BINANCE(バイナンス)の手数料はいくら?仮想通貨売買手数料や送金手数料について解説

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海外取引所のBINANCE(バイナンス)の手数料がいくらか、気になる人は多いでしょうから、この記事で解説します。

又、BINANCEの手数料を安くする方法に関しても説明します。

なお、仮想通貨の売買を行った際に支払う取引手数料送金(出金)手数料についても説明します。ちなみに、この記事をご覧になるとわかるのですが、BINANCEの手数料は決して高いということはなく、むしろ手数料率は安い方であると言えます。

BINANCEでクレジットカードを利用して仮想通貨を買った場合の手数料は高いので、ここはデメリットとなるので、クレジットカード利用に対する注意も記載しています。

BINANCEにはコンバート取引という機能もありますが、そこのスプレッドは実質的には手数料に近く、は気にするほどの金額ではないですが、そこにも触れておきます。

日本国内の取引所とお取引手数料の比較も行っているのですが、国内取引所のコインチェックとBINANCEを併用するのをおすすめしております。

目次

BINANCEの手数料の種類

BINANCEを利用するにあたってかかる手数料には、主たる部分では送金(出金)手数料取引手数料があります。そのほか。クレジットカード利用時の手数料も別途あります。

送金(出金)手数料は、BINANCEから他の取引所に仮想通貨を送金する際に支払う手数料となります。

取引手数料は仮想通貨(暗号資産)を売買するときに支払う手数料です。

取引回数が多い場合には、この取引手数料が高いか安いかは非常に重要で、長い目で見ると、残される資産の額に大きな影響を与えます。

BINANCEの取引手数料は他と比較しても高いということはなく、若干安い方であると言えるでしょうし、だからこそ世界最大級の取引所になったと言えます。

BINANCEの送金(出金)手数料

BINANCEの送金(出金)手数料は、送金する仮想通貨の種類によって価格が変わってきます。

高いか安いかの判断は、各々の仮想通貨の送金手数料を調べてから判断しましょう。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETC)、リップル(XRP)などの送金で人気の仮想通貨の送金手数料は、一般的な取引所と比較してもあまり変わらず、平均的な値段だと言えるでしょう。

主要な通貨の送金手数料はBINANCEのページで確認可能です。

2023年1月時点で有効なBINANCEの出金手数料の一覧表
こちらのバイナンスの公式サイトのCrypto Feeのページで各銘柄の出金を検索して確認できます

なお、入金時にBINANCEが入金手数料を取ることはありません。

BINANCEの現物取引の手数料

ここではBINANCEの現物取引の手数料を解説します。

BINANCEの特徴として、顧客のBINANCEへの貢献具合によって、手数料が割引されるところにありますので、その点も併せて説明いたします。VIP顧客としてのレベルが上がると、手数料面で優遇される仕組みになっています。

取引手数料の一覧(2022年7月現在)

基本的に、BINANCEの現物取引の手数料は0.1%となります。

100万円分の取引を行ってかかる手数料は千円となりますので、安いと感じる投資家が多いでしょう。 ただし、次の一覧表のとおりで、過去30日間の取引量と保有BNB残高によって決定されるVIPレベルが上がると、手数料は割り引かれていきます。

2022年7月現在はVIP4以上の取引手数料が大幅に割り引かれていることがわかりますが、こういったBINANCEのキャンペーンが行われることもあるので、有効活用したいですね。

2023年1月時点で有効なBINANCEの現物取引手数料の一覧表
引用:BINANCEの公式サイト  クリックすると拡大します

Maker(メイカー)とTaker(テイカー)の意味

先に挙げた手数料の一覧表にはMaker(メイカー)とTaker(テイカー)があり、両者の手数料に違いがあります。

Maker(メイカー)とは、取引板にない価格で指値注文して、約定して取引を行った場合を指します。

Taker(テイカー)とは、既に取引板に存在する価格で注文して約定して取引した場合が該当しますが、成行の注文の場合もTaker(テイカー)に該当することになります。

Maker(メイカー)は取引板に流動性を生み出してくれるために、BINANCEとしては、手数料面でインセンティブをMaker(メイカー)に与えているのです。

BINANCEには販売所はない

基本的に、BINANCEには販売所という概念がないので、板取引でトレードを行うことになります。

日本の取引所ですと販売所を持っていることが多くあり、その場合はスプレッドという「買う場合と売る場合の差額」を気にする必要がありますが。スプレッドは実質的な手数料としての役目を果たしていると言えます。

