イーサリアム(ETH)の歴史や特徴から見る将来性と今後の価格の予想【リアルタイムチャート】

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【ETH/USD】リアルタイムチャート

目次

イーサリアム(ETH)とは?

イーサリアム(ETH)は今話題の仮想通貨です。ビットコインに次ぐ時価総額を持っており、2014年の誕生以来、何度も乱高下しながらも価格上昇してきています。

世界的な大企業からも注目されており、仮想通貨全体はもちろんのこと、イーサリアム自体にも大きな期待が寄せられています。

この記事では、イーサリアムの歴史とこれまでの価格推移、特徴、今後の価格の予想について詳しく解説します。

イーサリアムの特徴は、スマートコントラクトの機能が実装された分散型アプリケーションプラットフォームである点です。

「スマートコントラクト」、「分散型アプリケーションプラットフォーム」については後ほど詳しく説明します。

イーサリアムは取引量でビットコインには及びませんが、ビットコインよりも複雑な取引が行えます。このような特徴が、イーサリアム(ETH)の将来性や、今後の価格にポジティブな影響を及ぼすでしょう。

なぜなら取引の承認に使う「ブロック」の生成間隔が、ビットコインは約10分であるにもかかわらず、イーサリアムはわずか約15秒と短いため、大量の取引を速く行えるのです。

なお、イーサリアムは汎用性が高いため、様々な側面で今後の将来性を期待されています。NFTの普及によってイーサリアムの価格の将来性の予測、見通しは比較的良好であると言えるでしょう。

本日のイーサリアム(ETH)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】

イーサリアムの最新の時価総額や価格、市場流通量などの情報は以下となります。

仮想通貨(暗号資産)名称 Ethereum
単位(ティッカーシンボル) ETH
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) 197,573.64円(1,622.597446ドル)
時価総額 24,177,850,077,211円
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるETHの割合) 18.6591%
時価総額ランキング 2位
上場以来の最高価額(ATH) 4,878USドル
市場流通量(循環している供給量) 122,373,867ETH
ETHのHP オフィシャルHP
2023年2月28日現在

イーサリアムに興味がある方は、有名な大手取引所であり、かつ、取引もしやすいと評判のコインチェックのサイトを見てみましょう。

考案者

イーサリアム(ETH)を最初に考案したのは、ロシア系カナダ人のプログラマ『ヴィタリック・ブテリン』です。

イーサリアムはヴィタリック・ブテリンが中心となって創設された『イーサリアム財団』が中心となって開発が進められています。

イーサリアムの販売は2014年に開始されました。まだ仮想通貨が世の中で有名になる前の段階で、イーサリアムは生まれたのです。

イーサリアムの注目度から見る今後の価格の予想

イーサリアムが注目された理由の一つに「NFT」があります。

NFTはNon-Fungible Tokenの略で、「代替不可能なトークン」という意味です。

これまでのデジタルデータはだれでも複製できてしまい、所有権を持たせることが難しいものでした。たとえばインターネット上で同じ画像をいろんなサイトで数え切れないほど見かけたり、SNSなどでアニメや有名人のデジタル画像がたくさん出回っているのはデジタルデータに所有権を持たせられないからです。

ところがNFTの登場により状況が変わりつつあります。NFTとしてイーサリアム上でデジタルデータを販売することにより、取引の履歴がブロックチェーン上で記録されるのです。ブロックチェーン上に記録されることで、NFTの購入者は「所有権を持っている」ことと「本物の作品である」という証明が確定されることになります。本物であるからこそ、代替不可能ということにもなります。

入手困難なライブのチケットの買い占め、高額転売が問題になったことがありますが、イーサリアム上でライブのチケットが販売されるようになると複製防止できますので、転売問題は解決すると考えられます。

このような特徴、イーサリアムの特徴、強みを考えると、需要は増えるので今後の価格の予想としては徐々に上がっていくと考えられ、2025年、2030年という節目の年においては、都度、価格は大きくなっているのではないでしょうか。

ビジネスへの活用

有力企業団体『EEA』(Enterprise Ethereum Alliance)が2017年2月末に設立されました。

主な目的はイーサリアムをビジネスシーンで活用するための研究と開発です。

マイクロソフトやインテル、JPモルガンなどの世界的大企業を始めとして、日本企業でも三菱UFJフィナンシャルグループやトヨタ自動者の子会社などもEEAに加盟しています。

