Dogecoin(DOGE)の特徴や今後の価格推移の予想について詳しく解説【リアルタイムチャート】

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【DOGE/USD】リアルタイムチャート

Dogecoin(DOGE/ドージコイン)という暗号資産銘柄をご存知でしょうか。2人のエンジニアがインターネットミームをテーマに「ジョーク」として開発しながらも、時価総額では上位に位置しているとても特徴的な銘柄です。

他のコインよりも大きく優れた技術・思想などがあるわけではないDogecoinですが、これまで何度も大きな価格上昇・下落が起こっており、現在も大きな注目を集めています。

この記事では、Dogecoinがこれまで辿ってきた歴史や、なぜ注目されているのか、Dogecoinの特徴や今後の価格推移の予想を解説していきます。

目次

Dogecoin(DOGE)とは?

Dogecoin(ドージコイン)とは、インターネットミームとなった柴犬の画像をモチーフとした仮想通貨です。独自のブロックチェーンを持っており、「発行枚数に上限がない」「決済が高速である」「大きなコミュニティを持つ」といった特徴があります

Dogecoinは、イーロンマスク氏がTwitterなどでその存在を言及しているためご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。イーロンマスクの発言でかなり大きく価格が上がったので、驚いた人もいるでしょう。

2021年にDogecoinの価値はおよそ100倍近くに急騰しましたが、その要因はマスク氏や「SatoshiStreetBets」というコミュニティにあると言われています。コインそのものの価値だけでなく、そのような話題性やコミュニティで取り上げられたことで価格が上昇したコインなのです。

現在Dogecoinは、個人間での寄付やチップの送金・Reddit上の「DogeMarket」・テスラ社の一部商品の購入などに使用することができます。

本日のDogecoin(DOGE)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】

Dogecoinの最新の時価総額や価格、市場流通量や時価総額ランキングなどの情報は以下となります。2022年5月には、ビットコイン(BTC)をはじめとする他の仮想通貨と同様に価格は調整し、2022年12月現在も価格調整は続いておりますが、2023年以降に上昇トレンドになった際には、再び爆発的に価格が上がると予想する投資家もいるでしょう。

仮想通貨(暗号資産)名称 Dogecoin
単位(ティッカーシンボル) DOGE
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) 9.77867553円(0.080309ドル)
時価総額 1,297,344,355,926円
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるDOGEの割合) 1.0014%
時価総額ランキング 10位
上場以来の最高価額(ATH) 0.7376ドル
市場流通量(循環している供給量) 132,670,764,300DOGE
DOGEのHP オフィシャルHP
DOGEの公式Twitter Twitter
2023年2月28日現在

DOGEの取り扱い取引所

Dogecoin(DOGE)を買える暗号資産取引所は、有名なところですとBINANCEやCoinbaseといった海外取引所がメインとなります。国内ですとビットバンクやFTX JPで取り扱いがあります。しかし、バイナンスなどの取引量が多い海外取引所の方がDOGEで利益を出しやすいかなとは思います。

海外取引所でDOGEを買うには、以下のような手順を踏む必要がありますが、まずは最初の日本国内での取引所開設では、コインチェックが取り扱い銘柄も多く、NFTやメタバース関連にも積極なのでおすすめです。NFTマーケットプレイスも持っていますので。SBI VCトレードも日本で初めてDOGEの取り扱いとなりましたが、取引量などを考えると、BINANCEが最も合理的で、かつ、暗号資産取引所の手数料0円のコインチェックを使ってBINANCEに送金して買うのがおすすめです。

1.コインチェックなど、日本国内の暗号資産取引所を開設する(無料で、時間もかからずに作成できます)

2.海外取引所の口座開設をする(BINANCEなどは人気で、こちらも無料ですし、多くの日本人が口座開設をしています)

3.日本の取引所に銀行等からお金を振り込み、そこでBTCなどの仮想通貨を購入します

4.日本の取引所から海外の取引所の口座にBTCなどを送金します(こちらは本当に簡単にできます)

