Theta Network(THETA/シータ)は次世代の動画配信プラットフォームです。
日本の大企業「SONY」との提携が話題になりましたので、Theta Networkの名前を聞いたことがあるという人もいることでしょう。
SONY以外の多くの有名企業からも出資を受けていることから、将来性が期待されているプラットフォームだとわかります。
従来のプラットフォームとは違って、Theta Networkはブロックチェーン技術を応用して、動画配信のこれからを変える可能性があるのです。
独自トークン「THETA」は大手仮想通貨取引所でも取り扱われています。
この記事では、Theta Network(THETA/シータ)について、特徴や将来性、今後の価格動向の予想を解説いたします。
又、Theta Networkの買い方についても解説します。
Theta Network(THETA)とは?
Theta Network(THETA)は分散型の動画配信プラットフォームです。
ブロックチェーン技術を利用することにより、特定の管理者なしで動く仕組みのため、高画質な動画配信にかかるコストを削減しながら運用することを可能にしています。
従来の動画配信は多くの課題を抱えていますが、Theta Networkは動画配信の課題を解決できるプラットフォームとして期待されています。
YouTubeなどは中央集権的な企業が運営元として存在していますが、Theta Networkはそのような動画プラットフォームとは違い、広告費の中抜きをなくせるため、動画クリエイターに対してより多くの報酬を支払えるので、クリエイターがTheta Network(THETA)を利用するメリットは大きいのです。
YouTubeの共同経営者である「Steve Chen」氏をアドバイザーとして起用していることが、Theta Networkの信頼度および将来性を高めています。
Theta Network内で発行されている独自トークン「THETA」はガバナンストークンの役目があり、保有していることでTheta Networkの運営に対する発言権を得られます。
ゲーム業界で長年活躍してきた「Mitch Liu」氏と「Jieyi Long」氏が2018年に共同で設立されましたが、元々はイーサリアム基盤のERC-20トークンとして発行されていました。
しかし2019年3月、THETAのメインネットが公開されたことにより、ERC-20トークンはすべて、ネイティブトークンのTHETAに変換されています。
Theta Networkブロックチェーン技術を利用した非中央集権型動画配信サイトの運営を目的としており、ブロックチェーン技術でプラットフォームを分散化し、ユーザー自身にサーバーを維持してもらうことで、高品質な動画配信サービスの提供を可能にしているのです。
従来の中央集権的な動画配信サービスの場合、サーバーの維持コストが高かったり、高画質映像に対応できなかったりといった課題がありました。
しかしTheta Networkの分散型動画配信の仕組みは、そのような課題を解決し、効率的な動画配信の実現が期待できます。
Theta Networkのブロックチェーンの仕組み
Theta Networkのブロックチェーンは動画配信が抱える構造的な問題を解決するためにつくられた、分散型動画配信プラットフォームです。
従来の動画配信が高画質に対応できないという問題に対して、技術的・経済的な解決を図るため、Theta Networkはネットワーク全体の帯域幅の共有についてインセンティブを与えるように構築されています。
ユーザーは余った帯域幅やコンピューティングリソースを渡すことにより、トークンで報酬が得られます。Theta NetworkブロックチェーンではTHETAトークンとTFUELトークンの2種類のトークンが使われています。
「THETA」がガバナンストークン、「TFUEL」がユーティリティトークンであり、THETAはすべて発行済です。
Theta Networkのメリット
Theta NetworkはP2Pで動画の分散型ストリーミングに特化していますので、ネットワークの負荷を軽減することが可能です。
「BFT」という規格を採用しており、一般的なPoSシステムよりも速いといわれています。
ERC-20に準拠しており、イーサリアムと互換性があります。
つまり、THETAブロックチェーンに参加していると、イーサリアムのエコシステムが利用できるのです。
ERC-20トークンは膨大な種類のウォレットやゲームを包括しているため、さまざまなサービスを受けられます。
高度なセキュリティシステム
Theta Networkのブロックチェーン技術「Multi-Level BFT」は高いセキュリティを誇ります。
Multi-Level BFTは回路ブロックを分割することによって、負荷を分散させ、高度なセキュリティを保っているのです。
