仮想通貨が誕生してから、多数のコインが誕生しました。イーサリアムやソラナ、エンジンコインなど、目的や思想によって用途が多様になっています。
同様にPolygon(ポリゴン/MATIC)は、イーサリアムのサポートコインとして誕生しました。イーサリアムは多くのコインに連携もしくは利用されており、利便性が高いです。NFTのマーケットなど幅広い用途で活用されており、今後も規模が拡大すると考えられています。しかしイーサリムでは、スケーラビリティの問題などを抱えています。
その問題を解決するためにPolygonは開発されました。当記事では、Polygon(MATIC)の概要や特徴、歴史、将来性や今後の価格の予想、買い方などを解説します。特に今後仮想通貨で稼ぎたい方は必見です。ぜひ最後まで読んで下さい。
なお、2022年6月から日本国内の取引所であるbitbank(ビットバンク)がPolygon(MATIC)の取り扱いを開始しました。
2022年8月にはビットフライヤーも取り扱いを開始しており、ビットフライヤーは歴史の長い日本を代表する取引所であるためにおすすめできます。
ただし、他の多くの銘柄も購入したい人は、まずはコインチェックで口座開設して、そこから海外送金してBinanceなどでPolygon(MATIC)を購入することもおすすめできます。実際には、Binance口座を持っておくと、非常に多くのコインを買えるようになるので、様々な仮想通貨で利益を出しやすくなりますし、コインチェックですと、簡単にBinanceに送金可能となります。儲けるチャンスを広げたい方は、こちらの方法がおすすめですし、多くの経験の長い投資家はそうしてますね。
Polygon(MATIC)とは?
Polygon(ポリゴン/MATIC)はイーサリアムの抱えているスケーラビリティ問題、取引承認の遅延やガス代の高騰を解決するために開発されました。ガス代の高騰によって、売買利益が大きく減ってしまうため、ユーザーから長年解決を求められています。
Polygonの高速処理の仕組みは、承認作業の簡略化と一部自動化のシステムを応用です。具体的にはイーサリアムを普通の電車だとすると、Polygonは特急列車もしくは新幹線と例えられます。停車駅が少ない、承認作業が少ないため取引時間の縮小が可能です。
Polygonは開発をインドのPolygon Technologiesが当初行っていました。しかし現在は、非営利組織のMATIC財団によって運営されています。
本日のPolygon(MATIC)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】
MATICの最新の時価総額や価格の情報は以下となります。
仮想通貨(暗号資産)名称 | Polygon |
---|---|
単位(ティッカーシンボル) | MATIC |
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) | 148.93円(1.223138ドル) |
時価総額 | 1,300,835,847,766円 |
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるMATICの割合) | 1.0039% |
時価総額ランキング | 9位 |
上場以来の最高価額(ATH) | 2.92ドル |
市場流通量(循環している供給量) | 8,734,317,476MATIC |
Polygon(MATIC)の歴史
Polygonの歴史は他の仮想通貨よりも長く、仮想通貨バブル以前から存在ひます。当記事では、開発から今日までのPolygonの開発やロードマップ、規模の発展を紹介します。
開発初期からリリースまで
2017年にイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決もしくは改善するために開発を開始しました。インドのソフトウェアエンジニアであるJaynti Kanani、Sandeep Nailwal、Anurag Arjunが主体となって整備していきます。同時期にMatic Networkを設立し、本格的に開発を進めました。
正式リリースからの急成長と連携を拡大
2019年に正式にリリースし、2021年の2月にMatic NetworkをPolygonに名前を変更。5月にはGoogle couldに対応できるようアップデートを実施。6月にはアメリカの大手暗号資産企業のBitwiseがMaticを主要銘柄として新たに組み入れました。主要銘柄とは企業の投資ポートフォリオの一つに入れたという意味です。
次の月にはブロックチェーン技術を応用した、ゲーム産業に参入しました。同時にeスポーツのプラットフォームである、Community Gamingと連携を組み、eスポーツ産業への本格参入を開始。8月にはHermez Networkの買収に成功しました。
10月にはPolygonのセキュリティを改善するために手数料の値上げを実施。翌月にPolygon MidenとMiden Virtual Machineをリリース開始しました。12月にPolygon StudiosとUniswap提携と採用やウェブブラウザーのOperaへの採用を決めます。