5.海外取引所でDOGEを購入します

Dogecoin(DOGE)の歴史とその価格推移

Dogecoinは、2013年に誕生した比較的歴史のある仮想通貨銘柄です。誕生からしばらくの間はそこまで大きな価格の変動はありませんでしたが、2021年に急騰し注目を集めました。ここではその歴史を年表で振り返りつつ、代表的な出来事を解説していきます。

  • 2013年12月 ミームコインとして誕生
  • 2014年01月 ソチ冬季五輪で寄付に使用される
  • 2017年12月 仮想通貨ブームに伴い高騰
  • 2018年09月 イーサリアムチェーンとの相互運用テストを実施
  • 2019年07月 取引所BINANCEに上場
  • 2021年01月 SatoshiStreetBetsでの共同購入により高騰
  • 2021年04月 イーロンマスク氏のツイートを受け高騰
  • 2022年01月 テスラ社のECショップにて一部グッズの決済が可能に
  • 2022年08月 SBI VCトレードがドージコイン(DOGE)の新規上場を表明

2013年12月 ミームコインとして誕生

Dogecoinは、Adobe社のプロダクトマネージャーであるJackson Palmer氏とIBM社のソフトウェア開発者であるBilly Markus氏によって2013年12月6日に発売されました。当時インターネットで流行っていた柴犬のミームをロゴにした「ビットコインのファンバージョン」は、当時急成長していた仮想通貨界隈の雰囲気にマッチし、2週間後には300%も価格が上昇しました。

2014年01月 ソチ冬季五輪で寄付に使用される

2014年にソチで開催された冬季オリンピックでは、ジャマイカのボブスレーチームが出場権を得たものの資金不足により出場が危ぶまれる状況でした。これには多くの界隈から募金が集まりましたが、Dogecoinコミュニティもそれに参加。2700DOGE(当時の価格で約3万ドル)が集まり、仮想通貨による募金の代表的な出来事となりました。

2018年09月 イーサリアムチェーンとの相互運用テストを実施

独自のブロックチェーンにより運用されているDogecoinですが、2018年にはイーサリアムチェーンとの相互運用テストが行われました。これが実現すればDogecoinをさらにさまざまな用途に利用できる可能性があるということで大きな注目を集め、価格は48時間で173%上昇しました。ただし現在は開発資金不足によりアップデートは保留となったようで、計画は中断されたままです。

2021年01月 SatoshiStreetBetsでの共同購入により高騰

ここまで大きく価格が変動してきたDogecoinですが、2021年は最も大きく乱高下した年でした。中でも大きな出来事は、1月に行われた「SatoshiStreetBets」での共同購入や、4月のイーロンマスク氏の発言による価格上昇です。これらの出来事については、後の項目でより詳しく取り上げます。特にイーロンマスク氏とDogecoinの関係はとても根深く、2022年1月にはテスラ社のECショップで一部グッズの決済に対応するなど、これからもDogecoinの価格上昇・下落に大きく関わることが予想されます。

Dogecoin(DOGE)の特徴は?詳しく解説

長きにわたって高い知名度を誇るDogecoinですが、人気の秘密はどこにあるのでしょうか。ここでは、Dogecoinの特徴を詳しく解説していきます。

「ミームコイン」の代表格

Dogecoinはミームコイン」であると言われています。ミームとは、インターネット上でよく取り上げられるお決まりのネタを指します。多くの人に馴染みのあるミームをモチーフとして作られた仮想通貨を「ミームコイン」と呼んでいるのです。その中でDogecoinは、2013年当時に流行していた面白い表情をした犬の画像を元ネタとしています。「DOGE」とは、犬を表す「dog」をもじった英語圏のスラングです。

ミームコインはその他の仮想通貨銘柄と比較すると価格が安定しにくい傾向にあります。これは、ミームコインには革新的な技術や運営理念がないものが多いためです。ミームコインの価格は、それが用いられているコミュニティの盛り上がりやSNSでの話題性など、多くの場合人々の感情によって変動します。そのため不意に価格が高騰したり、逆に熱が冷めれば大幅に下落することもあるのです。