EEAでは情報保護やセキュリティを使いやすいものにし、ビジネスでの活用に耐えられるよう、単一の仕様の開発を目指しています。

世界的大企業がイーサリアムに力を入れているのは、イーサリアムの未来が明るいからだといえます。

企業が仮想通貨(暗号資産)業界への参入を検討する時、真っ先に上がってくるのがビットコインと、こちらのイーサリアムなのです。

顧客の仮想通貨の決済を導入する時や、Twitterなどを含める投げ銭による支払機能導入するときも、まずこの2つのコインにより行われています。このことからもわかるように、これらの通貨を抑えてから、他のコインの利用を考えると言っても過言ではないでしょう。

DeFi分野でもイーサリアムは不可欠の存在

DeFi(分散型金融/Decentralized Finance)とは、中央による管理者の存在しない金融サービスのアプリケーションのことです。金融商品投資を行うことにより仮想通貨の保有者は収益を得ることが出るのでDeFiや関連銘柄の人気は高まるばかりです。

このDeFiに関しては、イーサリアムのブロックチェーンを利用していますので、この点においてもイーサリアムの存在の大きさが感じられます。又、DeFiの発展や普及やイーサリアムの将来の価格にもポジティブな材料となるでしょう。

イーサリアム(ETH)の歴史とこれまでの価格の推移

トークンセール

イーサリアムは2014年7月、開発資金の調達を目的とした、「トークンセール」を実施しました。

トークンセールとは、事業を進めたい団体もしくは個人が事業資金を集めるために、新しくオリジナルトークンを発行、そのオリジナルトークンを購入してもらうことで資金を調達する方法です。

このときに集まった資金はなんと、約32,000BTC(BTCはビットコインの通貨単位)です。

イーサリアムは集まった資金を元手に、1年間の準備期間を経て、本格的に開発を開始しました。

フロンティア

2015年7月30日、イーサリアムの第1弾のアップデート「フロンティア」がリリースされました。

フロンティアにより、イーサリアムは一般に公開されることになります。

それまではバグの発生を考慮し、イーサリアムは開発者向けの仕様になっていました。そのため、ブロックチェーンに記録ができないようになっていたのです。

フロンティア以降はマイニング、アドレス間の資金移動ができるようになりました。

また、当初からイーサリアムへの期待値は大きかったため、リリース直後からイーサリアムのプラットフォーム上でいくつもプロジェクトが立ち上がっています。フロンティアで注目を集めたイーサリアムについては、2015年の年末には100円強の価格で推移していました。

ホームステッド

2015年7月のフロンティアから半年後、イーサリアムの安定的な稼働が確認できました。

そのため2016年3月14日に開発第二段階のホームステッドへアップグレードしました。

しかしここで問題が発生します。歴史に残る大事件「THE DAO事件」です。

THE DAOとはスマートコントラクトを利用した自立分散型の投資ファンドの立ち上げを目指すために作られたプロジェクトです。

THE DAOには当時のETH(イーサリアムの通貨単位)発行総量の約10分の1にあたる、約762万EHH(約1億3,232万ドル相当)の資金が集まるという、規模の大きいICOでした。

事件が発生したのは2016年6月。THE DAOのシステム上のバグを突かれてしまい、約50億円相当ものイーサがハッキングされてしまいました。

この事件を受けてイーサリアムの開発者コミュニティが被害者救済処置を発表、通称『ハードフォーク』を実施します。

被害者救済処置には当初、3つの対処方が提案されました。

  1. ソフトフォークによりハッカーのアドレスを無効化
  2. THE DAOのスマートコントラクトの動きが正しかったとして、ハッカーに資金を明け渡す。
  3. ハードフォークで不正送金をなかったことにする。

ハードフォークはハッカーが盗んだイーサの取引記録をブロックチェーン上から削除するものです。

ハードフォークに対し、イーサリアムの開発者コミュニティ内からも反発の声は上がりましたが、結果としてハードフォークを実行しました。

このときのハードフォーク反対派のグループはイーサリアムから離れ、イーサリアムクラシックを運営しています。

THE DAO事件をなかったことにしたイーサリアムに対し、イーサリアムクラシックはTHE DAO事件をなかったことにしないで、オリジナルのイーサリアムのブロックチェーンを継承しています。