BINANCEの場合は、そこは気にしなくても良いのです。

BINANCEの先物取引の手数料

BINANCEでは先物取引を行うことも可能です。

先物取引の場合は、現物取引とは別個の手数料が定められています。

仮想通貨投資初心者の人にはリスクが小さな現物取引がおすすめですが、慣れてきたら先物取引などを無理のない金額で行ってみても良いでしょう。

決して、他の取引所と比較しても、BINANCEの先物取引にかかる手数料(金利含む)が高いとは言えないでしょう。

USDⓈ-M先物取引の手数料(2022年7月現在)

USDⓈ-M先物取引の手数料は、下記の一覧表のとおりとなります。

USDⓈ-M先物取引とは、USDT又はバイナンスの通貨であるBUSDで決済される永久契約(無期限契約)又は四半期契約による先物取引のことです。

ここでもVIPレベルに応じて手数料が割り引かれる仕組みが採用されています。手数料額もしっかりとコストとして計算に入れて、損益計算を行いましょう。

2023年1月時点で有効なBINANCEのUSDⓈ-M先物取引の手数料の一覧表
引用:BINANCEの公式サイト  クリックすると拡大します

COIN-M先物取引の手数料(2022年7月現在)

COIN-M先物取引の手数料は下記の一覧表のとおりとなります。

COIN-M先物取引とは、USDⓈ-M先物取引と違い、仮想通貨で決済が行われる永久契約(無期限契約)又は四半期契約の先物取引となります。

こちらも現物取引やUSDⓈ-M先物取引と同様に、過去30日間の取引量と保有BNB残高により決められるVIPレベルごとに手数料率が区別されています。

2023年1月時点で有効なBINANCEのCOIN-M先物取引の手数料の一覧表
引用:BINANCEの公式サイト  クリックすると拡大します

証拠金借入金利(2022年7月現在)

BINANCEの証拠金借入金利は下記の一覧表のとおりとなります。

証拠金借入金利も手数料のようなものだと考えて、仮想通貨売買にかかる経費と捉えて損益を計算する必要があります。金利についても改定されることがあるので、証拠金取引を行う人は、都度チェックをするようにしておきましょう。

2023年1月時点で有効なBINANCEの証拠金借入金利の一覧表
引用:BINANCEの公式サイト  クリックすると拡大します

コンバート取引は若干のスプレッドがある

BINANCEではコンバート取引が存在します。

ユーザーはコンバート取引で、特定の仮想通貨を他の仮想通貨やバイナンスコイン(BNB)に交換することができます。

このコンバート取引に対して手数料は発生しませんが、スプレッドは発生します。

ただ、安い損失なので、気にしなくて良いでしょう。

BINANCEで取引を行っていると、取引した仮想通貨に関して、ダストと表現される、市場で売れないような小さな単位の残高が出てしまいます。

こちらに関して、BNBにコンバートすると良いでしょう(上場廃止となったコインに関してはコンバート不可です)。

BINANCEでクレジットカードで仮想通貨を購入した場合の手数料

BINANCEでは、クレジットカードやデビットカードを利用して仮想通貨を購入することも可能です。

購入手続きが簡単であるというメリットがあります。

しかし、クレジットカードを利用した場合の手数料は高いので、ちょっと無駄なコストとなるので、あまりおすすめできません。

手数料額は、10USD又は購入した仮想通貨の額の3.5%となっています。

一般的な購入方法と比較すると非常に高いので、手数料コストの面からは大きなデメリットがあります。

国内のコインチェックなどの暗号資産取引所からBINANCEにビットコイン(BTC)を送金して購入した方が結果的には手数料が低く抑えられるので、この方法をおすすめします。

BINANCEの手数料を安くする方法

仮想通貨取引においては、手数料を低く抑えることで、利益を増やすことができます。

手数料にはこだわって、利益率を高めていきたいものです。

ここでは、BINANCEを利用するにあたって、手数料額を安く抑える方法をご紹介いたします。

独自トークンのBNBを利用すると安くなる

バイナンスのトークンであるBNBを使って仮想通貨取引を行うと、手数料が25%割引きされます。

BINANCEが自社トークンの利用者にインセンティブを渡していると言えますが、利用者としてはありがたいことですね。

自分のアカウントにログインし、「Using BNB to Pay for fee」で設定を行うと、手数料がBNB支払になります。

0.1%の手数料ですと、100万円の取引をすると1,000円の手数料が通常は取られますが、25%割引きになると、750円の支払に減額されます。1回ごとの節約額は大きくなくても、ちりも積もれば山となるで、最終的な利益に大きな影響を与えます。

