FLOW(フロウ)の歴史と特徴、今後の予想を解説【リアルタイムチャートあり】

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【FLOW/USD】リアルタイムチャート

ブロックチェーンゲーム関連銘柄のFLOWの特徴や今後の展開や将来性を予想して解説します。リアルタイムのチャートも参考にしてください。

目次

FLOWとは?

FLOWは複数のブロックチェーンゲームを開発するDapper Labs(ダッパー・ラボ)社がローンチした仮想通貨です。

Dapps(=分散型アプリケーション)開発のプラットフォーム、特にゲームやデジタルアート、トレーディングカードなどエンターテインメントの分野に特化したチェーンを標榜しています。

DApps開発のプラットフォームと言えばイーサリアムがその筆頭ですが、イーサリアムは現在スケーラビリティ問題に直面しており、課題が山積されている状況です。

FLOWはそうした問題を解消する次世代のブロックチェーンとしての評価も高く、世界的な注目を集めています。将来的にFLOWの相場は伸びるという予測があるため、提携先も増えています。

今後の価格の予想将来性についてもポジティブな意見が多い仮想通貨の1つです。

購入可能な取引所(FLOWの買い方)

FLOWを購入できる取引所はBINANCE、KRAKEN、gate.io、Huobi、KUCOINですが、日本国内取引所にはまだ上場していません。

購入手順は下記となります。

  1. コインチェックやビットフライヤーなどの国内取引所に口座開設する
  2. BINANCEやKRAKENなどの海外取引所の口座を開設する
  3. 国内取引所でBTC、ETHなどを購入して海外取引所に送金する(ここは数分もあればできる作業です)
  4. 海外取引所でBTCやETHでFLOWを購入する

※海外取引所にはクレジットカードで入金することもできますが、手数料が大分割高なので、国内取引所経由で買うのが絶対にお得です。仮想通貨価格の数パーセントも取られることもあります。

まずはコインチェックなどで口座を開設するのですが、これは時間はかかりませんし、無料ですので、以下でお手続きくださればと思います。

仮想通貨取引等を始めるには、まずは口座開設をしないとならないのです。

ブロックチェーンゲームとは?

ブロックチェーンゲームとは、ブロックチェーン技術をゲームと融合させて、プレイしつつお金を稼げるようになったゲームを指します。

ゲーム内で獲得したキャラクターやアイテムを売買できるのです。

またプレイしてもらえるポイントは仮想通貨であるため、取引所で売却して利益を得られます。

このようにブロックチェーンゲームは従来の娯楽要素に加えて、お金を稼ぐ側面もあることから、「GameFi(Game +Finance)」や「Play to Earn」などと表現されることもあります。

より詳しくブロックチェーンゲーム・NFTゲームについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。

Dapper Labs(ダッパーラボ)社とは?

Dapper Labs社は多数のブロックチェーンゲーム開発を手がけるカナダの企業です。

2017年に最古のブロックチェーンゲーム「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」を公開しています。

CryptoKittiesの画像

CryptoKittiesは子猫を売買・交配して育成していくゲームです。

世界初のブロックチェーンゲームとして大成功を収めました。

現在は「NBA Top Shot」というゲームに注力しています。

NBA Top ShotはNBAプレイヤーのハイライトやスーパープレイを数秒間の動画として収録したオンラインカードゲームです。

「スポーツ×ゲーム×ブロックチェーン」の組み合わせにより爆発的な人気を誇り、流通取引総額は400億円以上を記録しています。

さらに直近では北京2022冬季オリンピックの公式モバイルゲームも手がけました。

このように次々とヒット作をリリースしているのがDapper Labs社なのです。

ブロックチェーンゲームで最も知名度のある開発会社と言えるでしょう。

そんなDapper Labs社が、ゲームの開発者・ユーザー双方の利便性を高めるために開発されたのが、FLOWというブロックチェーンなのです。

こちらのブロックチェーンの将来性に期待できるという人は、まずはコインチェックのような国内の大手取引所で口座開設してから、送金してFLOWを購入してみてはいかがでしょうか。手続きは時間はかからず、簡単にできるでしょう。

本日のFLOW(FLOW)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】

FLOWは下記のような時価総額、市場の占有割合を持っているのですが、歴史の浅さに対して、非常に大きな成長を遂げていることがわかります。発行されてからの評判や口コミも良く、価格が日々伸びる中で、その地位を上げてきたのです。

