Coincheck(コインチェック)について
コインチェックは2014年8月に運営を開始した、国内では非常に歴史の長い取引所です。
「新しい価値交換を、もっと身近に」をスローガンとして掲げており、仮想通貨についての先進的な取り組みを積極的におこなう取引所としても認識されています。
2018年1月にハッキング攻撃を受けてしまったためセキュリティ面を不安視する声もありましたが、現在はマネックスグループに買収され安全性が大幅に向上し、反対にかなりセキュリティ面が強い取引所となり、その後は全く問題が起きていません。仮想通貨の初心者はもちろん、上級者であっても十分に満足できる取引所だと言えるでしょう。
取り扱いコイン(通貨)の種類もどんどん増えているので、新規上場銘柄をいち早く購入するのにも適した取引所です。
取り扱い銘柄の数も多く評判も良く、NFTマーケットプレイスも持っているため、仮想通貨(暗号資産)の取引やNFTの取引を始めようとする人が、まず最初に検討する取引所ではないでしょうか。
Coincheck(コインチェック)の特徴と評判・口コミ
コインチェックの特徴的なメリットとして以下の4点が挙げられます。以下のメリットがあるからこそ、今チェックの評判が高くなっていると言えます。
- ビットコインの購入手数料が0円
- アプリのダウンロード数が国内No.1(※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak)
- 独自サービスの展開
- 取り扱い銘柄が豊富
順番に解説します。
ビットコインの購入手数料が0円という大きなメリット
コインチェックは日本の取引所で唯一、ビットコイン(BTC)の購入にかかる手数料が完全に0円です。これは大いに評価されるべき点であり、とても嬉しい特典と言えますね。
ほかの取引所も手数料0円を謳っていますが、実際には販売所価格での売買のため割高、といったケースがよくあります。
一方コインチェックであれば、市場価格でビットコインを買えるのにも関わらず、手数料が0円なのです。この大きなメリットがあるので、ビットコインに投資をしたい人はコインチェック一択と言っても過言ではないでしょう。極めて大きなメリットであり、これが口コミやインターネットで広がって、コインチェックでの口座開設者が増えてきたとも言えるでしょう。
アプリの評判や口コミが良く、ダウンロード数が国内No.1
コインチェックのスマホアプリは抜群の支持を集めています。
この評価の高さの証左として、ダウンロード数はほかの取引所を差し置いて、業界No.1となっています。
すでに520万ダウンロードを記録しており、2022年の上半期「国内NO.1」を獲得しています。これだけで、非常に人気の取引所だということがわかりますね。
実際、コインチェックのアプリはとても使いやすいです。仮想通貨にくわしくない人でも、直感的に口座開設や入金、購入までたどりつけるでしょう。
難しい印象がある仮想通貨の世界では、取引がしやすいというのは非常に大切なポイントです。初心者ならコインチェックが良いという評判が立つのもうなづけますね。
この点も、コインチェックが初心者ユーザーを惹きつける要因と言えるでしょう。
実際に以下のようにコインチェックのメリットを評価する口コミもあります。
独自サービスの展開
コインチェックは単に仮想通貨の売買を提供するだけでなく、独自のサービスを多数展開しています。
以下は提供されているサービスの一例です。
- 貸暗号資産サービス
- ステーキングサービス
- Coincheck IEO
- Coincheck NFT(β版)
- Coincheck でんき
- Coincheck ガス
- Coincheck つみたて
貸暗号資産、ステーキングといった応用的な運用から、IEO・NFTといった最新の手法、電気・ガスなど日常生活との融合、初心者に嬉しいつみたてサービスまで、幅広いサービスを提供しています。取引所を比較する時に、NFTの取り扱いに関して気にする人も多いのですが、コインチェックの口座を持っているとそこもカバーできるので、これは大きなメリットです。
このように、様々な分野の網羅性こそがコインチェックの強みであり、幅広い層から支持を集める理由です。
又、Coincheck NFT(β版)において、NFTの購入希望者が、「購入希望金額」及び「希望暗号資産(決済で利用したい暗号資産の銘柄)」を提案できる機能であるオファー機能も2022年9月に実装され、ますます利便性が上がっています。
取り扱い銘柄が豊富
コインチェックは国内最大級の取り扱い銘柄数を誇ります。
2022年9月時点で18種類のコインを取引可能です。非常に銘柄の種類が豊富であり、コインチェックが高い評価を得ている理由の1つです。
