ライトコイン(LTC)の特徴、今後の将来性と価格予想【リアルタイムチャート】

ライトコインはビットコインを基に開発された暗号通貨で、ビットコインより早く取引を確認することができます。そんなライトコインの歴史、将来性、特徴について解説していきます。

【LTC/USD】リアルタイムチャート

【LTC/USD】リアルタイムチャート

ライトコイン(LTC)はビットコインを基に開発された暗号通貨で、ビットコイン(BTC)より早く取引を確認することができます。そんなライトコインの特徴や今後の将来性と価格予想について解説していきます。

ライトコイン(LTC)とは?

ライトコイン(LTC)のロゴ

ライトコインは日常の決済手段としての利用を想定してローンチされた仮想通貨です。

ビットコインの技術をもとに設計・開発されており、ビットコインと非常に似た構造となっています。

ビットコインの欠点である処理速度を補う存在として、ビットコインを補完する役割が期待されているのです。

「価値の保存」はビットコイン、「日常の決済」はライトコインといった棲み分けがされています。

こういった関係性から、ビットコインが金(ゴールド)に例えられるのに対して、ライトコインは銀(シルバー)と表現されることもしばしばあります。

金と銀という旧来より存在する概念を仮想通貨の世界に持ち込んだことで、多くの人にとって理解しやすい銘柄となりました。仮想通貨というものが一般的に報道されるようになった2017年からあるコインとして、仮想通貨(暗号資産)取引を行うほとんどの人が知っている有名なコインでもありますね。

入れ替わりの激しい仮想通貨市場で安定的に成長している銘柄です。

まさにアルトコインの筆頭と言えるでしょう。

本日のライトコイン(LTC)の時価総額や価格、市場占有率【2022年8月14日時点】

現在の価格や暗号資産取引所への上場以来の最高値(ATH)などの基礎情報は以下の表の通りとなっていますので、今後の価格の予想に役立ててください。ビットコイン価格の下落調整に合わせて、2022年8月時点では過去最高価額よりも大分価格が低い状況ではありますが、反対に安く買える機会と捉えることもできますね。

仮想通貨(暗号資産)名称 Litecoin
単位(ティッカーシンボル) LTC
価格(2022年8月14日時点 以下項目も同じ) 7,783.71円(63.924636ドル)
時価総額 552,144,986,754円
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるLTCの割合) 0.3869%
時価総額ランキング 21位
市場流通量(循環している供給量) 70,935,994LTC
2022年8月14日現在

ライトコインの歴史

ライトコインはビットコインに次ぐ歴史を誇る仮想通貨です。

その歴史を見ていきましょう。

誕生の背景

ライトコインは、元Googleエンジニアのチャーリー・リー氏によって2011年に発案されました。

リー氏はそもそもビットコインを凌駕するコインを作ろうとは考えておらず、むしろビットコインの欠点を補う銘柄を開発しようと考えました。

当時はまだ仮想通貨市場の規模が小さかったため、狭いマーケットで競い合うよりも、マーケット全体の拡大に貢献した方がより大きなメリットを得られると判断したのです。

そこでリー氏が注目したのが、ビットコインに対して用いられていた「デジタルゴールド」という表現です。

その対になる存在として「デジタルシルバー」の立ち位置を確立できればライトコインにも価値が見出されるはずだとリー氏は考えました。

このような背景から、リー氏はビットコイン(BTC)を補完するプロジェクトとしてライトコインを開発・ローンチしたのです。

誕生~キプロス危機まで

誕生後は長らく1LTC=10円程度の価格を推移していました。

大幅な値動きのきっかけとなったのは2013年のキプロス危機です。

キプロス危機とは?

