モナコイン(MONA)とは?
モナコインは日本の掲示板サイト「2ちゃんねる」で誕生したプロジェクトです。
Mr.Watanabe(わたなべ)を名乗る人物によって開発されました。
モナコイン(MONA)という名前の由来は2ちゃんねる内のキャラクター「モナー」に起因するそうです。
東京の秋葉原などを中心に支持を集めるサブカルチャー系の仮想通貨として知られており、保有者のほとんどが日本人だと言われています。
モナコインは決済手段として採用する店舗の拡大やWebサービス上での「投げ銭」機能としての活用など、日本における社会実装が着々と進んでいる銘柄です。
実際、公式サイトにも以下の文言が明記されています。
暗号通貨は世界的に投機的な面が強い傾向にありますが、モナーコインはユーザーによる様々なサービスの開発や、神社の建立、語呂合わせの投げ銭など、他のコインではあまり見られない使われ方が定着するなど、コミュニティ主体で発展を続けている暗号通貨です
https://monacoin.org/
投資対象以外の使い道がある点はほかの銘柄との差別化要素ですね。
なお。モナコイン(MONA)はコインチェックやビットフライヤー、ビットバンクで購入することができます。アプリの使いやすさや、取り扱い銘柄の多さで人気が高いコインチェックで口座開設をしてみてはいかがでしょうか?
本日のモナコイン(MONA)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】モナコイン(MONA)の時価総額や価格の情報は以下の通りです。時価総額ランキングは低めですが、将来これらが上がると日本のファンとしても嬉しいですよね。
時価総額が低めの分、今後の価格の上がり幅が大きいと予想するトレーダーもいます。2022年5月にはステーブルコインUSTのUSドルへのペグが外れたために仮想通貨市場全体が調整し、初心者がこれから利益を出すには買いやすい価格になりましたし、2022年12月現在も上昇トレンドになったとは言えず、MONA価格は割安水準にあると言えるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)名称 | MonaCoin |
---|---|
単位(ティッカーシンボル) | MONA |
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) | 62.19017989円(0.510744ドル) |
時価総額 | 4,087,740,305円 |
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるMONAの割合) | 0.0% |
時価総額ランキング | 518位 |
上場以来の最高価額(ATH) | 16.45USドル |
市場流通量(循環している供給量) | 65,729,675MONA |
MONAのHP | オフィシャルHP |
MONAの公式Twitter |
モナコインの歴史と過去の価格推移の確認
このパートでは、日本発の最初の仮想通貨であるモナコイン(MONA)の歴史を見ていきましょう。
誕生(2014年)~低迷期(2017年)まで
モナコインのベータ版が公開されたのは2013年1月です。しかし、直後に一度リセットされてしまいます。再度リリースを発表したのは同年の12月でした。
そして2014年1月に正式版がリリースされたのです。
誕生時の価格は2.5円程度とされています。
ローンチ後にモナコインを利用したオークションサイトやショッピングサイトなどが次々とリリースされ、注目を集めたのです。
2014年7月にはワールドビジネスサテライトで紹介されたり、堀江貴文氏が保有を明らかにするなど、モナコインは一気に人気を高めていきます。時価総額も急激に上昇していきました。
同年8月には100円を突破するなど、価格面でも大成功を収めました。
しかし、ブームが一段落すると価格は極端に下がってしまいます。
同年10月には1桁台へと下落し、それ以降2017年までは目立った動きを見せませんでした。
低迷期(2017年)〜バブル相場(2018年)まで
再び注目を集めたのは2017年の後半です。
ビットフライヤーやビットバンクへの上場が発表されると価格が急騰しました。
当時はバブル相場として仮想通貨市場全体が大きな盛り上がりを見せていたのです。
モナコインもバブル相場の恩恵を受けて、一時は2000円以上の価格を記録しました。
この価格はいまだに破られていない上場来高値となっています。
バブル相場(2018年)〜ハッキングまで
しかしバブル相場は長くは続きません。
それどころか2018年にはモナコインのセキュリティの脆弱さを突いた攻撃を受けるなど、トラブルが発生してしまったのです。犯罪者が取引所に仮想通貨を送金し、それを法定通貨として出金したものの、その後のマイニングによってそもそもの入金取引をなかったものとしてお金だけを取り出すという、ブロックチェーンにかなり詳しくないと理解できないような手法が取られたのです。
モナコインへの攻撃とは?