投資対象が多いのは、選ばれる人気の取引所の特徴だと言えるでしょう。とはいえ、どんな銘柄でもやみくもに取り扱うわけではありません。
銘柄の精査は厳重におこなわれています。実際、一度は取り扱いを始めたものの、のちに上場廃止した通貨も存在しています。
マネーロンダリングやセキュリティの観点から投資対象としてふさわしくないと判断したのです。投資家保護に力を入れている取引所だとも考えられますね。やはり、このような安全性の重視は、取引所選択では非常に重要です。
このように銘柄選定に力を入れつつも、国内最大規模の取り扱い数を展開しているのがコインチェックの特徴であり、メリットです。
取引履歴がCSVで取れるので税金の確定申告も簡単という評判
コインチェックでは確定申告用の年間取引報告書は発行されないものので、CSV形式で過去の取引履歴を見て確認できますし、それを直接損益計算ソフト等にアップロードして計算できるので、税金の確定申告が簡単だという点も評判です。
投資では損益を簡単に把握できるかどうかは重要で、税額計算をした上で残り資金で更に投資することもあるので、CSV機能でPC等で楽に計算できる点は評価されますね。
コインチェックについて書かれている評判や口コミ
コインチェックに関しては、実際にインターネット上でも以下のような評判や口コミがあるので紹介いたします。
やはりアプリの使いやすさや見やすさの口コミが多く、また、初心者でも簡単に口座開設の手続きができたり、簡単に仮想通貨を買うことができるというメリットへの評価が高いですね。チャートの見やすさは実際の仮想通貨売買では重要な要素なので、その点を評価する人が多いのもポイントです。
下記の「トレビュー使ってるけどコインチェックの見やすいかつスマホファーストなチャートが一番見やすい」という口コミは、まったくその通りかもしれません。特に初心者に向いてますね。
下記の口コミに「アプリが超使いやすい&初心者にわかりやすいというという評判は聞いてたんだけど、早速めちゃくちゃ簡単に買えた」とメリットが言及されているように、コインチェックのアプリが使いやすいというプラスの評判は実際にあちこちで見かけます。
下記の口コミでは、「コインチェックへの入金を銀行振り込みではなく、コンビニ入金などした場合にしばらくお金を動かせなくなる」というデメリットについて触れています。やはり、一般的な方法としての振込入金をするのが良いでしょう。
Coincheck(コインチェック)を利用する際の注意点
コインチェックを使う際には注意すべき点がいくつかあります。
販売所のスプレッドが広い
コインチェックの販売所はスプレッドが広めに設定されています。
「スプレッド」とは販売所価格と市場価格の差分のことを指します。
スプレッドが上乗せされている分だけ販売所価格は割高となるのです。この点はデメリットだと言えるのです。
そのため短期トレードを中心としたい投資家には不向きです。
販売所とは?
仮想通貨取引所は一般的に、販売所方式と取引所方式という2種類の取引方法を用意しています。
それぞれの違いは以下のとおりです。
販売所取引:市場価格よりも割高な価格で購入。ただし購入手数料がかからない。
取引所取引(板取引):市場価格で購入可能。ただし取引手数料がかかる。
ほとんどの場合、販売所取引の方が実質的な手数料は高くなります。
特にコインチェックは、取引所方式の手数料が0円となる分、販売所の価格設定がより割高となる傾向にあります。
そのため基本的には取引所方式で購入すべきです。実際に多くの方は取引所で取引していると言えるでしょう。
コインチェックの取引所方式で買える銘柄は限定的です。
以下の6銘柄となっています。
- ビットコイン
- イーサリアムクラシック
- モナコイン
- パレットトークン
- リスク
- オーエムジー
上記以外のアルトコインを頻繁に売買したい人は、コインチェックでビットコイン(BTC)などを購入して、他の国内取引所や海外取引所に送金して買うか、販売所で購入しましょう。
レバレッジ取引には未対応
コインチェックはレバレッジ取引には対応していません。
レバレッジ取引とは、自分の口座残高以上の取引が可能なことを意味します。
レバレッジ取引はうまく使えば一気に資産を増やせる反面、失敗すると一撃で大量の損失を出してしまいます。そのため、投資に熟達した上級者でなければ利用すべきではありません。
コインチェックは投資家保護の観点から、2020年3月をもってレバレッジ取引の提供を終了しました。安全性の観点からは、初心者の方は信用取引によるレバレッジ取引は避けた方が良いので、これはデメリットというよりも、誤って大きな損失を出さないで済むというメリットだとも言えるでしょう。