本日のTheta Network(THETA)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】
THETAの最新の時価総額や時価総額ランキング、価格、市場占有率(シェア)の情報は以下となります。
仮想通貨(暗号資産)名称 | Theta Network |
---|---|
単位(ティッカーシンボル) | THETA |
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) | 141.65円(1.163312ドル) |
時価総額 | 141,649,311,217円 |
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるTHETAの割合) | 0.1093% |
時価総額ランキング | 48位 |
市場流通量(循環している供給量) | 1,000,000,000THETA |
上記のように、仮想通貨の時価総額ランキングでも比較的上位にいるコインとなります。Theta Network(THETA)などの海外取引所で取り扱っている仮想通貨を購入する際には、先に日本国内の取引所を開設するひつようがありますが、送金も簡単なコインチェックで口座開設するのがおすすめです。
Theta Network(THETA)の歴史
Theta Networkは2018年1月、取引が開始されています。
当初は1ドルを下回っていたため、低調なスタートとなっており、2020年9月頃に少し上向いたものの、2020年末までは特に大きな動きはありませんでした。しかし2021年3月、価格が急上昇し始めます。
一時はそれまでの最高値となる、13.1ドルを記録し、取り扱い当初の100倍以上の価格となりました。
理由はTheta Networkの大型アップデートです。アップデートによって処理速度が高速化し、ユーザーの利便性がよくなったことが価格に影響しています。
その後も大手企業による100億円単位のTheta Networkステーキングなど、良いニュースが出たことで価格の上昇を後押ししました。2021年はTheta Networkの注目度が高まった年といえます。
2022年に入ると仮想通貨市場全体の冷えこみに連動するかたちで、2022年12月の月初時点では約0.95ドルです。仮想通貨市場全体が2023年に上昇トレンドに入ることがあると、Theta Network(THETA)の価格は大きく上がると予想できます。
Theta Network(THETA)の特徴は?詳しく解説
Theta Networkにはどのような特徴があるのか、詳しく解説します。
高画質・低コストな動画配信
Theta Networkでは高画質・低コストな動画配信が可能です。
ブロックチェーン技術によって動画配信の負荷を分散できるシステムを確立しているためです。
これまでの動画配信サービスには高額なサーバー維持費用、高画質への対応不可、運営による動画配信停止、サーバー不具合によるアクセス不可など、数多くの課題を抱えてきました。
これらの課題の根本にあるのが、中央集権的な運営・動画管理などで一点に集中してしまっている弊害であるといえます。
それがTheta Networkを利用すると、ブロックチェーン技術で利用しているユーザーがそれぞれでサーバーの役目をするようになるため、動画配信の負荷分散が可能です。
この仕組みにより、サーバーのコストを抑えられる上に高画質動画が低スペックなPCでも視聴できます。
ステーキング対応
Theta NetworkはPoSのコンセンサスアルゴリズムを採用しているため、ステーキングで利益を得られます。
ステーキングとはブロックチェーン上での取引を承認するシステムのことを指し、取引内容が合っているかどうかを確認し、ブロックチェーンに取引記録を入れていく作業をします。
PoSは通貨を持っているだけで利益を得られる仕組みで、処理速度や環境負荷に対する懸念により、利用が広がっているアルゴリズムです。
それまでのアルゴリズムよりも通貨の保有量や保有期間に比例し、獲得可能な利益が大きいのが特徴です。
そのため、Theta Networkの長期保有を望む人が増えて、価格の上昇につながっています。仮想通貨を長期保有する方は、このようなステーキングをはじめとして、レンディングなど、様々な稼ぎ方を知っておくことで、利益を大幅に増やすことができます。
Multi-Level BFT
Theta Networkはブロックチェーン技術に「Multi-Level BFT」を採用しています。
Multi-Level BFTはブロックの承認作業の高速化を可能にしている上に、高度なセキュリティをキープする技術です。
Theta NetworkはMulti-Level BFTを組み込むことで、複数の端末の間で動画の負荷を分散して、処理速度を大きくアップさせています。