仮想通貨(暗号資産)名称 Flow
単位(ティッカーシンボル) FLOW
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) 146.29円(1.201387ドル)
時価総額 151,580,974,191円
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるFLOWの割合) 0.117%
時価総額ランキング 42位
上場以来の最高価額(ATH) 42.4USドル
市場流通量(循環している供給量) 1,036,200,000FLOW
FLOWのHP オフィシャルHP
FLOWの公式Twitter Twitter
2023年2月28日現在

FLOWの歴史

FLOWは評価が高いために知名度こそどんどん上がっていますが、実は2021年に誕生した、歴史の浅い仮想通貨です。

しかし現在までの短期間で、3つほど大きな動きがありました。

この3つについて、順番に紹介していきます。

FLOW誕生の背景

FLOW誕生以前、ほとんどのDAppsはイーサリアム上で開発されていました。

しかしDAppsの開発会社はもれなくイーサリアムのスケーラビリティ問題に苦しみます。

スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンのユーザー・取引量増加により、処理速度が遅延したり、手数料が高したりしてしまう問題です。

ブロックチェーンの普及における最大の課題となっています。

富裕層の資産運用とは異なり、ゲームで遊ぶユーザーは取引手数料に何万円も払えないですし、プレイ中に処理速度が遅延してしまってはゲームとして成立しません。

こうした状況に直面し、エンターテインメント向けのブロックチェーンの必要性を認識したDapper Labs社が独自にFLOWというチェーンを開発したのです。

上場(2021年1月)~2021年5月まで

FLOWが上場したのは2021年1月です。

大手の仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)が最初に取扱いを開始しました。

上場から4月までの約2か月間で、価格が急騰しています。

上場時の価格が700円程度だったのに対し、4月には約4000円にまで到達しました。

NFTの注目度が世界的に高まっていたこと、その中でDapper Labs社への期待感が膨らんだことなどが理由と思われます。

NFTとは?

NFTとはNon Fungible Token」の略で「非代替性トークン」と訳されます。

証明書付きのデジタルデータだと考えればよいでしょう。

仮想通貨と同様にブロックチェーン技術を活用しているため、注目を集めています。

2021年3月にはTwitter社のCEOジャック・ドーシー氏の最初のツイートがNFTにされ、1億円以上の価格で落札されるなど大きな話題となりました。

日本でも香取慎吾さんがNFTアートのチャリティプロジェクトを立ち上げるなど、NFT市場には有名人も多数参入しています。

じつはFLOWはNFT関連銘柄として取り上げられることが多いです。

Dapper Labs社の展開するゲームはNFTを活用しているからです。

前述したNBA Top ShotはNBA選手のプレイ動画をNFTとして販売しています。

よって、FLOWはNFTの認知度向上にともない大きな価格上昇を見せたのです。

FLOWの提携先の画像
オフィシャルページにあるように、FLOWは積極的に提携に取り組んでいます

2021年5月~2021年7月まで

しかし5月になるとFLOWの価格は大きく下げてしまいます。

一時は800円付近まで下落しました。

この要因は市場全体の暴落です。

中国政府によるマイニング規制やテスラCEOイーロン・マスク氏によるネガティブなTwitter投稿などがきっかけとなりました。

こういったニュースが重なり、ビットコインの価格が大幅に下がってしまったのです。

現在の仮想通貨マーケットにおいて、ビットコインの影響力は非常に大きく、ビットコインが暴落した際は他の銘柄もそれ以上に価格を下げるケースがほとんどです。

こういった理由によりFLOWの価格は5月~7月にかけて急速に下落していきました。

2021年7月~現在まで

2021年5月の暴落以降、FLOWの価格に大きな変化は見られません。

市場全体のトレンドにつられる形での値動きが多くなっています。

2021年10月にロックアップ解除を迎えることもあり、上値の重い展開が続いています。

2022年12月現在の価格は152円程度で、前月の11月よりも100円程価格が下がっておりますが、アメリカの利上げなどが既にFLOWの価格に織り込まれているであろうことも考えると、2023年以降に価格が上がっていく可能性にも期待したいですね。

ロックアップとは?