2018年にロシアの仮想通貨取引所「Livecoin」で攻撃を受け、1000万円ほどの損失が発生してしました。
ブロックチェーン上のデータが書き換えられてしまったのです。
2018年当時、ブロックチェーンの特徴を悪用した攻撃そのものは可能だとされていました。
しかし実際に攻撃がおこなわれた例はほとんど存在していません。
そのため、投資家はブロックチェーンの安全性に大きな信頼を寄せていました。
ところがモナコインが攻撃を受けて一気に、仮想通貨への不安感が広がったのです。
結果的にこの出来事がマーケット全体の低迷につながってしまいました。
セキュリティ攻撃~コインチェックへの上場まで
セキュリティ攻撃を受けて以降、モナコインは50円〜100円付近の価格に低迷します。
しかしそんな閉塞感を打破する出来事が起こりました。
2019年5月31日、モナコインがコインチェックへ上場すると発表されたのです。
この発表をきっかけにモナコインの価格はまたもや上昇しました。
最高で300円の価格をつけたのです。
しかしこの勢いは長く続かず、盛り上がりが収束すると再び低迷していきました。
コインチェックへの上場〜DMM Bitcoinでの取り扱い開始まで
コインチェックへの上場を済ませてからは100円程度の価格を推移していました。
しかし2020年1月にDMM Bitcoinでの取り扱い開始が発表されると、またもや価格上昇を見せたのです。
このときは280円まで高騰しました。
モナコインは日本国内のファンが主な支持層であるため、国内の取引所に上場したタイミングで価格が上がりやすい傾向にあるようです。
DMM Bitcoinでの取り扱い開始~半減期まで
DMM Bitcoinでの取り扱い開始後に注目を集めたのが半減期です。
2020年8月の半減期へ向かって、モナコインの価格は緩やかな上昇を続けます。
半減期とは
半減期とはマイニング報酬が減額される時期のことです。
マイニングとはブロックチェーン上の取引を承認する行為を指します。
このマイニングを最も速く成功させたノード(ブロックチェーンネットワーク上のコンピュータ)に対して報酬が支払われるのです。
半減期ではこの報酬の金額を半減されてしまいます。
多くのブロックチェーンには「〇〇回ブロックが生成されたらマイニング報酬を半減する」というプログラムが組み込まれているのです。
なぜ半減期が存在するのか?
半減期が存在する理由は「仮想通貨のインフレを防止する」ためです。
マイニングの報酬は新規に発行された仮想通貨で支払われます。
そのためマイニングが発生するたびに流通量が増えてしまうのです。
流通量が増加すると、当然ながら1トークンあたりの価値は低下してしまいます。
法定通貨であれば銀行が発行量をコントロールできますが、仮想通貨の場合はそうはいきません。
だからマイニング報酬を定期的に減らして通貨の過剰供給を防いでいるのです。
なぜ半減期で価格が上昇するか?
一般的に半減期が迫ると価格が上昇しやすいと言われます。
供給量が減少するからです。
マイニング報酬が減ることでマイナーにとっての魅力が薄れます。
結果的にマイナーも減っていくと予想されるのです。
そしてマイナーが減ることは仮想通貨の発行量が減ることを意味しています。
よってその仮想通貨の需要が変わらないのであれば、供給が減る分だけ価値が高騰すると推論できるのです。
こうした思惑を持つ投資家が参入してくるため、半減期直前で価格上昇が起こる傾向にあります。
モナコインの半減期前でもこういった理由で価格上昇を見せました。
半減期〜現在まで
半減期を終えて以降、モナコインに大きな動きは見られません。
転機となったのは2021年の仮想通貨市場全体の拡大です。
ビットコインの価格上昇に釣られる形でモナコインも再度上昇します。
2021年4月には半減期を大きく上回る、400円以上の値をつけました。
しかし5月に上昇相場が終わりを迎えて以降は目立った動きは見せていません。
2022年12月の初め時点でのMONAのチャートの価格は59円程度となっています。
モナコインの将来性と今後の価格予想
モナコインの価格が大きく上昇するのは以下の3点です。
- 取引所への新規上場
- 仮想通貨市場全体の上昇
- 半減期
上記のタイミングの少し前に投資すれば大きく利益を出せるかもしれません。
仮想通貨市場全体の価格の上昇はかなり重要で、モナコインはこれまでにビットコインの急騰時にはそれ以上の急騰を見せたことが何度もあります。その観点からすると、ビットコイン(BTC)の今後の値動きを予想することが、MONAの値動きの予想にもつながります。したがって、ビットコインの今後の価格の予測もあわせて行っておきたいところです。
またモナコインは秋葉原を中心に決済手段・投げ銭などで利用されています。今後も投げ銭などで使用される機会は増えるのではないでしょうか。
投資対象としてだけではなく実用性も兼ね備えている点はほかの仮想通貨にも中々ない強みだと言えるでしょう。
日本特有のサブカルチャー文化の後押しを受けて世界的な知名度が高まれば、さらなる将来の価格上昇が期待できます。
日本発のプロジェクトとして世界と戦える可能性のある数少ない銘柄です。新たな取引所への上場がMONAのチャートの価格上昇に直結すると予想できます。いつか、BINANCE(バイナンス)などの海外取引所に上場して欲しいですね。そうなれば、ATH(過去最高価額)の16.45ドルまでは届かずとも、その半額の8ドル程度を超える価格になることありえるでしょう。
仮想通貨MONAの将来価格に期待を持てると感じた人は、コインチェックなどで少額からでも購入してみてはいかがでしょうか?コインチェックで少額で買うことは可能です。
モナコインの特徴は?詳しく解説
モナコインにはどのような特徴があるでしょうか?
以下の6点を順番に解説していきます。
- ライトコイン(LTC)との類似
- 処理速度が高速
- 発行上限枚数が多い
- セキュリティ面の脆弱さ
- 活発なコミュニティ活動
- アトミックスワップへの対応
ライトコイン(LTC)との類似
モナコインはライトコイン(LTC)と技術面で類似する仮想通貨です。
ライトコインのソースコードを活用して作られたのがモナコインだからです。
そしてそのライトコインは元々、ビットコインのソースコードを基礎として設計されています。
つまりモナコインはビットコインとも仕様が似ている仮想通貨となのです。
ビットコインと基本的な構造が同じだからこそ、技術的にも十分信頼できる銘柄だと言えるでしょう。
ただし、このページの最初に掲載したリアルタイムチャートを見るとおわかりになると思うのですが、時間当たりの取引量は決して多くないので、購入する際は細かく複数回に分けて購入し、できる限り安い取得費で手に入れるようにしたいですね。
処理速度が高速
モナコインはビットコインとくらべて取引速度が非常に速いです。
ビットコインが1ブロックの生成に10分程度の時間を要するのに対し、モナコインは90秒ほどで1ブロックの生成が完了します。
この速さの理由として「segwit(セグウィット)」という技術の実装が挙げられます。
segwit(セグウィット)とは?
segwitはトランザクション(取引)の情報を圧縮する技術です。
segwitにより取引の承認時間を大幅に削減可能となりました。
モナコインはこのSegwitを世界で最初に導入した仮想通貨です。ビットコインよりも早かったため注目を集めました。
Segwitによりスケーラビリティ問題へ対応できるとされています。
スケーラビリティ問題とは?
