Akropolis(AKRO)は自律的分散型のコミュニティ経済にだれでも、簡単にアクセスできるようにすることを目的につくられた仮想通貨です。日本語では、アクロポリスと読みます。
今回はAkropolisとは何か、Akropolisの歴史や特徴、将来の価格の予想について、詳しく解説します。Akropolis(AKRO)がどのように役立てられる仮想通貨(暗号資産)なのか知りたい方、今後の価格が上がる要因はどこにあるのかを知りたい方は、是非最後までご覧ください。
Akropolis(AKRO)とは?
Akropolisは、ユーザーが所有および運営する金融サービスに基づき、仮想通貨を提供する分散型アプリケーション(dapps)を起動できるようにするためにつくられました。
Akropolisがつくられたのは2017年で、創設者はAna Adrianova、共同創設者はKate Kurbanovaです。
Akropolis社のCEO兼創設者のAna Andrianovaは、2005年にオックスフォード大学を卒業後、ドイツのミッテルスタンドを代表する銀行「コメルツ銀行」に就職しました。
その後は投資運用会社のエマージェント・アセット・マネジメントに転職し、さらにリーマン・ブラザーズに転職しました。
Ana Andrianovaは金融畑を渡り歩いたあと、Akropolis社を立ち上げました。
Kate Kurbanovaは2016年、プレハノフ・ロシア経済大学を卒業し、株式トレーダーを経てCindicator社のアナリティクス部門で責任者として働いています。
Cindicator社は仮想通貨取引をビッグデータ分析に基づいてAIシステムで売買システムをおこなうシステムを運用していますので、Kate Kurbanovaがその後にAkropolis社の経営に携わる際の大きな経験となったことでしょう。
もうひとり、Akropolis社の重要な人物としてAlex Mazが挙げられます。
Alex MazはAkropolis社のCTO兼ブロックチェーンエンジニアで、出身はスタンフォード大学です。
スタンフォード大学ではコンピュータサイエンスの学士号と機械学習の博士号を取得しています。
Alex Mazはフィンテックや銀行、ゲーム分野でめざましい活躍をみせ、現在はAkropolis社で新世代のブロックチェーン開発者の教育に力を注いでいます。
Akropolisは2018年3月に初めて発表され、2020年6月にイーサリアムのメインネットでローンチされました。
イーサリアムベースの分散型金融プロトコルを運営することで、借り入れや貸し付けなどの金融分野で自律的な金融エコスステムを提供しています。
Akropolisはユーザーが安全に仮想通貨を保有し、拡大する能力を提供することが目標です。
ユーザーが従来の金融システムに依存しなくてすむように、だれもがどこにいても、将来に備えることができる世界を目指しています。
Akropolisはそもそも分散型貯蓄兼年金基金として考案されており、2020年8月には営利目的の資金プール立ち上げのため、AkropolisOSを作成しました。
AkropolisOSは従来の銀行や保険商品モデルを置き換えることを目標として、年金問題の基盤となるシステム構築に力を入れています。
AkropolisOSを利用すると、無担保融資ができるようになったり、イールドファーミングをおこなうことで配当を得られます。
イールドファーミングとは分散型取引所などのDeFiに仮想通貨を預けて、流動性を提供する見返りとして、金利や手数料収入が得られる仕組みです。
たとえるなら、DiFi版の投資信託といえるでしょう。
ステーキング
Akropolisはステーキングによって担保不足を解決しようとしています。
Spartaプールのメンバーは担保の50%を提供することで、担保が不足しているローンを要求できます。
Spartaプールとは統合されていないローンも可能にする、貯蓄プールのことです。
Akropolisはパーティーのクレジットスコアとアイデンティティメトリック、かつチェーン上の社会的評判とローン申請などにより、クレジットスコアリングシステムがつくられます。
残りの50%については、他のDAOメンバーで処理されます。
キャッシュフローリレー
Akropolisはキャッシュフローリレーを使い、流動的な価値を実現しています。