Dogecoinはミームコインの中でも代表的な銘柄のうちの一つです。2013年にDogecoinが誕生して以降、これにインスパイアされた多くのミームコインが生まれました。イーサリアムベースで作られた「秋田犬コイン(AKITA)」や、2021年に高騰して話題となった「柴犬コイン(SHIB)」などが代表的で、これらの犬をモチーフにしたミームコインは「犬コイン」と呼ばれています。Dogecoinは、これら犬コインの元祖とも言えるコインなのです。

発行上限がない

多くの仮想通貨銘柄では、コインの価値を担保するために発行上限が設けられています。例えばビットコインでは発行上限が2100万枚と決められており、将来的に大量のビットコインが市場に出回らないことが保証されています。

それに対して、Dogecoinは発行上限枚数がありません。コインの流通量がどんどん増えていくため、一般的に価格は上昇しにくくなります。実際に、現在すでに1000億枚以上のコインが流通しており、年間約50億枚が追加されていく予定です。

しかし、発行上限がないという特徴を持ちながらも、ミームコインとしての話題性が高まったDogecoinの価格は大きく変動してきました。今後もイーロンマスク氏をはじめとする著名人の発言などによって価格が急騰する可能性は十分にあるといえます。

高速な決済と安価な手数料

Dogecoinはその他の仮想通貨と比較して決済速度が早いという特徴があります。これは、Dogecoinがビットコインの派生コインである「ライトコイン」をベースに開発されたためです。ライトコインはビットコインが抱える処理速度や手数料の問題を解決するために開発されたコインで、「スクリプト」と呼ばれる技術を計算に利用しています。この技術をもとにしたDogecoinは、約1分での決済が可能となりました。ビットコインの決済は約10分を要するため、大幅に高速な決済であるといえます。また手数料も1DOGEだけで良いため、ほかの銘柄と比較しても安価な水準となっているのです。

このような特徴から、Dogecoinは手軽な少額決済が可能なコインとなっています。実際にRedditにおけるチップ通貨として利用されていたり、先述した2014年のソチ冬季オリンピックにおけるジャマイカのボブスレーチームへの募金のほか、ケニアのタナ川流域に井戸を掘るプロジェクトの資金などの寄付にも使われました。さらに2022年には、ロシアによるウクライナ侵攻においてウクライナ政府がDogecoinによる寄付受入れを実施するなど、一部の国からも認められる決済手段となってきています。

また、DogecoinはReddit上に存在するDogeMarketでほかユーザとの購入に使用することも可能です。ここではDogecoinを売りたい人・買いたい人が集まっており、現金とDogecoinの交換のほか、iPadやNFTなどの物品・サービスをDogecoinと交換する場としても利用されています。気軽に使用できるということと、コミュニティの大きさがあるからこそ実現するマーケットといえるでしょう。

コミュニティが強い

ミームコインはコミュニティの活性度が価格に大きく影響しますが、Dogecoinは特に強いコミュニティを持っています。Redditコミュニティの参加人数は230万人以上、公式Twitterアカウントのフォロワーは320万人以上です。広く認知され人々の注目を集めているDogecoinは、先述した決済速度・手数料の手軽さも相まって、多くの人により購入・売却が行われるため価格が変動しやすくなっています。

中でも代表的な出来事が2021年1月に行われたSatoshiStreetBets」での共同購入でした。SatoshiStreetBetsとは仮想通貨をテーマとしたサブレディット(Reddit上のカテゴリ)の一つで、仮想通貨の価格上昇を狙ってさまざまな人が情報交換を行なっているコミュニティです。この時SatoshiStreetBetsのユーザーたちはDogecoinの価格を上昇させるため、全員でDogecoinを購入するよう呼びかけを行いました。これに応じた投資家たちは一気にDogecoinを購入。24時間の取引量は1000%以上増加し、価格も70%以上上昇しました。