ロックアップとは、仮想通貨の運営団体や大口の投資家が一定期間、保有するトークンを売却しない取り決めを指します。

もともとは株式市場で使われる用語です。

企業が株式を新規公開する際に、未公開の時点からその株を保有している株主が、一定期間売却できないルールを定めています。

ロックアップ期間を設ける理由は、価格を安定させるためです。

上場した瞬間に大量の売却を認めてしまうと、価格が暴落し市場価格の形成が困難となります。

だからほかの投資家を安心させる名目で、ロックアップ期間を設定するのです。

そのロックアップが解除となると、運営団体や大口の投資家が大量のFLOWを売却する可能性が想定されます。

その動きを見越して、一般の投資家もFLOWを手放すのです。

このようにロックアップ解除の日が近づくにつれ、価格は下落する傾向にあります。

FLOWの将来性や今後の予想

FLOWの将来性はかなり高いです。

DApps開発・NFT市場を牽引する存在だからです。

CryptoKittiesやNBA Top Shotに次ぐヒット作の準備をすでに始めているでしょう。

また既存企業からの信頼も厚いです。

実際、多くの企業やベンチャーキャピタルがFLOWへ出資しています。短期間で多くの企業やスポーツクラブと提携したことからも、今後も提携が拡大するのではないでしょうか。

たとえば、世界一の仮想通貨ベンチャーキャピタル「a16z(アンドリーセン・ホロヴィッツ)もFLOWへの出資で知られています。ATH(過去最高値)の更新予想は多いですが、それは現実的であり、2023年以降の更新も大いにありうるでしょう。

そのほかにも世界最大の取引所Binance(バイナンス)や世界最大のNFTマーケットプレイスOpensea(オープンシー)もFLOWへの支援を表明しました。NFTマーケットプレイスとしても、FLOWとの提携はメリットが大きいでしょう。

このようにFLOWは仮想通貨業界の大御所たちの後押しを受けているのです。

なお、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)などの大型銘柄の価格の影響は受けるので、ビットコインやイーサリアムの将来価格の予想も行うことで、FLOWの今後の価格の見通しも立てやすくなります。

ロックアップ解除による一時的な停滞は予想されるものの、将来性はほかの銘柄と比較しても飛びぬけて明るいと言えるでしょう。今後のチャートにおける価格推移の伸びが楽しみな種類の仮想通貨です。

FLOWの特徴は?詳しく解説

FLOWの特徴として、下記の5つが挙げられます。

  • スケーラビリティ問題の解消
  • シャーディングが不要
  • ステーブルコインの発行
  • 開発がしやすい
  • 有名企業との提携

スケーラビリティ問題の解消

FLOWはスケーラビリティ問題の解消を実現しています。

スケーラビリティ問題はブロックチェーン業界全体を悩ます課題です。

仮想通貨の二大巨頭であるビットコインとイーサリアムもこのスケーラビリティ問題に直面しています。

とくにイーサリアムはFLOWとおなじくDApps開発のプラットフォームとしての役割を果たしていますが、ガス代と呼ばれる手数料が大変高くなっているのが現状です。

しかしFLOWは「役割分類」という独自の対策によりスケーラビリティ問題への対策をしています。

役割分類とは?

役割分類とは、取引の承認作業を以下の4つの工程に分割して、それぞれの工程にマイナーを専属で割り当てる方式です。

  • 収集(Collection)
  • 合意(Consensus)
  • 実行(Execution)
  • 検証(Verification)

このしくみにより処理速度は劇的に改善し、理論上は数百倍以上のスピードを実現しています。

だからこそ、ブロックチェーンゲームの3Dアニメ化など高負荷な処理にも対応できるのです。

NFTにおいてもより自由度の高い作品を制作可能となりました。

この役割分類は、Dapper Labs社のブロックチェーンゲームを支える根幹的な技術なのです。

シャーディングが不要

FLOWは前述した役割分類により、「シャーディング」を利用せずに処理速度の改善を図りました。

シャーディングはスケーラビリティ問題を解消するため、一般的によく用いられる技術です。

実際、イーサリアムなどにはこのシャーディングの導入が期待されています。

シャーディングとは?

シャーディングとは、ブロックの承認作業を分割し、それらを並行処理して負荷を軽減させる方法です。

役割分類とは、分割の仕方が異なります。

「A→B→C→D」という承認作業を仮定して説明しましょう。

役割分類の場合、マイナーはA~Dのいずれかのみ専門に処理をおこないます。

一方でシャーディングの場合、A~D全体を複数のマイナーで分割して担当するのです。

たとえば3人のマイナーがいる場合、「A~D①」、「A~D②」、「A~D③」といった分け方で処理をおこないます。

シャーディングでも処理能力の向上は実現可能です。

しかしシャーディングは効果的である反面、エラーが生じやすいというリスクがあります。

だからこそ簡単にシャーディングを導入するわけにいかないのです。

そのため、FLOWではシャーディングを使わずに、前述した役割分類の手法を独自に開発し対応を進めています。

ステーブルコインの発行

Dapper Labs社は2021年の6月に、ステーブルコイン「Flow USD(FUSD)」を発行しました。

もちろん使われているブロックチェーンはFLOWです。

ステーブルコインとは?