差額の250円を更に投資に回せると考えると、その250円からも利益が生まれる可能性があるのです。 したがって、BNB払いは非常に有利であると言えるでしょう。

BNBは比較的安定した仮想通貨で便利

BINANCE発行の独自トークンのBNBは時価総額も大きいコインですし、BINANCEという世界最大級の取引所が取り扱うコインですので、市場からの信頼性は高いです。

したがって、安全面からも問題ないと言えるでしょう。価格の安定性も比較的高いので、手数料を安くするために持っておいて損はないでしょう。

手数料無料などのキャンペーンを利用する

基本的な手数料は定められていますが、BINANCEは手数料を無料にしたり、減額するキャンペーンを行うことがあります。

こういったキャンペーンを利用することでも手数料を安くすることができます。

ただ、キャンペーンの対象となる銘柄や取引ペアだからといって無理に買うようなことはせず、ご自身が投資を検討していた銘柄についてキャンペーンが行われた場合に購入するのが良いでしょう。

送金(出金)手数料を安くする方法

BINANCEのウォレットから他の取引所等のウォレットに送金(出金)を行う際は、なるべくまとまった金額で送金するようにしましょう。

細かく回数を分けるよりも、一括して送金した方が手数料は安いのです。

なお、NEOという仮想通貨については送金手数料が0円とされています。ただし、NEOについても価格変動のリスクがありますし、送金先でNEOをUSDCなどのステーブルコインやビットコインに交換すると、そこでまた手数料がかかるので、その点は注意しましょう。

BINANCEと日本の取引所の手数料の比較

BINANCEの手数料と日本の取引所の、仮想通貨売買にかかる手数料を比較してみましょう。

両者を使い分けることで、手数料コストを抑えることができるでしょう。

日本の取引所では販売所が存在し、そこでは手数料の代わりにスプレッド差額によりコストが生じますが、このスプレッド価格は高いので、あくまでも日本の取引所で板取引をした場合との比較となります。

BINANCEでは、仮想通貨売買にかかる手数料は0.1%ですが、日本国内では売買手数料が0円という取引所も存在するのです。BINANCEと比較しても、有利な取引所があるということです。

その手数料無料の取引所の1つめはコインチェックです。

コインチェックでは、板取引に関しては取引手数料が0円とされていますので、手数料を気にせずに取引できます。

もう1つはビットポイントで、こちらも取引手数料は無料です。

コインチェックもビットポイントもBINANCEよりも手数料面では有利なのですが、取引銘柄数の面、又、知名度の点からは日本を代表する大手取引所であるコインチェックがおすすめできます。

コインチェックの取り扱い銘柄数が日本国内では多いとしても、BINANCEのように膨大な種類の仮想通貨を取り扱っているわけではありません。

そのためBINANCEとコインチェックを併用するのが最適だと考えられます。

BINANCEでしか扱ってない銘柄はBINANCEで購入し、コインチェックでも取り扱いがある場合には、手数料無料のコインチェックで購入するとメリットが大きいでしょう。

BINANCE(バイナス)の手数料についてのまとめ

この記事ではBINANCEにおける仮想通貨の売買手数料、送金(出金)手数料、クレジットカード利用による手数料などに関して説明しました。手数料に近い証拠金借入金利についても説明しました。

又、各種手数料を安くするためにBNBを利用したり、送金で工夫をした方が良いことも書きました。

長期的に利益を出し続けるプロの投資家は、とにかく手数料にはこだわるものです。

仮想通貨取引を開始するときは、セキュリティや取り扱い銘柄も重用ですが、手数料面にも注目して取引所の選択をしたいものです。

なお、既に述べたように、手数料無料の国内取引所のコインチェックは大変おすすめできます

基本的にはコインチェックで仮想通貨を購入して手数料を抑えつつ、そこで取り扱いがない銘柄はBINANCEで購入するのが良いでしょう。両方の取引所の間での送金も簡単に行えるので、ペアで持っておくと便利であると言えます。

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