キプロス危機とは、キプロスの全預金に対して最大9.9%の課税を決めたことがきっかけで始まった金融危機です。

ユーロ圏がキプロスへの資金援助の代わりに預金への課税を求め、キプロス政府がそれに応じたのです。

自らの預金が課税対象だと知ったキプロス国民がATMからお金を引き出し、仮想通貨を購入しました。

自国の通貨に対する避難先としてビットコインはもちろん、知名度があったライトコインにも資金が集まったのです。

2013年11月には4000円を超す価格を記録しました。

政府や銀行といった特定の管理者が存在しないという仮想通貨の特徴が目立った事例と言えるでしょう。

キプロス危機~バブル相場(2017年)まで

キプロス危機で一時的に価格は上昇しましたが、その後は大きな動きを見せません。

2015年の半減期での値上がりが見込まれていましたが予想は当たらず、500円程度の価格を推移します。

転機となったのは2017年5月、segwit(セグウィット)」の実装をきっかけに価格が急騰したのです。

「segwit(セグウィット)」とは

segwitはブロックチェーンの各ブロックの情報を圧縮する技術です。

ブロックに格納するデータの一部を他の領域に記録することで、容量の節約が可能となりました。

segwitの搭載により実用性が大きくアップすると期待された結果、ライトコインは一気に注目を集めます。さらに仮想通貨市場全体がバブル相場となっていた恩恵も受け、価格は最大で40,000円まで上昇しました。

バブル相場(2017年)~暴落(2018年)まで

しかし40,000円の価格は長続きしません。

2017年12月には発案者のリー氏が自身の保有するライトコインすべてを売却してしまいます。

この発表により、わずか2週間弱で1LTC=25,000円まで急落しました。

リー氏がライトコインを手放したことで「ライトコインの開発を放棄したのではないか?」という不安が投資家に広がったのです。

リー氏自身はこの憶測を否定していますが、バブル相場の渦中ですべてを売ったとなれば、そのように思われても仕方がありません。

その後、何度か反発を見せるものの、2018年の年末には3,000円付近まで価格が下がってしまいました。

暴落(2018年)~半減期(2019年)まで

3,000円台で低迷してしまったライトコインですが、2019年に入ると再び上昇の兆しを見せます。

このときは半減期が2019年の夏に訪れるという理由で期待を集めました。

半減期とは?

仮想通貨のマイニング報酬が半減される時期を半減期と呼びます。

マイニング報酬を引き下げることで通貨の過剰供給を防ぐことが狙いです。

供給が減る分だけ1通貨あたりの価値が高まると見込む投資家も多く、半減期直前は注目される傾向があります。

ライトコインもその例外ではありません。2019年の前半に大量のライトコインが購入されたのです。

その結果価格は跳ね上がり、2019年6月には15,000円に迫る価格を付けました。

半減期(2019年)~現在(2022年)まで

半減期を終えたライトコインの勢いは衰え、価格は下落していきました。

コロナショック後の2020年3月には3,000円まで下落し、低迷が続きます。

こういった状況に変化をもたらしたのが、仮想通貨全体への注目度向上です。

ペイパルが仮想通貨市場への参入を発表するなど既存企業が続々と仮想通貨の世界へ流入してきました。

これらのニュースをきっかけにビットコインはもちろん、多数のアルトコインが価格上昇を始めます。

5,000~7,000円で低迷していたライトコインも2020年末には13,000円を超す急騰を見せました。

2021年になってもその勢いは止まらず、同年5月には39,000円まで上昇しました。

現在はそこから下落傾向にあり、2022年8月時点の価格は約7,900円程度となっています。

ライトコインの将来性、今後の価格の予想

ライトコイン(LTC)は日常の決済手段としての利用を想定した仮想通貨です。

価値の保存の観点ではビットコインに軍配が上がりますが、決済能力に関しては取引スピードの速いライトコインの方が優れていると言えます。

大手企業との提携も噂されています。新しく作られた草コインのような激しい暴騰をすることは少なく地味に思われがちですが、ペイパルが認めているように実態をしっかりと伴い、時価総額も大きいコインですので、今後BTC価格の上昇と共に着実に価格を上げるのではないかという予想も多く、見通しは良好ではないでしょうか。

2021年9月にはアメリカの小売り大手ウォルマートとの提携が報道されました。

このニュース自体はウォルマート側が否定していますが、こういった動きは今後もたくさん見られるでしょう。こういったファンダメンタルズ関連のニュースが出てくると、相場は敏感に反応し、チャートが急上昇したりします。

以上のように、決済手段としてライトコインのシェアが拡大していくことで、通貨としての価値もますます高まっていくでしょう。将来性には期待できる質実剛健なコインであると言えます。今後のハードフォーク(大型アップデート)で性能が向上すればパートナーシップを結ぶ企業が増えることも考えられるでしょう。

