エイダコイン(ADA)の特徴、将来性と今後の価格の予想について解説【リアルタイムチャートあり】

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【ADA/USD】リアルタイムチャート

エイダコイン(ADA/カルダノ)は、2017年に誕生した仮想通貨です。

2021年のいわゆる仮想通貨バブルの勢いで、目を見張るほどの急騰をし、一気に時価総額10位内のメジャー仮想通貨に大躍進いたしました。

名前は聞いたことがあるけど、どんな仮想通貨なのかよくわからないといった方は多いかと思いますので、基本的な項目を中心にエイダコインについて、特徴、将来性と今後の価格の予想を解説します。

目次

エイダコイン(ADA)とは?

エイダコインは「Cardano」上で使う仮想通貨です。

「Cardano」とはブロックチェーン技術を用いた「オンラインカジノ」を中心としたプロジェクトとして有名です

ただし、そもそもは、1つのユースケースとしてカジノと表現した資料が一人歩きして、特に日本の暗号資産関係サイトではそのように表現されることが多くなってしまったのであり、かなり初期からそもそも汎用目的ブロックチェーンの開発が行われているのです。

もちろん、その1つのユースケースのカジノにおいては、プレイ記録を公開することで、これまでのギャンブルとは一線を画する公平性を担保することができます。

既存のギャンブルは、基本的に胴元が儲かるようにできていますので、利用者は勝てない仕組みになっています。いわゆる期待値が低いということです。

そこを非中央集権的なカジノをすることで、胴元といわれる人たちを省くことができ、本当に公平な仕組みを初めてギャンブルの世界に実現することができると期待されているプロジェクトです。ギャンブル大国日本にマッチしそうな通貨なのかもしれませんね(実際に日本では人気の仮想通貨です)。

もちろん、カジノというのは1つのケースでり、それ以外の用途でも実用化が期待され、「30億人」の財布になることを目指しているプロジェクトでもあります。「30億人」というのは世界の難民と同数です。難民のような後ろ盾が希薄な人たちにも資産を管理するプラットフォームを提供したいという目標を持つプロジェクトでもあるということです。

CardanoにはOuroboros(ウロボロス)という独自承認のアルゴリズムがあり、省エネはもちろんのことスケーラビリティの問題にも対処し、かつ、セキュリティ保証も備えたプロトコルとなっています。

なお、エイダコイン(ADA)は日本の仮想通貨取引所ではビットポイント、GMOコイン、サクラエクスチェンジビットコイン、GMOコイン、フォビジャパン、ビットバンクで買うことができます(2022年1月時点)。

送金の速さや、使いやすさ、もちろん安全性の高さでも評判が良いBITPOINTはADAを購入できる取引所でオススメできます。新規取り扱い銘柄も増えていますので、口座は持っておいた方が機会損失を減らすことができるでしょう。口座開設には時間もかかりませんので。

又、電話への問い合わせ対応に定評があったり、アプリの評判も良いGMOコインもオススメできます。暗号資産FX、レバレッジ取引、つみたて暗号資産など様々なサービスがありますので、ADAの購入をきっかけとして口座開設しても良いのではないでしょうか。

なお、海外取引所のBINANCE、OKEx、Bittrex、KucoinなどでもADAの取り扱いはありますが、日本口座と海外口座を開設して、日本の口座から海外口座に送金して購入する必要があります。海外取引所でADAを買うことが希望で、日本の取引所を持っていないという人は、まずは多くの人が持っている有名取引所のコインチェックで口座開設することをオススメします。取扱数量なども多いので、仮想通貨を始めるなら最初に持ちたい取引所です。

本日のエイダコイン(ADA)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】

エイダコインの時価総額は世界中の仮想通貨の中でも上位の実力を誇る仮想通貨です。過去最高額(ATH)は2021年9月2日に、3.09USDを記録しましたが、そこから価格を落ち着けて、現在推移しているような状況です。なお、最低価格は0.01735ドルとなり、最高価格は最低価格の約180倍ということとなります。有望な仮想通貨の跳ね上がりは、やはりとてつもないものがあります。

仮想通貨(暗号資産)名称 Cardano
単位(ティッカーシンボル) ADA
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) 43.75638411円(0.359355ドル)
時価総額 1,516,718,545,970円
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるADAの割合) 1.1709%
時価総額ランキング 7位
上場以来の最高価額(ATH) 3.09USドル
市場流通量(循環している供給量) 34,662,794,399ADA
ADAのHP オフィシャルHP
ADAの公式Twitter Twitter
2023年2月28日現在

ちなみに、あまりにも大きく価格が上がったことがあるコインであり、日本国内で国税に目をつけられ、ADA所持者への税務調査が頻発した時期もありました。

エイダコイン(ADA)の歴史と価格推移

エイダコイン(ADA)は、ICO当時のプレセール単価が高額であり、リリースが半年遅れるなどしたため、当初スキャム(詐欺)コインではないかと怪しまれ、疑われていました。また、マルチ商法的プロモーションを中心にマーケティングした点も印象が悪かったようです。

そんなエイダコインも高い評判でその悪評を覆し、今では時価総額トップ10入りを果たす人気コインの一つに躍進しています。もはや仮想通貨を代表するコインの1つでしょう。

そこに至るまでのエイダの歴史と価格推移を見てみましょう。

数字で見るエイダコインの歴史

エイダコインのチャート

それでは、価格の跳ね上がりや、下落のタイミングを中心にエイダコインの歴史を見ていきましょう。全体を総括するとエイダコインの価格は、プロジェクト単体の要因というよりも市場全体の影響を受けて上げ下げしている現状があります。しかし、有望な仮想通貨でなければ、この上げ下げに乗ることすらできないので、ネガティブなことではありません。

初の上場当初は怪しいと勘違いされることもありましたが、しっかりした開発とロードマップがあるために企業や金融機関及び投資家に高く評価され、その疑いは払しょくされ、今では巨大な時価総額を持つアルトコインとなっています。

2017年12~1月:世界最大手取引所バイナンス上場で上昇

エイダコインは、2017年10月にリリースしてすぐに価格上昇しました。そこからは緩やかに推移していましたが、12月に急上昇して1月にはおよそ100倍の価格となりました。この要因は世界最大の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」での取扱いが始まったことによるものといわれています。

2018年:バブル崩壊で下落

2018年に入ってすぐに起きたバブル崩壊の煽りで、エイダコインも大幅に下落してしまいました。バブル崩壊の要因は世界的な仮想通貨への規制の影響や日本国内の取引所で発生した仮想通貨の流出事件などが要因といわれています。その後数年間停滞期が続きます。

2021年2月:市場全体の活況の影響で上昇

長い停滞局面を迎えていたエイダコインですが、2021年2月に大きく復活を果たします。これは市場全体の活況によるものです。活況の要因はビットコインの半減期に伴うもので、米国テスラ社のCEOなどを務めるイーロンマスク氏がビットコインへの大規模投資を発表したことも大きかったようです。5月に入ると過去最高価格を更新し、このままどこまでも上昇していくのではないかという機運さえありました。

2021年5月:市場全体の低調につられて下落

2021年5月後半に入ると、中国の仮想通貨規制やイーロンマスク氏のビットコインへのネガティブツイートを理由として市場全体が下降局面に入りました。この影響でエイダコインも連鎖的に下落の憂き目をみることになりました。

2021年8~9月:市場が再び活況を取り戻し最高値(ATH)を更新

2021年5月以降の低調をきっかけに、このまま再びの停滞局面に入るのではという見方が強かったですが、ここで再び仮想通貨市場全体が復活を果たします。これはそもそもインフレ圧力でリスク資産の買いが市場全体のトレンドになったことが要因です。同時期に米国株なども高騰しています。

2021年11月:停滞局面へ

その後2021年11月に再び停滞局面を迎えて、2022年1月時点では2021年の急騰前の水準に価格を落ち着けていますが、今後にビットコイン(BTC)などの主軸通貨と共に再度高騰することを予想する投資家も多いですね。

エイダコインのロードマップ

CARDANOロードマップ
引用:CARDANOロードマップ

Cardano公式HPをみるとロードマップが載っています。画像のように人名に模しています。各期は特定の機能ごとに分類されているようです。Byron(基礎)・Shelley(分散化)・Goguen(スマートコントラクト)・Basho(スケーリング)・Voltaire(ガバナンス)の5期に分かれてプロジェクトが進んでいます。

各期の成果は順を追って配信されますが、現在は、Byron(基礎)・Shelley(分散化)・Goguen(スマートコントラクト)が完了しており、残すは2期のみとなっています。技術的なところはおおむねクリアして、あとはユーザー獲得のためのスケーリングとガバナンスを完成させるという段階にいるようです。なお、技術的なところ詳細は、次の「エイダコインの特徴は?詳しく解説」でご確認いただけます。

エイダコイン(ADA)の特徴は?詳しく解説

エイダコイン(ADA)は仮想通貨です。その特徴について詳しく解説し、なぜエイダコインが評価されていうのかを見ていきましょう。

エイダコイン公式サイト
引用:Cardano公式HP

電力消費が少ないので環境にやさしい

ひとつ目の特徴ですが、カルダノの承認アルゴリズム「ウロボロス」により消費電力の節減に成功しています。ウロボロスはブロックチェーンの承認にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用しています。

ビットコインをはじめ、承認アルゴリズムにPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を使用しているケースが多いです。PoWは情報流出やハッキングのリスクなどが極めて少なく非常に優秀なアルゴリズムではあるのですが、承認作業時に多くのノードによる取引処理を必要とするため、大量の電力を消費します。イーロンマスク氏もここを理由としてビットコインから大規模資金を引き揚げてしまったほどです(テスラ社のクリーンエネルギーへの貢献という理念と真逆のためですね)。

一方で、PoSは複数のノードが承認作業をするのではなく、承認作業をするノードは多くの通貨を保有するノードに限り、それ以外のノードは承認作業を行わないので、大量の電力を必要としません。そのため、カルダノの承認アルゴリズムであるウロボロスは、消費電力が少なくなるのです。

ステーキングやプロジェクトの投票へ誰でも参入できる

ふたつ目の特徴は、ステーキングやプロジェクトの投票へ誰でも参入できる点です。これはエイダコイン専用ウォレットである「ダイダロス」を利用することで可能となります

「ダイダロス」を利用することで、エイダコインのステーキングをすることができます。ステーキングとは、仮想通貨を保有することで対価として報酬がもらえる仕組みで、利息のようなイメージです(利息も銀行にお金を預ける対価としてもらえる報酬です)。

ダイダロスウォレットは誰でも開設することが可能ですので、誰でもエイダコインのステーキングに参加することが可能になります。

また、「ダイダロス」を利用している人は、投票システムに参加することが可能になります。これは一定の条件がありますが、クリアすることで有権者となることができます。有権者はCardanoの運用方法に関する投票に参加できるようになります。

このように、ダイダロスを利用すればステーキングや投票に関われるので、非常に開かれたプロジェクトだといえます。

ただし、ダイダロスウォレットの秘密鍵を自分で管理する必要があります。秘密鍵を紛失すると、アクセスできなくなり、出金など管理が一切できなくなるので、ダイダロスを使用する際は秘密鍵の管理は徹底してください。

安全性の高いスマートコントラクト機能を搭載

スマートコントラクトとは、所定のルールに従ってブロックチェーン上の取引が自動的に実行されるプログラムを指します。わかりやすい例でいうと自動販売機がよく例に挙げられます。自動販売機はあらかじめ決められた金額分の硬貨を入れて、希望する飲料のボタンを押すと自動的に契約が成立します。スマートコントラクトとは、これをブロックチェーン上でおこなうことで、より多様な契約関係へ応用しようというプログラムです。

スマートコントラクトはイーサリアムにはじめて独自に搭載された技術として有名です。現時点で最もシェアの高いスマートコントラクトはイーサリアムになります。

スマートコントラクトを活用することで取引が見えるようになり、第三者の干渉による不正取引を防げます。Cardanoのスマートコントラクトはイーサリアムよりもセキュリティ面の安全性が高いPlutusという独自技術を用いています。このPlutusによって、Cardanoは安全で、機能性のある暗号資産になると期待されています。また、Plutusはスマートコントラクトによって契約をオートメーション化できることに加えて、個人情報を記録することが可能です。

さまざまな企業・団体とのパートナーシップ

Cardanoは、さまざまな企業・団体と提携しています。

2018年にはEMURGO社(Cardanoで新たに事業を起こす企業を支援することを事業とする会社)が東京理科大学と3日間のハッカソン(短期集中的な共同会開発)を開催しました。

2019年には大手スニーカメーカの「New Balance」とも提携しており、ブロックチェーン技術を活用して偽物のスニーカーをあぶりだすNB Realchainというシステムを開発し、テスト運用しているところです。

また、2021年にはブロックチェーンベンチャーの「Input Output Global」がエチオピア政府と提携し、カルダノブロックチェーンを活用した教育システムを開発することを発表しました。

その教育システムは、生徒と先生にIDを付番して、学習達成度をブロックチェーンで管理する仕組みです。エチオピア国内で教育、雇用の促進を図ることに寄与しようとしています。

仮想通貨ADAの将来性と今後の価格の予想

仮想通貨(暗号資産)としてのADAの将来性は、以下のような事項に左右されます。

  • 新規取引所への上場
  • 有名企業との提携
  • AdaPay(エイダペイ)導入店舗増加による需要増
  • 開発に関するポジティブなニュース
  • 仮想通貨市場全体への投資資金の流入

ここまで大きな時価総額を有するコインとなりますと、上記の中でも、仮想通貨市場全体への資金流入に大きな影響を受けます。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETC)をはじめとする時価総額1位と2位の仮想通貨に資金が入る場合には、ADAにも必ず大きな資金が入ってくる傾向があります。したがって、ビットコインの今後の価格の予想などを行っておくことは、ADAの将来価格を占う意味でも大切です。

ボラティリティに関してはBTCよりは大きいとは言えるので、リスクとリターンはもう少し大きくなります。

又、有名企業との提携は一般投資家への認知度の向上に役に立ち、価格が瞬間的に急騰することがあります(もちろん、ネガティブニュースで暴落するリスクもあります)。

仮想通貨(暗号資産)市場全体が大きくなれば、自然とADA価格も3.09ドルを超えるという価格予想も多いでしょう。更に、企業提携や開発に関するポジティブなニュースが出て市場シェアのランキングも高めた場合には、5ドルなどに達することも考えられます。

よく、日本円にして1万円などに達するという予想もなくはないですが、そこまで価格が上がるのは簡単ではないでしょう。

エイダコイン(ADA)のまとめ

エイダコイン(ADA)は当初はオンラインカジノのプラットフォーム上での決済通貨としてスタートし、その後スマートコントラクト機能を実装したり、さまざまな企業・団体とパートナーシップを結ぶことで、着実に時価総額を高めている仮想通貨です。

ステーキングやプロジェクトへの投票を利用できる「ダイダロス」ウォレットがあるところも魅力的だと思います。ロードマップを参考にするとこれからスケーリングとガバナンスをやり遂げる段階にいるということで、今後ますます目が離せない注目の銘柄といえるでしょう。

将来性が高いと投資家が考えるからこそ、ここまでの時価総額になっているとも言えます。

ただし、投資は自己責任です。エイダコインに限らず、仮想通貨はまだまだ未成熟ですので、万一価値がゼロになったとしても、今後の生活に影響を及ぼさない程度の余裕資金で投資することをお勧めします。

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