この出来事は、同じく共同購入を行なって株価を操作した「WallStreetBets」というサブレディットを模したものと言われています。WallStreetBetsでは個人投資家たちが結託して、ゲーム小売業者であるゲームストップ社の株をヘッジファンドの空売りに対抗して購入したことで価格を上昇させました。これはインターネットコミュニティが株価を操作できることを示したとして大きな話題となりましたが、同様のことがDogecoinでも起こったのです。まさにコミュニティの強さを表した出来事といえます。

また、SatoshiStreetBetsでの共同購入とほぼ同じ時期にイーロンマスク氏が「Dogue」というペット犬雑誌の画像をTwitterに投稿したことも、コミュニティを加熱させる要因となりました。イーロンマスク氏は以前にもDogecoinを支持するような発言をしており、例えば2020年には「One word: Doge(一言:ドージ)」というツイートをしたり、Twitterのプロフィールを「Former CEO of Dogecoin(ドージコインの元CEO)」に変更したりすることでDogecoinの価格上昇の要因となっていました。このSatoshiStreetBetsのイベントでも、イーロンマスク氏の発言という後押しがあったことが価格に大きく影響していると考えられます。

イーロンマスク氏によるDogecoin関連のツイートはその後もたびたび投稿され、そのたびに価格に大きな影響を与えました。例えば2021年4月にはジョアン・ミロという画家が描いた「月に吠える犬」という絵に「Doge Barking at the Moon(ドージが月に向かって吠えている)」とキャプションをつけて投稿し、100%以上の価格上昇。また同年5月の仮想通貨関連ツイートに伴って10%以上の上昇、さらに12月にイーロンマスク氏がCEOを務めるテスラ社の支払い手段としてDogecoinを導入するとツイートした際も20%以上の急騰を呼びました。

このように、Reddit・Twitterにおける認知度の高いうえで、イーロンマスク氏を代表する著名人により取り上げられることによりコミュニティが激しく加熱され、多くの人が購入する銘柄となったのです。ただし、コミュニティの強さは大きな価格上昇が見込める反面、熱が冷めたときに激しく下落する可能性も秘めているため、今後も注視する必要があります。

Dogecoin(DOGE)の将来性と今後の価格の予想

DOGEの将来性については、DOGE自体が決済などで実際に利用されるかどうかが大きいと言えます。

又、DOGEの今後の価格の予想・見通しとしては、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要通貨の価格に左右されるでしょう。BTC価格が上がるとつられて上がるので、BTCが急騰したような場合には、DOGEはそれ以降の暴騰を見せる可能性が十分に予想できます。一方でBTC価格と一緒に暴落して調整することもこれまでに何度もありました。

更に、新規の暗号資産の取引所への上場もDOGEの価格を上げる要因になると予想できます。

DOGEの価格の過去最高価額は0.7376ドルですが、この価格まで上げるには、BTC価格が上昇したり、取引所が増えてより多くの国の投資家が投資できるような環境が必要とはなるでしょう。

今後のDOGEの価格推移の中では、非常に高いボラティリティを持っているので、暴騰と暴落を繰り返すことも予想できますので、購入のタイミングなどは慎重に見極めて取引したいものです。

Dogecoin(DOGE)のまとめ

ここまで、Dogecoin(DOGE)の歴史や特徴を解説してきました。「ジョーク」として生まれたコインでありながらも多くの人が注目し、価格が変動してきた要因も分かっていただけたのではないでしょうか。価格の乱高下が激しいため購入の際は注意が必要ですが、高い知名度と時価総額を誇り、イーロンマスク氏も支持するDogecoinを投資コインの一つに加えてみてはいかがでしょうか。

注目度の高いコインですので、再び暴騰する可能性も十分にあると予想できますので。ただし、価格の安定性が高いとは言えず、著名人の発言に左右されるので、その点は理解した上で購入しましょう。

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