又、ミンブルウィンブルのアップグレードもLTC価格にポジティブな影響を及ぼします。MWEB(ミンブルウィンブル・エクステンション・ブロック)であるミンブルウィンブル拡張ブロックによりミンブルウィンブル統合がなされると、ユーザーが機密取引を選ぶことが可能となり、LTCは人件費支払や土地や建物と言った不動産購入にまで使用されるだろうとDavid Burkett氏は言ってます。

LTCのこのような技術のアップデートも、LTCの将来価格に明るい見通しを示してくれていると言えるでしょう。

ちなみになお、こちらのページの最初にあるLTCのリアルタイムチャートを見ると、BTCとの連動性が高いことや相場のボラティリティは他のアルトコインよりは高くないことがわかります。

ライトコインの将来の価格に期待できると感じた方は、国内大手のコインチェックでライトコインを買ってみても良いでしょう。コインチェックで少額から買うことが可能です。

なお、ライトコインを取り扱っていて、かつ、仮想通貨のレバレッジ取引にも興味がある人は、レバレッジ取引に強いDMMビットコインで口座開設してみても良いでしょう。

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ライトコイン(LTC)の特徴は?詳しく解説

ライトコインの特徴は以下の6つです。

ライトコインの特徴
  • ビットコインの4倍の発行上限
  • 日常的な決済を想定して設計・開発
  • Segwit導入によるスケーラビリティ問題の解消
  • ライトニングネットワークの導入
  • アトミックスワップへの対応
  • ビットコインよりも複雑な暗号方式「Scrypt」の採用

順番に解説します。

ビットコイン(BTC)の4倍の発行上限

ライトコイン(LTC)はビットコイン(BTC)の4倍の発行上限となっています。

ビットコインの上限枚数が2,100万BTCなのに対して、ライトコインの上限は8,400万LTCです。

上限枚数がビットコインの4倍である理由は、ライトコインの取引承認にかかる時間がビットコインの4分の1だからです。

この点からも、ライトコインがビットコインを意識して開発されていることがよく伝わるでしょう。

発行枚数が多い分、ビットコインよりもライトコインを利用するケースが増えると考えられます。

日常的な決済を想定して設計・開発

ライトコインは日常的な決済手段としての利用を想定した仮想通貨です。

そのため高速かつ安全な取引の実現に注力しています。

よってビットコインよりも取引が承認される時間は短いです。

ビットコインの承認には約10分かかりますが、ライトコインであれば2分半程度です。

こういった設計思想・性能が評価され、2020年にはペイパルの決済手段のひとつとしてライトコインが採用されました。

segwit導入によるスケーラビリティ問題の解消

ライトコインはsegwitの導入によりスケーラビリティ問題の解消を目指しています。

スケーラビリティ問題とは

すべての仮想通貨に共通する課題として、取引データ量の増加による処理速度の遅延が挙げられます。

これをスケーラビリティ問題と言います。

パソコンでも容量が増えると動作が重くなったり画面が固まってしまうのと同じように、ブロックチェーンでも生成するブロック数が増えると処理スピードが遅くなってしまうのです。

segwitでできること

ブロックチェーンのブロックの中身を分解すると、インプット・アウトプット・電子署名の3つに区分されます。

インプットには送信元の情報が、アウトプットには送信先の情報が含まれ、電子署名によって取引が承認されます。

segwitはブロックを構成するこの3つの要素のうち、電子署名の部分のみを別管理する技術です。

その結果、ブロックの容量を60%ほど削減できるようになりました。

segwitの課題

segwitはスケーラビリティ問題を解決しうる画期的な技術ですが、導入している仮想通貨は決して多くありません。

なぜなら反対するマイナーが多いからです。segwitを導入するためにはマイナーによる同意が必要となりますが、多くのプロジェクトではこの同意が得られていません。

というのもsegwitを導入すると、マイニングマシン をsegwitに対応可能なものに交換する必要が生じてしまうのです。

新たなマシン購入のコストやそれに伴う手数料を嫌うマイナーの存在によりsegwitを導入できない仮想通貨も多いです。

そんな中でライトコインはマイナーのうち75%の賛同を得てsegwitの導入を実現しました。時価総額の大きいアルトコインでsegwitの搭載にたどり着いた銘柄はごく一握りでしょう。

その点でもライトコインの希少性が高まっています

ライトニングネットワークの導入

ライトコインはライトニングネットワークの導入を進める可能性があります。

ライトニングネットワークとは?