AkropolisはWeb3とDeFiエコシステムに統合されたプログラムにより、デジタル資産を企業や将来のキャッシュフロー価値が把握できます。
任意のイーサリアムウォレットのアドレスで支払う将来のキャッシュフロー義務をトークン化やデジタル化、割り当てなどができるようにします。
Akropolis(AKRO)の買い方
Akropolis(AKRO)は将来性を期待する声もあり、今後の価格がかなり高まると考えている人は、当たり千金を狙い、投資しているのではないでしょうか。Akropolis(AKRO)は海外取引所で取り扱いがあり、2022年12月時点では、日本国内の仮想通貨の取引所には未上場ですが、今後の上場が期待されています。
主に以下の取引所で取り扱いがありますので、そこで買う必要があります。基本的には、取り扱い銘柄数が多く、世界的にも有名なBinance(バイナンス)はおすすめできます。
- Binance
- Kucoin
- Huobi Global
- Uniswap
- Gate.io
- Bitrue
Akropolis(AKRO)の買い方の手順としては、以下の流れで行ってください。
1.日本国内の取引所で口座開設する。この後に行う海外送金まで考えると、操作が簡単で送金ミスが起こりにくいと思えるコインチェックはおすすめです。
2.開設した日本の口座にお金を振込んで入金する。
3.日本の口座でビットコイン(BTC)を購入する。
4.Binanceなど、Akropolis(AKRO)を取り扱う海外口座の口座開設を行う。
5.日本の口座から海外口座に送金し、そこでAkropolis(AKRO)を購入する。なお、送金は、初心者でも簡単に行うことができます。
上記の購入方法における各々の手続きは非常に簡単ですので、そこはご安心くださいませ。日本国内の口座開設に関しては、やはり大手が運営していて、少額からでもビットコインが買えて、送金も簡単であるコインチェックがおすすめできます。コインチェックはNFTマーケットプレイスを持っているので汎用性が高く、NFT関連銘柄に興味がある人にもおすすめできるのです。
本日のAkropolis(AKRO)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】
AKROの最新の時価総額や時価総額ランキング、価格、市場占有率(シェア)の情報は以下となります。
仮想通貨(暗号資産)名称 | Akropolis |
---|---|
単位(ティッカーシンボル) | AKRO |
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) | 0.63530394円(0.005218ドル) |
時価総額 | 2,663,134,470円 |
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるAKROの割合) | 0.0021% |
時価総額ランキング | 631位 |
上場以来の最高価額(ATH) | 0.08861ドル |
市場流通量(循環している供給量) | 4,191,906,098AKRO |
Akropolis(AKRO)の歴史
Akropolisがこれまでどのような歴史をたどってきたのか、詳しく解説します。
上場
Akropolisは2020年11月2日、世界最大級の仮想通貨取引所である「Binance」に上場しました。
2021年に仮想通貨市場はバブルとなり、多くの仮想通貨が高騰しましたが、Akropolisもこのとき価格が高騰したのは間違いなくBinanceへの上場が影響しています。
AkropolisはBinance上場後の翌年2021年4月に価格が約8.6円まで高騰しました。
Akropolisの価格は2021年の年初は約1円でスタートしていますので、たった4ヶ月で約8.6倍も成長したことになります。
しかしその後は仮想通貨バブルも一段落し、2021年10月には2円前後で推移しています。
2022年12月現在は0.42円程度の価格を推移していますが、今後において、ビットコイン(BTC)などの主要な仮想通貨の価格が上がると、Akropolis(AKRO)の価格はそれ以上のページで上がると期待しています。AKROの価格を予想するためにも、ビットコインの今後のチャートには、注目しておきましょう。
提携
Akropolisは2020年11月30日、Yearn Financeと提携を開始すると発表しました。