Coincheck(コインチェック)の取り扱い銘柄について
コインチェックの取り扱い銘柄は下記の18通貨です。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- ETC(イーサリアムクラシック)
- LSK(リスク)
- XRP(リップル)
- XEM(ネム)
- LTC(ライトコイン)
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- MONA(モナコイン)
- XLM(ステラルーメン)
- QTUM(クアンタム)
- BAT(ベーシックアテンショントークン)
- IOST(アイオーエスティー)
- ENJ(エンジンコイン)
- OMG(オーエムジー)
- PLT(パレットトークン)
- SAND(サンド)
- DOT(ポルカドット)
BTCやETH・XRPはもちろん、ETCやLTC・BCHなど歴史のある銘柄から、ENJ・IOST・PLTなどトレンドの通貨(コイン)まで、幅広く取り扱いがあります。
このラインナップの豊富さはコインチェックのメリットと言えるでしょう。
Coincheck(コインチェック)の手数料・スプレッド
コインチェックの手数料やスプレッドについてもまとめます。
取引所手数料
コインチェックの取引所手数料は「0円」です。
繰り返しになりますが、取引所方式とは市場価格で購入する売買方法です。
ビットコインを市場価格で買いたい人はコインチェックの取引所方式で購入するとよいでしょう。
入出金手数料
入出金手数料は入金方法によって異なります。
以下で3つの入金方法の手数料を紹介します。
なお入金方法にかかわらず、出金手数料は407円です。
銀行振込
銀行振込の場合、手数料は「0円」です。
ただし振込手数料はユーザーが負担する必要があります。
もっともコストを抑えられる入金方法だと言えるでしょう。
入金用に用意されている銀行口座は以下の2つです。
- 住信SBIネット銀行(2022年10月26日のコインチェックの発表で、2023年1月末で住信SBIネット銀行の日本円振込先口座としての取り扱いが終了することが決まっています)
- GMOあおぞらネット銀行
どちらかの銀行を日常的に使っているのであれば、そちらを利用すると手数料がかからないかと思います。
コンビニ入金
コンビニ入金の場合、入金額が3万円未満かどうかで手数料も変わってきます。
3万円未満 | 770円 |
3万円以上30万円以下 | 1,018円 |
どちらにせよ銀行の振込手数料より割高です。
できれば銀行振込を使った方がよいでしょう。
クイック入金
クイック入金とは、ペイジーという決済サービスを使用した入金方法です。
24時間365日対応可能ですが、入金日より7日間は出金・送金ができない決まりになっています。
クイック入金の手数料は金額に応じて3つに分かれます。
3万円未満 | 770円 |
3万円以上50万円以下 | 1,018円 |
50万円以上 | 入金金額×0.11% + 495円 |
こちらも手数料が高いため、銀行振込には見劣りします。
ただしクイック入金には一度に入金できる限度額がありません。
まとめて大きな金額を入金したい場合にはおすすめの方法です。
借入手数料
レバレッジ取引をする際は借入手数料がかかりましたが、コインチェックは2020年3月13日をもってレバレッジ取引のサービス提供を終了しています。
そのため借入手数料が発生する場面はありません。
スワップ手数料
スワップ手数料もレバレッジ取引にかかる手数料です。
前述のとおり、コインチェックでは現在レバレッジ取引が提供されていないため意識する必要はありません。
仮想通貨/入金手数料
ほかの取引所からコインチェックへ仮想通貨を入金することも可能です。
その際にかかる手数料は無料となっています。
仮想通貨/送金手数料
仮想通貨をほかの取引所へ送金する場合は送金手数料がかかってしまいます。
送金手数料は銘柄ごとに異なります。
銘柄 | 送金手数料 |
---|---|
BTC | 0.0005BTC |
ETH | 0.005ETH |
ETC | 0.01ETC |
LSK | 0.1LSK |
XRP | 0.15XRP |
XEM | 0.5XEM |
LTC | 0.001LTC |
BCH | 0.001BCH |
MONA | 0.001MONA |
XLM | 0.01XLM |
QTUM | 0.01QTUM |
BAT | 63.0BAT |
IOST | 1.0IOST |
ENJ | 30.0ENJ |
OMG | 5.0OMG |
PLT | 72.0PLT |