紆余曲折はあったものの、2016年の年末には2015年の年末の価格をかなり大きく上回り、900円を超えています。

メトロポリス

メトロポリスアップグレードは2017年の「ビザンチウム」、2019年の「コンスタンチノープル」の2つのアップグレードで構成されています。

メトロポリスで劇的に変わったのは「ゼロ知識証明」です。

メトロポリスは匿名性の向上を目指して、ゼロ知識証明という技術をイーサリアムに導入しました。

ゼロ知識証明は取引で使うアドレス、送金額などのプライバシーに関わる情報を公開しません。

ゼロ知識証明はプライバシー情報を用いることなく、取引の正当性を証明できる技術です。

ゼロ知識証明が導入されることで、プライバシーの保護であったり、外部から特定の取引を見つけて攻撃するのが困難だったり、セキュリティが大きく向上しています。

またメトロポリスにより処理速度が向上しました。マイニングの難易度を示す「ディフィカリティ」が低下し、マイニング報酬が減額されました。

取引の承認をおこなう「マイナー」はそれまでよりも迅速な取引を実現し、1ブロックあたりの生成時間が短縮できました。

2017年のビザンチウムが行われ、コンスタンチノープルへの期待によって、2018年前半には15万円を超える価格となりましたが、仮想通貨市場全体の相場が弱気となってしまったため2018年の12月の価格では一時的に1万円を割ってしまいます。その後2019年には盛り返し、年末価格は15,000円近辺となっています。

セレニティ

2020年12月1日、イーサリアム2.0への変更を目指すアップデート「セレニティ」が行われました。

ビーコンチェーンと呼ばれる、イーサリアムのメインネットと異なる領域に「PoS」を実装しようというものです。PoSとはプルーフオブステークの略です。

イーサリアムは2014年の販売開始当初から、将来的にコンセンサスアルゴリズムをPoWからPoSへの移行を計画してきました。

イーサリアム2.0の主な目的は、スケーラビリティの問題解消および環境負荷の軽減です。

スケーラビリティの何が問題かといいますと、イーサリアムの処理性能をトランザクション数が上回ってしまうことです。イーサリアムは現状、1秒間に15トランザクション程度しか処理できません。

トランザクションを即時処理するために通称「ガス代」といわれる手数料を高めに設定する必要がありますが、スケーラビリティの問題により、ガス代の高騰を引き起こしているのです。

環境負荷の軽減につきましては、PoWからPoSへの移行で実現されます。PoSではブロックを形成する際のマイニングは行われません。マイニングが行われないことにより、大幅に電力消費を抑えることが期待されています。

なお、セレニティはフェーズ2までの4つの段階があります。

  • フェーズ0  ―ビーコンチェーンの稼働
  • フェーズ1  ―シャード
  • フェーズ1.5―メインネットでのPoSの稼働(2022年マージで稼働)
  • フェーズ2  ―未定

2020年末には7万円台まで持ち直し、その後の2021年の仮想通貨相場全体の上昇に乗り、2021年11月には53万円台までつけてATH(過去最高価額)となっています。2022年には仮想通貨の調整相場が続いており、30万円程度で推移していますすが、今後BTC価格などの上昇が起きると予想する専門家も多く、その際にはイーサリアムは再びATHを目指すのではないでしょうか。

マージ

なお、2022年7月7日には、イーサリアムメインネットとビーコンチェーンを統合させるThe Merge(マージ)というアップデートをイーサリアムのテストネットのSepoliaが実装し、2022年8月11日には、テストネットGoerliでThe Mergeの実装を完了し、同年9月6日には「Bellatrix(ベラトリックス)」が起動しました。

そして、2022年9月15日にマージが完了し、POW(プルーフ・オブ・ワーク)からPOS(プルーフ・オブ・ステーク)への移行が完了しました。

マージによりスケーラビリティへの問題などが解決されると、イーサリアムの価格にプラスの影響を及ぼすでしょう。

イーサリアム(ETH)の特徴は?

