取引所では本人確認を求めないことが多いですが、BINANCEは2021年から本人確認が必須となりました。なお、本人確認書類の提出については、日本国内の取引所でも求められますし、提出することについて危険性はないのでご安心ください。
BINANCEで日本人が口座開設できることや、本人確認に危険性がないかが気になる人は、下記の記事もご覧ください。なお、BINANCEでは今後も日本人は取引を続けることができるでしょうけれど、もしも海外取引所の利用を日本人が禁止された場合の措置について気になる人もいると思うので、その点も下記の記事では触れています。
BINANCE(バイナンス)の特徴
CoinMarketCapの24時間取引高ランキングで1位になっており、2022年5月の時点で2兆円もの取引が毎日行われています。取引量が多く流動性が高いので、希望する価格で取引ができます。
BINANCEの手数料は平均的か少し安いくらいです。
独自でバイナンスコイン(BNB)を発行しており、BNBを保有することで仮想通貨の取引手数料が割引を受けられる・コンバート(両替)を利用できる・Bainanceでローンを受けることができる等のメリットがあります。
取扱通貨も豊富で350以上の銘柄を購入可能です。日本でも購入できるメジャーな仮想通貨はもちろん、世界で人気のあるSOL・FTMなども購入できます。まだ知られていない草コインを購入することもできます。
Bybit(バイビット)
Bybitは2018年にシンガポールで設立された海外仮想通貨取引所です。
金融庁から無登録で営業していることを警告されていますが、日本から登録や取引が可能です。三崎優太さん(青汁王子)や与沢翼さんが利用しており、日本からも人気を集めています。2021年からは福岡県福岡市を本拠地にとするJ1リーグ・サッカークラブのアビスパ福岡とプレミアムユニフォームパートナー契約を締結しています。
Bybit(バイビット)の特徴
公式サイト・カスタマーサポート・スマホアプリも日本語対応しています。日本語への対応レベルが高いため、その点では国内仮想通貨取引所と同じように取引できます。英語に自信がないけれど、海外仮想通貨取引所に挑戦したいという方におすすめです。
最大100倍のレバレッジも特徴です。国内仮想通貨取引所に比べて高いレバレッジが可能なので、ハイリスクなトレードをしたい方に向いています。レバレッジの倍率は1~100まで設定できるので、自分にあわせたリスク設定が可能です。
CryptoGT
CryptoGTは2018年にキプロスで設立された仮想通貨取引所です。
仮想通貨FXに特化した取引所となっています。高機能取引プラットフォームMeta Trader5 (MT5) を導入しています。特に海外FXをやっていて、もともとMT5を使っている方にはわかりやすいでしょう。
CryptoGTの特徴
最大レバレッジ500倍という国内仮想通貨取引所では考えられないような倍率で取引ができます。1万円の証拠金で500万円の取引ができると考えるとかなり高いレバレッジであるとわかります。ゼロカットシステムも採用しているので、支払った証拠金以上に損失がでる心配はありません。
Bybitと同様カスタマーサービスも日本語の対応が可能です。口座開設や初回入金のほかにも魅力的なボーナスキャンペーンが行われています。
海外取引所でも、税金はかかるので注意
海外取引所で利益を出した場合でも、日本の居住者である以上は、日本の所得税と住民税がかかりますので、この点には注意してください。
海外取引所だから、確定申告をしなくても良いということにはならないのです。海外だから税務署にばれないということは決してなく、いずれはバレて追徴課税をされてしまうのです。
この点に関しては、下記の記事に詳しく書いてあるので目を通してくださいませ。
まとめ
国内・海外仮想通貨取引所のメリット・デメリットや違いについて解説しました。どの取引所がいいかは人それぞれです。海外仮想通貨取引所を使うのであれば、CoincheckやbitFlyerなどの国内仮想通貨取引所もあわせて開設しておくのがおすすめです。これらの取引所からは簡単に海外取引所に送金することが可能ですので、必ず口座作成をしておきましょう。
海外仮想通貨取引所ときくとハードルが高く感じますが、日本語対応可能な取引所であれば簡単に利用できます。国内仮想通貨取引所・海外仮想通貨取引所それぞれの特徴を把握し、自分にあった取引所で取引していきましょう。
この記事では、おすすめの海外取引所について説明しましたが、日本国内のおすすめの仮想通貨取引所については、以下でご確認ください。