人気上昇中のNFTトレカとは?仕組みや買い方、売却方法を解説!

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この記事では、近年人気急上昇中のNFTトレカについてご紹介していきます。NFTトレカはNFTを利用したトレーディングカードのことで、「デジタルトレカ」とも呼ばれています。

今、日本のみならず世界中でトレーディングカードが流行しています。もともとコレクション性が高く根強い人気があるのがトレカの特徴ですが、近年はYoutuberなどの影響もあり人気が急上昇しているのです。また、トレカには資産的価値も高いとされており、投資家なども市場に参入していることも要因として挙げられます。

そんなトレカのデジタル版として注目されているのがNFTトレカです。サッカーなどのスポーツのトレカ、ももクロをはじめとするアイドルのトレカ、この記事では、NFTトレカの仕組みや買い方売却方法をご紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。

目次

NFTトレカとは?

そもそもNFTとは、Non-Fungible-Tokenの略で「偽造不可能な鑑定書・所有証明証付きのデジタルデータ」のことです。ブロックチェーンの技術を用いた仕組みで、仮想通貨で多く使われてきました。

このNFTとトレーディングカードを合わせたのが「NFTトレカ」です。本来、トレーディンカードは「紙」が主流でした。現在もポケモンカードや遊戯王、MTG(マジックザギャザリング)などのカードも紙で流通しています。投資としても注目されており、なんと紙のトレカの最高取引額は約18億円でたった1枚のカードが取引されました。貴重なトレカになればなるほど、時間と共に相場の価格が上がる傾向にあります。

紙のトレカは貴重ですが、偽物やコピー品、劣化などの不安材料も多く投資家等の多くはこれらのことを危惧していました。そこで注目され始めたのが、「NFTトレカ」なのです。NFTトレカは、NFT技術を使っており偽物やコピーを作ることはできません。また、過去の取引記録も全て記録されるため安心して取引をできるという特徴もあります。

NFTトレカには偽物やコピー品を作ることができない安心性と、希少性の2つの面があります。安心性はもちろん先ほど紹介したNFT技術です。希少性は「2度と同じカードが作れない」ことにあります。紙のカードはデータを紙に印刷しているため、極端な話制作会社がいつでも人気のカードを増販することが可能です。しかし、NFTトレカであれば「初回盤限定カード」であればそのことがNFTに記載されるため希少性を保つことができるのです。

NFTトレカにはどのようなものがあるのか

NFTトレカは2020年10月にスタートしたサービスです。最初に発売されたトレカSKE48の「いきなりNFTトレカ」が始まりです。超人気アイドルグループとマイナー分野であるNFTがタッグを組んだことにより当時は話題になりました。

発売されたSKE48コラボのトレカの他にもこのようなNFTトレカが現在存在しています。

  • SKE48
  • ももいろクローバーZ
  • BABYMETAL
  • よしもとデジタルトレカ
  • RIZIN FIGHTING COLLECTION
  • NBA Top Shot
  • Crypto Spells

有名なももクロや、BABYMETALのなどのアイドルグループやお笑いで有名な吉本興業、格闘技のRIZIN、バスケットの本場アメリカのNBAなど様々なNFTトレカが存在しています。

https://momoclo.nft-official.com/

中でもCrypto Spellsは日本最大級のブロックチェーンを利用したカードゲームとして注目されています。ゲームを進めていくと自分でカードを作ることができ、さらには作ったカードを売買することができるのです。

クリスペApp

クリスペApp

TOKEN POCKET INC.

NFTトレカの使い方

NFTトレカについては、単純に保有して満足するだけではなく、特典がつくこともなるというメリットがあります。持ってるだけでなく、実際には更なるサービスを受けるための使い道があると言えるのです。

特定のNFTトレカを一定数集めると、限定トレカをもらえたり、そのキャラクターの限定ボイスがもらえたり、ももクロなどのアイドルのメンバーの直筆の色紙を手に入れられたりなど、様々な展開があります。

どのような使い方ができるのかを先に調べてから購入すると良いでしょう。

NFTトレカの購入方法・買い方について

NFTトレカの購入方法についてご紹介していきます。NFTトレカを購入するためには仮想通貨が必要です。また、多くのNFTトレカはイーサリアム(ETH)で取引しているため、イーサリアムの通貨も必要になります。

仮想通貨取引所に口座開設

まず、仮想通貨取引所に口座を開設します。NFTトレカをする場合Coincheck(コインチェック)がおすすめです。他の取引所でもNFTトレカの購入はできますが、手続きや送金作業が慣れていないと難しいため不慣れな方はCoincheckが一番わかりやすいです。CoincheckはNFTのマーケットプレイスも持っているので、こちらの暗号資産取引所で口座作成するのが王道でしょう。