では、ここからはイーサリアムの特徴について解説していきます。特徴を知るほどイーサリアムの将来性の高さが理解できると思いますし、それは今後のイーサリアム価格の展望を考える上でも重要なことです。

スマートコントラクト

イーサリアムの大きな特徴の一つが「スマートコントラクト」です。

スマートコントラクトはブロックチェーン上にプログラムを書き込める仕組みを持っています。

ブロックチェーン上にプログラムを書き込めることの何がすごいかといいますと、設定した要件を自動的に実行させるところです。

たとえば1年後に10ETHを親に送金したいと設定したとすると、設定したとおりに1年後、親に送金が完了しています。

スマートコントラクトの仕組みを利用すると業務効率が向上します。

あらかじめ決めておいた取引内容が自動で実行されるということは、商品の売買や不動産取引でも応用できますし、それだけにとどまらず、今後もさまざまな分野に広がっていくことが期待されています。

このスマートコントラクトという最も大きなイーサリアムの特徴が、イーサリアムを時価総額2位の価格のコインに押し上げたと言っても過言ではないでしょう。スマートコントラクトを実装する他のコインもありますが、イーサリアムが既に先駆けとしてブランドとしての地位を確立しているので、この地位は今後の価格の予想に対してもポジティブに働きます。

分散型アプリケーションを構築するプラットフォーム

イーサリアムでは分散型アプリケーションも大きな特徴の一つです。

分散型アプリケーションとは、企業や政府、銀行のような中央管理者がいなくても稼働できるアプリケーションのことをいいます。

なぜ中央管理者不在でも稼働できるのかといいますと、分散型アプリケーションに参加している全員がデータを分散管理するからです。

分散型アプリケーションの参加者は仕様変更などの意思決定に関われます。分散型アプリケーションは本来ですと、特定のエンジニア以外には開発が難しい分野です。

しかし、イーサリアムの登場により、分散型アプリケーションの敷居が低くなりました。イーサリアムの成功事例のおかげで、分散型アプリケーションを使う仕組みが増えています。

ERC20規格

イーサリアムでのブロックチェーン上で発行されるトークンは「ERC20」で規格が統一されています。

ERC20とは「Ethereum Request for Comments 20」の略です。

ERC20の規格で発行されるトークンは「ERC20トークン」と呼ばれます。

ERC20の提案者は、「ファビアン・フォーゲルステラー」です。

従来の場合、新たに仮想通貨を作るとなると1からブロックチェーンの構築を行わなければなりません。

1からブロックチェーンを作るのはプロセスにかかる時間、コストがかかります。

ところが、「ERC20トークン」は既存のブロックチェーンを利用できるため、時間とコストを最小限に抑えられます。

仮想通貨の管理に必要な『ウォレット』も本来はそれぞれのブロックチェーンごとに必要ですが、ERC20規格に準拠したウォレットですと、複数のERCトークンを1つのウォレットで管理できます。

イーサリアム(ETH)の口コミや今後の価格推移の予想や将来性

イーサリアムはカナダでETF承認をされましたので、今後アメリカでもETF承認されるかもしれないという将来予測は多くあります。

そうなるとより多くの一般投資家が参入してくるでしょう。

又、イーサリアムがベースとなるDeFiが増加していく以上は、それに伴ってETH自身の価格が上昇していくことでしょう。NFTの人気の高騰もイーサリアム価格には確実にプラスに働きますので、将来価格の見通しとして1万ドルを超える可能性は十分にあります。

そうなるとETHの時価総額も非常に大きなものになっていると予測できます。

イーサリアムの評判や口コミ、今後の将来性に関しては非常にポジティブなものが多く、実際の使用価値に裏付けされた強さがあります。

なお、2022年にはEHTがBTCの価格を抜くという大胆な予想をBlock Tower CapitalのRaul Rai氏はしており、この噂に期待して投資した人もいるでしょう。

2022年5月11日に、イーサリアム自体とは関係ないことなのですが、ステーブルコインであるUST相場がドルと一時的に連動しなくなるという事態が生じてしまい、関係銘柄のテラ(LUNA)が暴落したため、トレーダーがリスクオフのために一時的に資金を仮想通貨市場から引き揚げたために、イーサリアム価格も一定程度下がりました。ただ、これは関係ない銘柄から受けた余波的影響に過ぎません。

FTXの破産などもあったため、2022年の年内の高値更新は難しいと予想しますが、2023年以降の将来の価格予想としては、日本円として80万円、100万円、120万円といった価格は現実的に達成可能な目標でしょう。今後の価格推移は、おそらく急騰と急落を繰り返すと思いますが、下値を徐々に切り上げる形のチャートになってくるのではないでしょうか。