Yearn Financeは2020年に開発され、DeFiに仮想通貨を貸し付けて利益を得るときに、一番有効ばトークンを選んでくれる仕組みをもっています。
Yearn Financeは保有することにより、プロジェクトの運営に関わる投票権を獲得でき、プロトコル全体に対して影響力を持てることも特徴のひとつです。
被害
Akropolisは2020年11月、ハッカーから攻撃を受けて、200万ドル(約2億円)に相当するステーブルコイン「DAI」が流出しました。
ハッカーはAkropolisのプロトコルの脆弱性を突き、Akropolisの資金プール「yCurve」から総額で200万ドル分のDAIを引き出しました。
Akropolisは攻撃される以前に2回、コードの監査を受けています。しかしそのときは2つの脆弱性が検出されておらず、そこをハッカーに悪用されてしまうという、最悪のかたちになってしまいました。
Akropolis(AKRO)の特徴は?詳しく解説
Akropolisにはどのような特徴があるのか、詳しく解説します。
AkropolisOS
AkropolisにはAkropolisチームが開発しているソフトウェア開発キットがあります。
それが「AkropolisOS」です。
Akropolisを使うことにより、開発者はAkropolisのプラットフォーム上でdAppsを作成できます。
dAppsは「decentralized applications」の略で、日本語でいうと「分散型アプリケーション」です。dAppsには中央管理者が存在していません。
開発者はブロックチェーン技術を利用し、dAppsで様々な契約、賃貸契約などをおこなえます。
dAppsには間にだれも入りませんので、手数料やコストを下げられるメリットがあります。
Sparta
Akropolisは金融機関がこれまでおこなってきた作業の自動化を目指しています。
Akropolisの特徴である「Sparta」とは、Spartaメンバーが資金のプールを解き、ローンを提供することで、高い利益を獲得できるように支援することです。
Spartaは連帯責任およびステークの保証を前提として運営されています。Spartaがあることで、ローンの借り手は担保がなくてもローンが組めます。
担保なしのローンを組む条件は、ローンの借り手が借りる額の50%をAkropolisスパルタプールトークン(ASPT)で負担することです。
Spartaの仕組みは、ローンを組みたいけど担保として大金を用意できない人にとって、非常にありがたいものになっています。
DelPhi
Akropolisが提供する「Delphi」は、ビットコインやイーサリアムへのドルコスト平均法による投資を自動でおこなえます。
ドルコスト平均法とは、金融商品の価格がどう変動しようとも常に一定の金額で、時間を分散して定期的に買い続ける投資のやり方で、非常に有名で、多くの投資家が実践しています。
ドルコスト平均法では金融商品の価格が低いと購入量は多く、価格が高いと購入量は少なくなります。
Delphiはドルコスト平均法が組み込まれているイールドファーミングアリゲーターです。
Delphiはドルコスト平均法で投資リスクを減らしつつ、イールドファーミングアリゲーターで効率よく投資し、利益を得られるdAppsですので、ユーザーに大きなメリットがあります。
Akropolis(AKRO)の将来性と今後の価格の予測
2022年12月現在までにおけるAkropolis(AKRO)の過去最高価額(ATH)はUSドルベースで0.087ドルドルとなっています。現在価格はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要銘柄の価格調整に引きずられる形で、Akropolis(AKRO)も割安な水準となっています。これは、Akropolis(AKRO)に限らずに、ほとんどの銘柄がそのように調整しているところだと言えます。
Akropolis(AKRO)に関しては、下記の条件が整うと、大きく価格が上がると予測できます。時価総額ランキングでもかなり高いところまで上り詰めた場合には、今では考えられないような価格になるかもしれません。少なくとも、2022年12月までの過去最高価額の0.087ドルは超えて、0.1ドルは目指せるでしょうし、そこを上に抜けると、青天井に価格が上がっていくのではないでしょうか。時価総額3,000億円や4,000億円になった場合には、ものすごい価格になることになりますが、技術開発が進んで認知度が高まれば、これは決して不可能な数字ではないでしょう。