ライトニングネットワークとはブロックチェーンの処理の一部をチェーンの外でおこなう仕組みです。

取引の最初と最後のみブロックに記録し、取引自体は外部で実行するのです。

ライトニングネットワークの導入が進むと、高速での取引処理が可能となり、手数料も安くなると言われています。

ビットコインにもライトニングネットワークの搭載が期待されています。

その点、ライトコインは2018年の段階でライトニングネットワークの試験運用に成功しているため、今後のさらなる推進が予想できるのです。

ライトニングネットワークが実装されれば、ライトコインが日常の決済手段として浸透する可能性はさらに高まるでしょう。

アトミックスワップへの対応

ライトコインはアトミックスワップに対応しています。

アトミックスワップとは取引所などの仲介を挟まずに、個人間で仮想通貨の取引をおこなう仕組みです。

プライバシー情報を第三者に提供することなく取引可能なため、安全性が高いとされています。

ただし、現時点でアトミックスワップに参加している銘柄はかぎられています。実用化の点ではまだまだ発展途上です。

しかし、今後アトミックスワップの利用が拡大した際に、対応している数少ない銘柄としてライトコインの希少性が高まると考えられます。

ビットコインよりも複雑な暗号方式「Scrypt」を採用

ライトコインには「Scrypt(スクリプト)」という暗号方式が採用されています。

Scryptはビットコインが採用している「SHA-256」よりも複雑な暗号化方式であるため、話題となりました。

なぜビットコインと異なる暗号方式を採用するか?

ビットコインと異なる暗号方式が選択されている理由は、大きく2つあります。

1つ目はビットコインのマイナーとライトコインのマイナーが競合するのを防ぐためです。

ビットコインと同じ暗号方式を使ってしまうと、ビットコインのマイナーがライトコインのマイニングにも参入できてしまいます。

そしてライトコインの方が規模が小さいため、ビットコインマイナーにマイニングを独占されてしまう恐れがあるのです。そのためライトコインにはScryptが採用されています。

2つ目の理由は、CPUでのマイニングを可能とするためです。

SHA-256の場合、マイニングのためにはASIC(エーシック)と呼ばれる専用のマシンが必要です。

ただしASICを用意するのは資金面でも技術面でも難易度がかなり高いです。

そこで創設者のリー氏はCPUさえあれば誰でもマイニングができるようにしたいと考えました。

それこそがコミュニティの拡大につながると判断したのです。

そしてライトコインが誕生する時点でCPUでのマイニングに対応できる暗号方式はScryptしかありませんでした。

だからライトコインにはScryptが採用されているのです。Scryptの採用によりライトコインのマイニングにかかる労力は比較的抑えることができました。

ライトコインのまとめ

ライトコイン(LTC)はビットコインと対になる銘柄です。2022年以降もその活躍する場面を着実に増やしていくコインではないかと思います。

仮想通貨市場やビットコインの成長に連動して価値が向上すると考えてよいでしょう。仮想通貨がここまで有名になる前ほどの注目は浴びずにいますが、BTCとの連動性が高く、時価総額もあり、安定性の高い仮想通貨銘柄であると言えるでしょう。

技術開発が着実に行われているという点も、LTCのロードマップに信頼が置ける根拠でしょう。

初心者の方は、まずは安定的なコインへの投資としてLTCを選択して投資してみても良いでしょう。もちろん、これは他のアルトコインに関しても言えることですが、BTCと比較するとボラティリティは大きいので、そこは注意しましょう。

初心者の人は、まずは少額で購入してみることをオススメいたします。

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ライトコイン(LTC)を扱っている取引所

この記事を書いた人
たくみ

20代で2年間の無職を経験しましたが、30歳を過ぎて一念発起、起業しました。多くの方々に恵まれ、結果的に正社員30人の安定経営企業となりました。
2016年からは仮想通貨の研究や分析を始めております。将来における仮想通貨の更なる普及が予測される中、一人でも多くの人に「仮想通貨は怪しいものではないこと」、「送金手段として最適であること」を知って欲しいと考えております。

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