CoincheckにはNFTというマーケットプレイスがあり、そこからNFTトレカを購入するのが一番便利です。NFTトレカの購入方法は後ほどご紹介します。

イーサリアムを購入し、ウォレットに資金を移動

口座を開設し、資金を入金したらイーサリアム(ETH)を購入します。仮想通貨取引所では様々な仮想通貨を購入することができますが、NFTトレカを購入の際にはETHを使用して購入するのが便利です。

ETHを購入後、(マイ)ウォレットに資金を移動させましょう。ウォレットとは、いわゆるお財布のようなものでウォレットに資金を移動しなければ使うことができないので注意が必要です。

ウォレットには、コールドウォレットとホットウォレットがあります。コールドウォレットは外部から遮断されておりハッキングなどに強い特性があり、ホットウォレットはネット環境に繋がったお財布で送金や購入に便利という特性を持っています。

今回はマーケットプレイスでNFTトレカを購入するのでホットウォレットに保管しておくことになります。

マーケットプレイスにログインする

次にCoincheck NFT(β版)にログインしましょう。マーケットプレイスはNFTの市場のようなもので様々なNFTコンテンツをここで購入することができます。トレカ以外にも、「sorare」というブロックチェーンを用いたサッカーゲームや、「The Sandbox」というメタバースで遊ぶことができるゲームもあります。

ここではCoincheck NFT(β版)をご紹介していますが、マーケットプレイスは AdambyGMO、OpenSeaなども利用することができます。AdambyGMOでは絵画を買うこともできます。

マーケットプレイスによって扱っているコンテンツが異なりますので、自分にあったマーケットを見つけてみてください。また、マーケットにより手数料等も異なりますので注意が必要です。

気になるNFTトレカを見つけたら購入する

マーケットプレイスにログイン後、検索などからNFTトレカを探しましょう。気になるNFTトレカを見つけたら、すぐ購入することができます。基本的には仮想通貨ETHでの決済ですが、マーケットによっては他の仮想通貨やクレジットカードで購入することができますので気になる方は調べてみてください。

NFTトレカの売却方法・売り方について

NFTトレカの購入は簡単にできると共にNFTトレカの売却も簡単に行うことができます。

利用しているマーケットプレイスから出品を押し、自分が持っているNFTトレカを選択し値段と取引通貨決めるだけでネットショップのように直感的に売却することができます。

売却につきましても取引通貨かこだわりがない場合はイーサリアム(ETH)をおすすめします買い手が該当の通貨を持っていない場合なかなか売ることができない可能性があるためです。マーケットプレイスの流通通貨の大部分はイーサリアムなので買い手を逃さないためにも通貨の選択はよく考えるようにしましょう。

NFTトレカの転売で利益を得ようと考える方は、売買で使う仮想通貨(暗号資産)の相場の変動にも気を付けておきたいものです。

NFTトレカにおける現在の課題

では、ここからはNFTトレカにおける課題について解説していきます。

実物がないためコレクション性が低い

NFTトレカは通常のトレカとは違い当然実物はありません。そのため、コレクション性が乏しいのが現在の課題です。また、デジタル上に保管されるため盗難の危険性も0というわけではありません。

ポケモンやMTG、遊戯王などのカードは相場価格が高いものも数あり、1枚のトレカで何千万や何億と値が付くことも珍しくありません。このように貴重なトレカは需要があるからこそ値段が高くなっているのです。NFTトレカにはまだここまで勢いのある需要がないのは現在の課題とも言えるでしょう。

紙のトレカは劣化しやすく、紛失の危険が常につきまといます。NFTトレカでは劣化とは当然無縁です。NFTトレカの強みを活かすことができればまだまだ発展の余地はありますね。

価値を付けるのが難しい

NFT界隈でも特に成長著しいのはデジタルアートと呼ばれる分野です。その名の通り「実態のない絵」であり、オークションでも何十億や何億円という大金が動いています。

Sorareというマーケットプレイスでは一部のレアトレカは20ETHを超える値段がついており日本円で約400万円ほどです。デジタルアートや紙のトレカでの値段を考慮するとかなり安いということがわかりますね。

日本で売買されているNFTトレカも大きく相場が上がっているということはまだありません。一番最初に日本でNFTトレカとして注目を集めたSKE48のトレカですら流注量が少ないため価値が付けにくいのが現状です。仮想通貨のように、相場価格が見えないために、売却する際は安く売り過ぎないように注意し、反対に購入するときは高値掴みをされないように気を付けましょう。

マイナーな分野である

これらのことを包括して考えられることは、NFTトレカというのはまだまだマイナーな分野であるということです。ブロックチェーンや仮想通貨に詳しい人や、トレカ業界に精通している人でないとそもそもNFTトレカの存在すら知らない人もまだまだいます。