ただし、期待されているコインであったとしても、もちろん投資にはリスクも伴うので、分散投資をするなどして、自己責任で投資してください。
・Akropolis(AKRO)の技術開発が進み、大手企業との提携が増え、銀行や保険等の仕組みを変えることへの期待感が高まること
・仮想通貨市場全体への投資資金が増加し、ビットコインなどの主要通貨の価格が上がること
・日本も含めて、より多くの国の取引所に新規上場すること
割安の内に手に入れたい人は、まずはコインチェック口座を作成して、Akropolis(AKRO)購入の準備を進めましょう。
Akropolis(AKRO)のまとめ
ここまでAkropolisとは何か、Akropolisの歴史、Akropolisの特徴について詳しく解説してきました。
Akropolisは中央集権的な組織を排除し、分散型アプリケーション「dApps」を完全にコントロールできるようにすることが目標です。
Akropolisはこの運営方式の採用により、ユーザーがDeFiのプラットフォームとdAppsネットワークをシームレスに統合できるよう、すでにイーサリアムやAave、CompoundにMakerなどのプラットフォームと接続されています。
Akropolisはツール、アプリ、DeFi指向の機能など、数多くの機能が存在しています。
SpartaやDelphiのアプリのようにAkropolisチームでつくられたものもありますので、Akropolisは今後、分散型金融の分野において外すことのできない、必要不可欠なプロジェクトになる可能性を秘めているといえるでしょう。
Akropolisはこれからどのように機能していくかといいますと、Akropolisプロジェクトの大きな目標である、開発者が資産管理を含めて、幅広い金融分野のためのプロトコルおよび分散型エコシステムの構築になると考えられます。
Akropolisはネットワーク上でホストされることにより、開発者は代表するDAOで管理されるdAppsを使い、ユーザーが仮想通貨保有量を増やすための資産管理をフォローしていくことでしょう。
Akropolisの価値は技術力とユースケース、採用によって決まります。
プロジェクトの本質的な価値はAkropolisがもつ要素に大きく依存し、仮想通貨の市場価格と一致しないことも出てくるでしょう。
Akropolisの価値はアップグレードやアップデート、ロードマップの開発、市場動向、トレンドの反転、その他のイベントやニュースなどに敏感に反応し、影響されます。
仮想通貨の市場価値は常に流動的ですから、仮想通貨市場の特徴であるボラティリティの影響も受けてしまいます。
Akropolisがこれからさらに伸びていくためには、dAppsにAkropolisOSフレームワークを選択する開発者が増えることです。
AkropolisOSの利用が増えることで、Akropolis自体の価値もさらに上昇していく可能性があるでしょう。
Akropolisは2022年12月現在、いまだに日本国内の仮想通貨取引所に上場していないため、日本での知名度はまだ高いとはいえませんが、徐々に人気は高まるのではないでしょうか。
日本からAkropolisを購入する場合、日本の仮想通貨取引所でAkropolisと交換できる仮想通貨を購入し、海外の仮想通貨取引所に送金、海外の仮想通貨取引所でAkropolisと送金した仮想通貨を交換という流れになります。
仮想通貨取引所を日本と海外、両方でアカウント登録が必要になるため、Akropolis購入に抵抗がある人もいることでしょう。
しかしこれまで説明してきたように、Akropolisがもつ特徴はAkropolisが仮想通貨市場で伸びていくための十分なポテンシャルがあります。仮想通貨で億り人になるような人は、こういったところを面倒くさがらずに行動しているものです。
日本の知名度が低い現状であるからこそ、海外から発信されるニュースに積極的に触れて、今からAkropolisに注目しておきましょう。なお、国内で初めて仮想通貨口座を持つなら、こちらの仮想通貨のおすすめの取引所についてもご覧ください。
まずは最初の1つ目ということでしたら、定番の大手取引所であるコインチェックで口座開設するのが良いと思います。