ステーブルコインとは「米ドルの仮想通貨バージョン」だと考えましょう。

仮想通貨と聞くと値動きが激しいのが特徴ですが、これでは実用性が高くありません。

そこで仮想通貨の世界で法定通貨の役割を果たすのがステーブルコインです。

運営元が米ドルとの交換を保証するなどにより米ドルとの価格連動が実現しています。

ステーブルコインは現在、仮想通貨への投資における避難先として利用されています。

FUSDもそのひとつとして、仮想通貨ユーザーの人口が増えるにつれシェアを拡大していくでしょう。

開発がしやすい

FLOWは技術者にとって非常に開発しやすい環境となっています。

誰でも学びやすいプログラミング言語「Cadance(ケイデンス)」が用いられているからです。

たとえばイーサリアム上で開発をする場合、Solidity(ソリディティ)と呼ばれる専用の言語の習得が欠かせません。

そのSolidityとくらべてCadanceはより簡単で習得しやすいという特徴があります。

またブロックチェーンに関する知見がなくても開発ができるソフトウェア開発キッド(SDKと呼ぶ)も提供しており、誰でも開発に参加しやすい体制となっています。

よって、ブロックチェーン基盤の開発に興味がある技術者がFLOWを選択する可能性は相対的に高いと言えるでしょう。

有名企業との提携

FLOWはさまざまな有名企業との提携を積極的に進めています。

SAMSUNG(サムスン)やWARNER MUSIC GROUP(ワーナーミュージックグループ)、UFCなど世界的な企業・団体とパートナーシップを締結しています。

あのGoogleもDapper Labs社と協力して開発をおこなうと発表しました。

また日本企業でもブロックチェーン開発のパートナーとしてFLOWやDapper Labs社を選ぶケースが増えています。

すでにミクシィやDAZNがFLOWとの提携を発表しました。

さらにコインチェックもDapper Labs社と協力して暗号資産サービスの開発を進めるそうです。

このように FLOWやDapper Labs社は、既存の企業がブロックチェーンを取り入れて事業展開する際に、真っ先に浮かぶ存在となっています。

ブロックチェーンの社会実装を裏でバックアップする、影の暗躍者として盤石の地位を確立していくでしょう。

ステーキングのプログラムも探しましょう

FLOWはステーキングして報酬を獲得することも可能です。現在利用可能なプログラムにどのようなものがあるかはチェックし、中長期保有目的であれば、ステーキングでも儲けることもできます。

手順としては以下となります。短い時間で完了できるでしょう。

1.下記の「FLOW PORT」でアカウント作成を行います。

FLOW PORTの画像

2.続いて、FLOW PORTに仮想通貨(暗号資産)FLOWを送金します。

3.その後は、どこに委譲(Delegate|デリゲート)してステーキングをするかを決定し、バリデータサービスからIDを獲得します。

4.その後は選択したバリデータサービスのHPに移行して、そこでアドレスを確認し、そのアドレスを自分のFLOWPORTのアカウントの「Node Operator ID」にコピペして、ステーキングをいくらするかを決定して記載すれば完了となります。

FLOWのまとめ

FLOWは世界的な注目を集めており、仮想通貨・NFT分野を牽引するポテンシャルを秘めたプロジェクトです。日本ではまだまだ知らない人も多いですが、今後はネットのニュースや口コミでFLOWの評判が国内でも広がり、投資する人が増加すると予想できます。

FLOWブロックチェーンの利用が進み、Dapper Labs社が新たなゲームを公開するたびに価格は上昇していくでしょう。

値動きが激しい仮想通貨のなかでも、将来性に期待できる長期投資に値する数少ない銘柄だと言えます。押し目などの割安と思えるタイミングで購入するのが良いでしょう。

特に投資初心者の方は、こういった将来のサービス拡大の見通しがついている銘柄を中期又は長期保有目的で所持することをおすすめいたします。

国内の取引所では取り扱いされておらず、購入までのハードルは高いものの、それを乗り越えるだけの価値はあるはずです。実際にはハードルがあると言っても、国内取引所の登録手続きは簡単ですし、海外取引所の登録も作業時間自体は数十分で済むでしょう。

ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?

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