SKE48やなどのアイドルグループとタッグを組み、NFTトレカの販売を試みてきましたが知名度はまだまだ足りません。まずは知名度を上げていき、NFTトレカに関心を持つ人を増やすことが優先された課題と言えます。

NFTトレカの今後の展望について

NFTトレカの今後の展望について予想していきます。現在はまだ認知度が低く、流行しているとは言い難いのが現状です。しかし、今後の展望は明るいのではないでしょうか。又、これから人気が高まると考えられるからこそ、先行して貴重なトレカを購入することで儲けることが可能となるでしょう。

紙のトレカの流行に便乗する可能性も

先ほどもご紹介しましたが、紙のトレカは現在世界中で人気を集めています。1枚のトレカに億という値段が付くことも珍しくありません。この紙のトレカの流行に今後、NFTトレカも便乗する可能性があります。


NFTトレカには、紙のトレカにはない強みが2点あります。紙のトレカは時と共に劣化してしまいますが、NFTトレカには劣化という言葉がありません。そして、取引履歴が全てトレカに乗っかっているため偽造されるという心配も一切ないのです。

今後、NFTトレの強みというものを活かしながらさらにNFTトレカの種類が増えたら流行が加速するのではないでしょうか。例えばポケモンや遊戯王などがNFTトレカに参入してくるだけで大きな流行のきっかけになると予想されます。

デジタルアートの利点を持ち込む

デジタルアートは、NFTで管理された絵画のことです。NFTトレカよりも流行しており全世界で次世代のアートとして注目を集めています。NFTトレカの売買最高額が数百万円程度に対して、デジタルアートでは75億円で売買された経歴もあります。

デジタルアートの利点とは、誰でも簡単に絵を描いて出品することができることです。Zombie zoo keeperという名で活動している日本の小学生3年生が自由研究の一環でデジタルアートに取り組み、その絵がなんと380万円で取引されたのです。

このように誰でも簡単にNFTトレカを作り、流通させることができるようになればNFTトレカの需要が高まる可能性もあるのです。

自分で一点モノのトレカが作れるという強み

実は自分で一点モノのトレカを作ることができます。例えばある風景を写真に撮ってそれをトレカにすることもできますし、自分の写真を使ったトレカを作ることもできます。

マーケットプレイスを覗いてみると、自宅で飼っている犬や猫をトレカにしている人も多いです。正直なところ、これらの写真に買い手はほとんどいませんが、例えば有名なYoutubeの動物をNFTトレカにしたら売れる可能性は大いにあると思います。

デジタルアートとは違いまだまだ発展途上の分野ですが、何か一つのきっかけで大流行する可能性はもちろんありますよね。

大手企業のNFT事業の参入

日本でも楽天や富士通、電通、オルトプラス、アクセルマークといった大手企業がNFTに参入してきています。

電通、オルトプラス、アクセルマークはアニメや漫画などの映像作品をNFTトレカとして共同で制作することを発表し、業界内で注目を集めています。今や日本のアニメや漫画などは世界に誇れる一大コンテンツとなっており、日本がNFTトレカを牽引する存在になれる可能性があると言っても過言ではありません。日本政府にもNFT分野には注力して欲しいですね。

富士通や楽天などはNFTトレカではなく、主にメタバース関連でのNFT事業参入になるとのことですが、メタバースの延長線上で将来的にNFTトレカに参入する可能性もあります。何よりメタバースがもっと広まることにより、メタバース上で現実のショッピングに近い感覚でNFTトレカを売買できるようになるのです。

AKB48がやっている握手会がなどが将来メタバース上で行われ、その特典としてNFTトレカを配布・・・なんてこともあり得ます。NFTトレカは取引記録が残りますので、AKB48のあるメンバーがかつて所有していたトレカなどがすごい価値を持つ可能性もありますね。

大手企業がNFT事業に参入することは業界にとってもとてもいいことで、ユーザーが増えるきっかけにもなるわけです。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございました。この記事ではNFTトレカの購入方法や売買方法、現在の課題そして今後の展望についてご紹介してきました。

NFTという分野はまだまだ発展途中ではありますが将来的に大きく伸びる可能性はありますね。特にNFTトレカは紙のトレカの前例もあるため、今後の展望からは目が離せません。

現在は多くのトレカが数十円〜数万円程度で取引されていますが、何年か後には数百万円で取引されている可能性もあります。趣味としてNFTトレカ集めを初めてみても良いですし、投資として初めてもいいかもしれませんね。

NFTトレカを購入したり売却したりするには基本的には仮想通貨(暗号資産)が必要なのですが、NFTマーケットプレイスを有するCoincheckで口座作成を行いましょう。

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