2022年のアップデート
2022年1月にはブロックチェーンゲームのMy Crypto Heroesと連携を発表。同時期にイーサリアムの処理能力を改善させるPlonky2とアップデートを実施しました。
Polygon(MATIC)の特徴は?詳しく解説
Polygonの概要を知っても、
「何がすごいの?」
「そもそもPolygonはどんなメリットがあるの?」
と、考えるかもしれません。そのためPolygonの特徴を紹介して、メリットを理解しましょう。特徴は以下のとおりです。
- イーサリアムの弱点を補う、レイヤー2ソリューション
- プルーフ・オブ・ステークを採用
- 取引手数料が安い
- 有名なサービスとエコシステムも利用
- 独自のトークンが存在
イーサリアムの弱点を補う、レイヤー2ソリューション
Polygonの設計思想は、イーサリアムの弱点を解決するレイヤー2ソリューションです。イーサリアムの問題として、スケーラビリティによる取引の遅延と手数料の高騰が挙げられます。イーサリアムでの取引手数料は、取引にかかった時間に比例します。そのため少額の取引が難しく、売買利益より取引手数料のほうが大きくなるかもしれません。少額での投資が難しいため、取引が活発になりにくいデメリットがありました。
Polygonはその遅延問題を解決できるように、イーサリアムのリソースを活用しています。同じプログラミング言語と仮想ネットワークを利用すれば、システムの開発が容易なため投資家から期待されています。
Plygonを理解する上では、イーサリアムについて知ることも重用ですので、イーサリアム(ETH)の将来性と今後の価格の予想のページについても、確認してくださればと思います。
プルーフ・オブ・ステークを採用
Polygonでは取引の承認方法がプルーフ・オブ・ステーク方式です。プルーフ・オブ・ステークは取引の承認を行う際にコインの保有量と保有期間に応じて決定される仕組みです。
メリットとして、ビットコインのように取引に高い処理能力のコンピュータが不要で、コインの長期保有しやすいことが挙げられます。
取引手数料が安い
Polygonのシステムでは通信速度が早いため、取引に必要な時間が短いです。取引にかかる時間が短いので取引手数料が安価になります。取引の速度は公式によると65,000取引を1秒でできます。この数値は非常に高く、同じイーサリムでは15件が限界です。4,000倍以上もの速度で取引承認できるため、手数料も低くなります。Polygonの手数料は最低0.01アメリカドルに対して、イーサリムでは25アメリカドルです。
安い手数料のおかげで、以下のメリットがあります。
- DeFi(分散型金融)のコストダウン
- ブロックチェーンゲームの開発期間短縮、開発コスト削減
Polygonが発展すれば、イーサリアムの利用者だけでなく開発速度やアプリ開発が今よりも積極的に可能です。
有名なサービスとエコシステムも利用
イーサリアム上で既に有名なサービスやエコシステムも、Polygonのサービスを利用しています。
具体的には、
- DeFiサービスではAave、Curve Finance、SushiSwap、Uniswap
- NFTサービスではOpensea、Decentraland
- UtilityサービスではWyde、Byconomy、USD Coin
が挙げられます。
ブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)への参入や連携を深めているため、今後はゲーム分野も発展するでしょう。イーサリアムで有名なアプリが参入しているため、有名なゲームや取引所が開発を進めれば、コインの価値は上昇します。
独自のトークンが存在
PolygonにはMATICという独自のトークンがあります。Polygonネットワークで、料金の支払いやガバナンスなどへの使用が目的です。今後の運用方針や開発の方向性を決められます。
Polygon(MATIC)の将来の価格予想
昨今の仮想通貨市場は、ロシアとウクライナの戦争や他のコインの暴落で大きな変化を起こしています。Polygonも同様に他の仮想通貨の影響を受けてしまうため、簡単には予想できません。しかし、Polygonのようなレイヤー2ソリューションコインはまだ少なく、需要が高いため今後も伸びると考えられ、将来性が期待されています。Polygonの今後の予想を考える上で、3つのポイントが挙げられます。下記のポジティブな状況が揃うと、2022年12月現在までのPolygon(MATIC)の過去最高価額(ATH)である2.92ドルを超えて、3ドル、5ドルと価格を上げると予想できるのではないでしょうか。
- 新技術の実装、大型のアップデート
- dAppsの増加、開発への積極性
- 専門家の分析
- 仮想通貨市場全体の上昇トレンド
新技術の実装、大型のアップデート
2022年にPolygonが規模を拡大する流れとして、5のステップが公式発表されました。
- Avail Chainの搭載
- Nightfall zk Roll-upの実装
- Optimistic Roll-upの搭載
- Application Specific Side Chainsの使用