XYM(コインチェックでの売買は不可) | 1.0XYM |
DOT | 0.1DOT |
SAND | 21SAND |
ただし、コインチェックユーザー間の送金手数料は無料となります。
スプレッド
コインチェックの場合、スプレッド率は0.1~5.0%とされています。
相場状況によって変動しており、タイミングによっては5.0%以上のスプレッドとなってしまうこともあるそうです。
販売所方式で取引する際は市場価格と比較しつつ、あまりにも販売所価格との乖離が大きいようであれば、タイミングをずらすことが有効かもしれません。
Coincheck(コインチェック)口座開設の流れ
コインチェックの口座開設の流れは下記の3ステップです。
- 公式サイトへアクセス
- アカウント作成
- 本人確認
順番に解説しましょう。
1.公式サイトへアクセス
まずは公式サイトへアクセスしましょう。
アクセス後、「会員登録ボタン」を押してください。
2.アカウント作成
メールアドレスとパスワードを入力しましょう。
登録したメールアドレス宛に確認のメールが届きます。
メール内のURLをクリックすればアカウント作成は完了です。
アプリをインストールしてログインまで済ませましょう。
3.本人確認
アカウント作成が完了したら本人確認をしましょう。
とはいえ書類を書いて郵送する、といった作業は必要ありません。
スマホと免許証さえあれば10分もかからずに手続きが完了します。
免許証以外に本人確認として認められるのは次の書類です。
- 運転免許証(表面と裏面)
- パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」)
- 在留カード(表面と裏面)
- 特別永住者証明書(表面と裏面)
- 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
- 住民基本台帳カード(表面と裏面)
- 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要)= マイナンバーカード
※マイナンバー通知カードは利用不可のため注意しましょう。
スマホで自身の顔や本人確認書類の撮影を終えれば作業は終了です。
あとはコインチェックからハガキ届くと本人確認完了となり取引が開始できます。
詳しいコインチェックの口座開設方法はこちらの記事をご確認ください。
Coincheck(コインチェック)のセキュリティによる安全性の高さ
コインチェックのセキュリティは非常に堅牢と言えます。極めて安全性の高い取引所の1つだと言うことができます。
マネックスグループが親会社だからです。やはり大手企業が安全対策を講じているというのは、安心感につながりますよね。
マネックスグループは証券会社を運営しており、その過程で培われたセキュリティ技術やノウハウがコインチェックの運営にも応用されています。
顧客情報の厳重な管理はコンプライアンス部門によって徹底されており、預かり資産もコールドウォレットと呼ばれるオフラインの環境に保管されているのです。
インターネットと接続されていない場所で顧客の資産を管理しているため、ハッキングしようがありません。
過去にはネムの流出事件を起こすなどセキュリティ面の心配をされることもありましたが、現在ではそうした危険とは無縁の取引所だと言えます。
さらにコインチェックでは二段階認証が搭載されているため、ユーザー自身によるセキュリティ強化も可能です。必ず設定しましょう。
二段階認証とは?
「二段階認証」とはログイン時の認証を二段階にして情報漏洩を防ぐ仕組みです。
仮想通貨はインターネット上の通貨である以上、どうしてもハッキングのリスクと隣り合わせになってしまいます。
コインチェック側の対策だけではどうしても限界があります。
そのため、ユーザーが一人ひとりセキュリティ意識を高く持つ必要があるのです。
コインチェックでは「Google Authenticator」というアプリを使用して設定できます。
二段階認証はコインチェックのアプリに標準搭載されていますが、設定そのものはユーザー自身でおこなわなくてはなりません。口座開設後、取引を始める前に忘れずに設定しましょう。
Coincheck(コインチェック)のまとめ
コインチェックは仮想通貨の初心者から上級者まで幅広く支持されている仮想通貨取引所です。
初めての人でも迷わずに取引できますし、ベテランの投資家にとっても十分なサービスが多数用意されています。
「迷ったらとりあえずコインチェックでOK」と言えるでしょう。
これからやってくる仮想通貨の波に乗れるよう、ぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか?