NFTといえば今や多くの人が利用しているデジタル資産です。2021年に入り、市場規模が大幅に拡大し、仮想通貨業界の話題を独占したのも記憶に新しいでしょう。
そんなNFT市場において白熱しているジャンルが「NFTゲーム」です。
NFTゲームはプレイしているだけで稼げることから、既存の家庭用ゲームとは違った楽しみを提供しています。ゲームをするだけで稼げるとは、昔では考えられなかったことですが、いよいよそのようなことが現実になってきているのです。その先駆け的存在がAxie Infinity(アクシー・インフィニティ)と言えるでしょう。
今回の記事ではそんなNFTゲームのなかでも、トップクラスの人気を誇るNFTゲーム「Axie Infinity」を紹介します。
Axie Infinityの始め方も紹介しますので、初心者の人が初めてプレイする際には参考にしてください。
タクミAxie Infinityは間違いなくNFTゲーム業界に革新を起こした作品だと言えますね。
みおキャラクターもかわいいし、ゲームをして稼げるし、10年前にはちょっと考えられなかった話ですし、プレイしてみたいわ。
NFTゲーム「Axie Infinity」とは？
Axie Infinity（アクシー・インフィニティ）は2018年にリリースされたベトナムのNFTゲームです。
Axie Infinityは世界中のNFTゲームプレイヤーが遊んでいるゲームとしても知られていますので、「プレイしたことはなくてもAxie Infinityという名前は知っている」という方もいるでしょう。
実際に世界最大の取引量を持つNFTマーケットプレイス『Open Sea』の取引高ランキングでは、2022年2月1日時点で44位にランクインしています。
44位となるとそれほど大した数値に感じないかもしれませんが、1,000以上も存在するNFTコレクションのなかで44位を獲得しているとなると、数値の凄みを感じられるはずです。
そんなAxie Infinityにはいくつか特徴があるがゆえに、世界的な大ヒットを記録しています。
そこで、ここではAxie Infinityの人気を探るために2つの特徴を紹介します。
仮想通貨が稼げるブロックチェーンゲーム
Axie Infinityの最大の特徴はブロックチェーンを採用しているため、仮想通貨が稼げることでしょう。ゲームをしながら稼げるという「Play to Earn」を実現している仮想通貨なのです。
そもそもNFTゲームは、ブロックチェーン上に記録することで以下のような特徴を持つようになります。
NFTゲームの特徴
- ゲーム内で獲得したデータがNFT化され、売買が可能になる
- ミッションをクリアすることで、ブロックチェーンに応じた仮想通貨が報酬で獲得できる
- ゲームの種類においては、NFTを生成することも可能
多くのNFTゲームプレイヤーは、ミッションにクリアすることで得られる仮想通貨の報酬か、ゲーム内で獲得したアイテムを売買して仮想通貨を稼いでいるでしょう。
もちろん、Axie Infinityでも上記のように仮想通貨を稼げる仕組みを採用しているため、Axie Infinityをプレイするだけで生計を立てている人もいます。
Axie Infinity内ではミッションなどをクリアすることで、主に仮想通貨の「SLP」か「AXS」を獲得できます。
比較的入手難易度が高いAXSは仮想通貨としての価値も高く、NFTゲームが注目され始めた2021年から価格が高騰し始め、半年間でおよそ30倍も価格が伸長しました。
このようにNFTゲームでは仮想通貨を獲得できるだけでなく、獲得した仮想通貨の価値が上昇しやすいというのも特徴的でしょう。
イーサリアム(ETH)が交換通貨
Axie Infinityを初めてプレイする際には、「Axie」と呼ばれる3体のモンスターを購入する必要があります。
Axieをを購入するには、「Open Sea」や公式のマーケットプレイスに行ってから購入することが必要になります。
いずれの方法でAxie Infinityを始めるとしても、利用する通貨はイーサリアム（ETH）です。
そのため、Axie Infinityをスムーズに始めたいという方は、事前にイーサリアムを購入しておくことをおすすめします。
「Axie Infinity」の仕組みや稼ぎ方について解説
ここではAxie Infinityの仕組みや稼ぎ方について紹介します。
いずれの方法もAxie Infinityで稼ぐためには基本的な方法ですので、覚えておくようにしましょう。
仮想通貨「SLP」を獲得できる。
タクミ基本的にはSLPを獲得して稼ぐことになるので、SLPの価格変動が儲けに影響するので、売るタイミングには注意が必要ですね。
「SLP」とは「Smooth Love Potion(SLP)」という銘柄で「Axie Infinity」で稼ぐことができる仮想通貨です。
Axie Infinityでは「SLP」と「AXS」の2種類の仮想通貨を稼げます。
SLPはデイリーミッションをクリアしていればもらえる場合がありますので、比較的入手難易度は高くありません。SLPを獲得する方法は以下の通りです。
SLPの獲得方法
- デイリークエストを1日3個クリア
- コンピュータ戦をプレイ
上記の獲得方法をプレイしていくだけで毎日SLPが稼げます。
仮想通貨「AXS」が獲得できる。
「AXS」も「SLP」と同じようにAxie Infinityをプレイすると手に入る仮想通貨です。
ただし、AXSを獲得するためには対人戦で勝ち上がる必要があります。そのため、SLPに比べて入手難易度が高いといえるでしょう。
もちろん、手に入りにくい分、AXSの価格は高く、貴重だと考えることもできるのですが。プレイを始めても初心者である内は、SLPの獲得に集中すると良いでしょう。
NFT（Axieやアイテム）をマーケットで売る
Axie Infinityで仮想通貨を稼ぐには、ゲーム内の報酬だけが手段ではありません。
Axie InfinityではAxie同士を交配させることで、新たなAxieを生み出すことが可能です。
交配されたAxieは親の機能をランダムで受け継ぎますので、場合によっては価値の高いAxieが生まれてくる可能性もあります。このあたりもこのゲームの特徴であり、おもしろさであると言えるでしょう。
価値の高いAxieはNFTのマーケットプレイスにて高値で取引されますので、大きな利益を狙える可能性もあるでしょう。
実際にAxie Infinity内のマーケットプレイスでは、日本円にして460万円程度で販売されているAxieも存在します。
「Axie Infinity」の始め方について
みお少し時間はかかるけれど、始め方自体は順序通りにやれば、簡単そうね。
ここは始め方を、見出しを使って執筆お願い致します。
ここではAxie Infinityを始めるまでの手順を紹介します。
簡単に紹介すると以下の手順です。
Axie Infinityを始めるまでの手順
- 「Metamask」のインストール
- Axie Infinityのアカウント登録
- 「Ronin Wallet」の開設
- 取引所でイーサリアムを購入
- Axieを3体購入
それぞれのステップを詳しく解説しますので、Axie Infinityを始める際には参考にしてみてください。
MetaMaskのインストール
まずは「MetaMask」と呼ばれる「仮想通貨ウォレット」のインストールから始めます。
ブラウザがGoogle Chromeの方の場合はこちらから追加することが可能です。
また、MetaMaskに対応しているブラウザは次の通りとなります。
Metamaskに対応しているブラウザ
- Microsoft Edge
- Google Chrome
- Firefox
- Brave
「MetaMask」はイーサリアム系の仮想通貨を保存するのに必要なウォレットで、仮想通貨専用のお財布だと思ってください。
Axie Infinityのアカウント登録
Axie Infinityのアカウント登録は、Metamaskを登録しておけばスムーズに進みます。
Axie Infinityの公式ホームページにて「Metamaskでログイン」をクリックし、指示通りに入力を進めてください。すると、Axie Infinityのアカウントが開設できます。
Ronin Walletの開設
「Ronin Wallet」はAxie Infinityのアイテムを売買するのに必要なウォレットです。
もし、Axie Infinityをプレイされる方は、Ronin Walletを開設しておきましょう。
Ronin WalletもMetaMaskと同じく、Google ChromeなどのWebブラウザの拡張機能となっているので、追加して有効化しましょう。
国内取引所でイーサリアムを購入
Axie Infinityをプレイするためには、Axie(アクシー)と呼ばれるモンスターを3体用意する必要があります。AxieはNFTとなっています。
Axieはマーケットプレイスで売買されているのですが、マーケット上の共通通貨がイーサリアム（ETH）です。
そのため、Axieを購入するためにはイーサリアム(ETH)を事前に用意しておく必要があるので日本の取引所を開設する必要があります。
Coincheckなどの国内取引所でもイーサリアム(ETH)は扱っていますので、事前にイーサリアム(ETH)を購入して、Axieを購入できる準備を整えておきましょう。
Axieを3体購入
購入したイーサリアム(ETH)を「Ronin Wallet」に送金して、マーケットプレイスでAxieを3体購入しましょう。
Open Seaなどの外部マーケットプレイスでも購入できますが、情報が見にくいため、Axie Infinity内のマーケットプレイスを利用するのがおすすめです。
2022年現在、仮想通貨市場が落ち着いてきている影響でAxieを比較的安く手に入れられます。
安い値段の個体であると4,000円程度で購入できますので、相場が落ち着いている2022年2月時点でAxieを仕入れておくのもおすすめでしょう。
「Axie Infinity」は稼げる？
Axie Infinityで稼げるかは「SLP」や「AXS」などの価値に依存します。
1日に50SLPを稼いだとしても、SLPの価値が1円程度であれば50円しか稼げません。
しかし、SLPの価値が5円もあれば1日で250円も稼げることになります。
1枚あたりの価値が4円異なるだけで、1ヵ月に換算すると6,000円も差異が発生します。
Axie Infinityで稼ぐためには、日々のプレイで仮想通貨を稼ぐことも大切ですが、換金するタイミングも大切です。
1日1〜2時間程度のプレイングであれば50〜70SLPは稼げるといわれていますので、月に最低でも1,500SLPは稼げるはずです。
年間で1万8,000SLPは稼げますので適切なタイミングで日本円に換金すれば、年間で十万円程度の利益は得られるかもしれません。
とはいえ年間十万円程度では物足りないと感じる方もいるはずです。
そんな方はAXSの獲得を狙ってみましょう。
AXSはプレイヤーとの対戦や成績が上位者のみに配布される仮想通貨です。
獲得難易度は高いものの、SLPより価値が高いため効率的に利益を得られます。
AXSを得るためには他のプレイヤーに勝つ必要がありますので、より良いAxieが必要になります。
「Axie Infinity」を始める際に気をつけたいこと
Axie Infinityを始める際には初期投資が必要です。
そのため、最低でも数万円の資金は用意したうえで始めるようにしてください。
公式マーケットプレイスでは最低でも4,000円程度からの販売となっていますので、3体を揃えるためには1万2,000円程度の資金は必要です。
ただし、安いAxieは性能が低いためゲームの途中でいき詰まってしまう可能性が高いです。
「安物買いの銭失い」を避けるためにも、1万円程度はするAxieを購入した方がよいかもしれません。
スカラーシップを始める方も多い
Axie Infinityについては、スカラーシップという制度を利用する方も多くいます。
モンスターであるAxieを保有しているオーナーが、ゲームプレイヤーであるスカラーにレンタルで貸し出して、そこで獲得したAXSとSLPを両者で分配する仕組みです（基本的にはSLPを分け合います）。
オーナーは労力がかからずに不労所得を得られるというメリットがあり、スカラーはモンスターであるNFTへの初期投資が不要であるというメリットがあるのです。
海外でスカラーを募集する例もあり、オーナーは日本人でスカラーはAxie Infinityのスカラーシップの人気が高いフィリピンの方とということも多いようです。
スカラーの募集をツイッターで行う人もいますが、アクシーの公式HPのDiscodeで探す人もいます。
英文で募集する必要がありますが、基本的に条件提示などの簡単な内容で募集をするのみなので、Google翻訳機能などを使えば決して難しくありません。
ゲームのプレイヤーが増える中で、アクシー(AXS)の価格も大きく動いています。仮想通貨AXSの今後の価格の予想も行うことで、ゲームで稼いだコインの価値も把握しておきましょう。
まとめ
みおアクシー早くやりたいわ。でも、他にもアクシーに追随するゲームが次々に出てくる気もするわ。
タクミそうなんですよね。Play to Earn以外にもMove to Earnのような歩いて稼げるゲームもあるし、どれをやるか迷いますね。複数のゲームで稼ぐのもありですね。
Axie Infinityは世界でもトップクラスの人気を誇るゲームです。
近年ではどんどんとクオリティが高いNFTゲームがリリースされていますが、NFTゲーム黎明期から築き上げてきた信用は薄れることはありません。
「Play to Earn」のNFTゲームの中では、最も有名なゲームの１つと言えるでしょう。
スカラーシップのような仕組みも、このゲームを通じて有名になったと言えます。
また、AndoroidOSであればスマホでのプレイも可能ですので手軽にプレイできます。
スマホのユーザーも巻き込めれば、今後Axie Infinityの人気はさらに加熱することも考えられるでしょう。
ゲームをして稼ぐという新しい体験をしてみたい方は、是非チャレンジしてみてください。