スケーラビリティ問題とは、情報量が増えすぎると処理が追いつかずに取引が成立しなくなる問題を指しています。
スケーラビリティ問題はモナコインに限らず、ブロックチェーン業界全体が抱える課題です。
これを解決するためにさまざまなプロジェクトが対応に取り組んでいます。
このスケーラビリティ問題に対するモナコインとしての解決策がsegwitの導入だったのです。
発行上限枚数が多い
モナコインの発行上限枚数は1億512万MONAとかなり多いです。
ビットコインの発行上限枚数が2100万BTCであることと比較すると、その多さがよく分かるでしょう。
枚数が多いため、その分だけ多くのユーザーに保有される可能性が高いです。
今後の取引の活性化が期待できるでしょう。
セキュリティ面の脆弱さ
モナコインはビットコインなどとくらべるとかなり規模が小さいです。
そのためセキュリティ面では相対的に脆弱となっています。
ブロックチェーンの安全性はノード(ブロックチェーンネットワークを構成するコンピュータ)の数と計算能力によって決まります。
その点、モナコインは小規模であるため他のチェーンと比べるとノードの数が劣ります。
結果的にチェーン全体の計算能力も小さくなってしまうのです。
そのため安定したセキュリティ強度を維持できず、ムラが生じてしまいます。
ただし、現在ではモナコインのコミュニティ内で対策の検討が進められているため、かつてほどの心配は不要です。
また、こうしたセキュリティ面の問題はモナコインに限った話ではなく、すべての仮想通貨に共通する課題です。世界中の技術者によって新たな解決策が見つけ出されるでしょう。
活発なコミュニティ活動
モナコインは活発なコミュニティ活動でも知られています。
2ちゃんねる出身ということもあり、ユーザー間の交流が積極的におこなわれているのです。
社会実装も進められています。
秋葉原のメイドカフェやパソコンショップなどがモナコイン払いへの対応を進めています。
なんと日本でビットコインの次に決済手段として採用されている仮想通貨がモナコインなのです。
またモナコインを活用したWebサービスの開発もされています。
モナコインを送金できる掲示板「Ask Mona」や、モナコインを活用したショッピングサイト「Monappy」などは2014年に開発されましたが、現在でも利用可能です。
さらにモナコインは投げ銭としても使われました。一時期はTwitterでもモナコインの投げ銭を利用できたそうです。
ただモナコインを送金するだけではなく、金額に意味を持たせるといった独特な使い方もされていました。
「0.00114114(イイヨイイヨ )MONA」、「0.004649(ヨロシク)MONA」といった語呂合わせはよく使われていたそうです。
このように根強いファン・コミュニティが存在し、実用化へ向けた取り組みが活発な点はほかの仮想通貨にない強みと言えるでしょう。
アトミックスワップへの対応
モナコインはアトミックスワップに対応しています。
アトミックスワップとは異なる仮想通貨を取引所の仲介なしに個人間で取引できる技術です。
個人間で仮想通貨の交換をおこなう場合、トラブルが絶えません。
詐欺や持ち逃げなど多数のリスクを含んでいました。
しかしアトミックスワップを採用することで、取引所など第三者が間に入らなくとも安全かつ確実に取引の実行が可能なのです。
アトミックスワップの活用が進めば、それに対応しているという理由でモナコインの希少性は高まるでしょう。
モナコインのまとめ
モナコインは他のアルトコインとはかなり立ち位置が異なる銘柄です。
根強いコミュニティ人気を武器に価格が急騰する場面はこれからもたくさん生まれるでしょう。もちろん、BTCの急落局面などではかなり価格を落としてしまうこともあるので慎重にトレードすることは必要となります。
枚数の多さ、アトミックスワップへの対応などの特徴もありますが、何と言っても活発なコミュニティ活動があり、そういった活動は今後も続くと思うと、将来性が感じられるのではないでしょうか。将来価格に関しても、高値を更新してくる可能性は十分にあるでしょう。
日本発のコインとしてぜひ注目してみてはいかがでしょうか?