2022年9月15日にThe Merge(マージ)の実装完了したことにより長期的な価格が上昇していくという予想を立てることもできるでしょう。

当ページの最上部のETHのリアルタイムチャートからもわかりますが、仮想通貨(暗号資産)としては二番目の時価総額であるため、ボラティリティはBTC同様に小さいので安定性が高い仮想通貨銘柄となります。しかしながら、リスクを減らすという意味では、毎月同じ金額を積み立て投資するドルコスト平均法を利用して、暴落リスクに対処しながら資産構築を目指すのも良策でしょう。

ゴールドマンサックスのイーサリアム(ETH)に関する今後の予想

2021年に、ゴールドマンサックスは、スマートコントラクトで最も人気があるプラットフォームであるイーサリアム(ETH)は、実際に使用される可能性が最も高い仮想通貨であると述べています。

今後において「価値の保存手段」としての地位を高めると、今後ビットコイン(BTC)の時価総額にまで到達する可能性があるとまで指摘しています。「価値の保存手段」とは、価値が減らないと考えられる金や銀のような存在になるということでもあります。

ビットコインは仮想通貨業界の先駆けとして知名度も最も高いですが、機能という意味ではイーサリアムが上回っているとも言えますし、用途が多いので、ビットコイン並みの時価総額になる可能性も否定できないでしょう。

もしそれが実現すると、イーサリアムの価格は何倍にも上がることが予想できます。

Ryan Gorman氏のイーサリアム(ETH)の将来価格への強気の予測

ライアン・ゴーマン(Ryan Gorman)氏は、Trade the Chainの共同創立者の1人ですが、イーサリアムの将来性や今後の価格推移に関しては非常に強気な予想をしています。

2030年にはETH価格は10万ドルになると予想しているのです。その理由としては、DiFiのプロジェクトなどは引き続くイーサリアムのブロックチェーン上で行われるのでイーサリアムが必要となり、急速な成長を成し遂げるためです。

ビットコイン(BTC)も超える価値を保有する仮想通貨(暗号資産)になると考えているようです。

確かに、イーサリアムの利便性や機能はBTCを上回るところが多く、BTCはどちらかというとそのブランド力で価値を持っているので、両者の順位が逆転することもありうるでしょう。

スタンダードチャータード銀行の予想

ロンドンに本拠地を置くスタンダードチャータード銀行(Standard Charterd Bank)はイーサリアム企業連合(EEA)にも加盟していますが、イーサリアムの今後の価格に関して言及しています。

イーサリアムの本来の公正な価値は2.6~3.5万ドルであるとした上で、ビットコインの価格にも影響を受けることを前提として、ビットコインが17.5万ドルで取引されるようになると、イーサリアムは上記の価格水準まで伸びるとしています。

スタンダードチャータード銀行の言うように、やはり常にビットコインの影響は受けるので、イーサリアム価格の将来性を占う上では、ビットコインの価格推移に関する分析も欠かせないということになるでしょう。

イーサリアムのまとめ

今回はイーサリアム(ETH)とは何か、イーサリアムの歴史と特徴について解説しました。

イーサリアムの価格はここ数年で何度も乱高下を繰り返しながらも、大きく値上がりしてきました。

イギリスの経済誌「インディペンデント」の調査によりますと、2025年には2万ドルに上がるといわれています。これだけの将来の予想価格が出てくるのも、イーサリアムがもはやなくてはならない仮想通貨であるためです。

イーサリアムの問題の一つとして、1回の送金で数百円~数千円かかる「ガス代(手数料)」がありますが、今後のアップデートでガス代が下がっていくことが期待されています。

イーサリアム財団はアップデートでPoSへの移行が完了すれば、イーサリアムの取引にかかる消費電力が99.95%削減できる可能性があると発表しています。

ガス代、消費電力がともに解決できれば、イーサリアムは環境にやさしくて使いやすい仮想通貨として認知され、さらに利用が拡大していくことでしょう。

イーサリアムは現状ではまだ使いにくい点が残りますが、徐々に改善されるでしょうし、DiFi分野や様々なアプリケーション分野でもイーサリアムは不可欠の存在であるため、今後の進展が注目されます。仮想通貨取引を行うのであれば、まずは購入したいコインの一つと言えますね。

仮想通貨初心者の人がイーサリアムを購入する場合は、少額からでも買えるコインチェックはおすすめできます。

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