- セキュリティ向上のためのEnterprise Chains導入
長期的に技術のアプデートが仮想通貨には必要です。この5ステップはPolygonがより多くの取引量を拡大させ、価値を大きく上げると考えられています。技術の積極投資は投資家からもポジティブな印象をあたえるでしょう。
dAppsの増加、開発への積極性
現在Polygon上で行われているdAppsの開発数は8,000を超えました。公式では19,000を超えたと発表されています。他のコイン上で開発されているdApps数は、
- Polkadot:3,500
- Arbitrum:80
です。他のコインはさらに少ない数のため、Polygon上で多くのdAppsが開発されています。今後も引き続き数を増やして利便性をよくすると予想されています。
dAppsの開発でもほぼすべての分野、DeFi(分散型金融)やDEX(分散型取引所)、NFT、メタバースにコインの影響が拡大中です。
専門家の分析
素人の分析では仮想通貨の予測は当たらないでしょう。専門家の意見や開発者の意見も考慮しなければなりません。仮想通貨の予測を専門に行うメディアPricePredictionとWalletinvesterはPolygonの価値が上昇すると考えています。
2025年に2022年と比較して、双方ともに2~3倍の値上がりを予測しています。控えめに見ても最低2倍の成長を予測しているので、今が買いときだと判断できるでしょう。2022年12月現在までの状況では、Polygon(MATIC)は時価総額も大きく、非常におすすめできる仮想通貨としてもよく名前が挙げられていますね。
初心者の内は中々難しいと思いますが、慣れてきたら、購入したり売ったりするときはテクニカル分析もして、できるだけ安く買い、できる限り高く売れるようになりたいですね。
仮想通貨市場全体の上昇トレンド
仮想通貨市場全体が上昇トレンドにあるか、下降トレンドにあるかも重要な要素となります。
特に、ビットコイン(BTC)の今後の価格予想は行っておきましょう。ビットコインが上昇トレンドにある場合は、その他の銘柄の仮想通貨も大きく価格が上がると予想されますし、反対に、ビットコインが下降トレンドにあったり暴落するとその他の銘柄の仮想通貨も値下がりしたり暴落するのです。
ビットコインが上昇トレンドにある場合には、Polygon(MATIC)もビットコイン以上の割合で価格が上がることが考えられるので、ビットコインがもしも倍の価格になった場合には、よりボラティリティの大きなPolygon(MATIC)は3倍4倍、若しくはそれ以上の価格になることも予想されるのです。
Polygon(MATIC)を取り扱っている国内取引所
現在、Polygonを取引できる国内の取引所はbitbankやビットフライヤーです。ビットフライヤーは2022年8月に取引を開始したのですが、ビットフライヤーは日本で最も有名な取引所のひとつであるため、今後他の場所でも取引ができるようになるかもしれません。海外では仮想通貨取引所大手のBinanceやCoinbase、Huobi Globalなどが可能です。Binanceへ上場した場合は、価格はかなり大きくなると思うので、いまのうちに口座を持っておいても良いでしょう。コインチェックなどから、Binanceには簡単に送金できます。
海外の取引所で購入する際は、詐欺やセキュリティに気をつけましょう。金融庁が認可していない取引所で取引をするため、被害を受けても保証されません。
Polygon(MATIC)の買い方としては、最初にbitbankの口座を上記の公式サイトから作成します。続いて、銀行振り込みで口座に入金を行います。その後は、簡単にサイト内でPlygonを購入できます。手続きとしては非常に簡単だということができるでしょう。
Polygonのまとめ
Polygonは今後大きく伸びると考えられているコインです。今よりも2倍や3倍も価値が上昇すると考えている投資家も多いでしょうし、人気が出た場合は10倍以上になる可能性も十分にあります。購入するときは特に以下の点について着目してください。
- Polygonの大型アップデートによる手数料の低減
- 連携している取引所やアプリの増加
- イーサリアム自体のアップデート
- イーサリアムの取引量の増加
- Polygon上でのdAppsの開発数の増加
今後もイーサリアムの伸び次第で、手数料の増加や取引の遅延が起きるでしょう。そのときにPolygonは活躍します。もしPolygonに興味があるなら、一度ビットフライヤーで確認してみてから購入してみてはいかがでしょうか?
ただし、既に述べたように、多くの仮想通貨を購入したい人で、儲けるチャンスを広げたい人は、Binanceの口座の作成は行いたいところです。BinanceではPolygon(MATIC)をBTCやUSDT、BUSDなどで購入することも可能ですし、取引量も多いので、適正な価格で売りたくても売れないというようなことにはならないでしょう。Polygon(MATIC)の仮想通貨取引をしたい人には、まずはコインチェックで口座開設をして、そこから簡単にBinanceに送金できるので、その方法で購入することをおすすめしております。