報酬制度
Theta Networkではネットワークに貢献した人やコンテンツの配信者、視聴者などに対して、トークンで報酬を与えるシステムを導入しています。
これまでの動画配信サービスでもコンテンツ配信者に対する報酬はありましたが、Theta Networkではよりさまざまなかたちで報酬を得ることが可能です。
Theta Networkの成長によってトークンの価格も上昇するため、トークンを持っていることでさらに利益を得る期待もできます。
信頼の高さ
Theta Networkは世界的な大手企業から出資を受けていることから、信頼度が高いといえます。
Theta Networkに出資している主な企業はソニーインベストファンドやGREE、サムスンなどです。
仮想通貨業界ではどこから出資を受けているかで信用性に大きく影響してきますが、Theta Networkは出資元のラインナップをみても、とても信頼度が高い仮想通貨といえるでしょう。
購入方法は下で説明しますが、コインチェックとBINANCEの口座を持っておくと良いでしょう。仮想通貨取引をするには、この2つの口座は必ず持っておきたいですね。
Theta Network(THETA)の将来性と今後の価格動向の予想
Theta Network(THETA)は既に大手企業からの出資を受けていますし、SONYと提携してNFTに関して公表しているため、将来性は高く評価されています。
今後のTheta Network(THETA)の価格動向を決定づける要素として以下のようなポイントが挙げられます。
・動画配信サービスの知名度の向上と需要の拡大
・更なる大手企業からの出資や業務提携
・新規取引所への上場
・ビットコインやイーサリアムなどを含む仮想通貨マーケット全体への資金流入の増加
これらのポイントを満たすことで、Theta Network(THETA)のチャートは大きく上昇し、価格が上がると予想できます。今後の仮想通貨市場の上昇期には、2022年12月までの過去最高価額である15.72USドルを超えて、20ドルから30ドルを目指すことは十分に可能でしょう。今後の価格に期待できる仮想通貨の1つだと言えます。
動画配信サービスの知名度の向上と利用者の拡大がTHETAの価格に与える影響
上記のグラフからも、毎年動画配信サービスの利用者数が伸びていることがわかります。
2022年には28.9%の人が「3ヶ月以内に有料の動画配信サービスを利用したことがある」とアンケートで回答しています。5年前の2017年と比較すると、実に19.3%も伸びているのです。
今後も毎年伸びると考えられますし、世界人口の増加により、視聴する人口も増加する見通しですので、Theta Network(THETA)への需要も増加する可能性が高いです。需要の増加すると、必然的にTheta Network(THETA)の価格にもプラスの影響を与え、仮想通貨THETAとしての価格が上がると予想されます。
更なる大手企業からの出資や業務提携
Theta Network(THETA)が業務提携を大手企業と進めることで、積極的に顧客開拓を進めると、これもまた、Theta Network(THETA)への需要増加につながるので、仮想通貨THETAの価格は上がると見通せます。
企業提携は、それ自体が大きなニュースにもなりますし、提携により将来性が高いと投資家が判断するので、提携が決まった時点で一段上の価格に上がることが多いです。
新規取引所への上場
Theta Network(THETA)が新規取引所に上場することも重要な要素です。
新規上場はポジティブなニュースとして流れるので仮想通貨としての知名度も上がりますし、実際にTheta Network(THETA)を購入できる人が増加することになるので、Theta Network(THETA)の価格動向には非常にポジティブな影響を及ぼします。
仮想通貨マーケット全体への資金流入の増加
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などを含む仮想通貨マーケット全体への資金流入の増加により、仮想通貨相場全体が上昇トレンドに入ることも大切です。
あらゆる仮想通貨は、常にビットコイン等の価格動向の影響を受けて、ある程度連動して価格が推移するためです。
ビットコインは、冬の時代と、大幅な上昇トレンドを繰り返しながら、徐々に底値を切り上げて価格が上がってきています。そして、ビットコインが上昇トレンドに入ったときは、他のアルトコインと同様に、Theta Network(THETA)の価格はビットコインの上昇率とは比較にならない割合で価格上昇するのではないでしょうか。
Theta Network(THETA)の買い方
ここではTheta Network(シータ/THETA)の買い方の手順を説明します。Theta Network(THETA)を買う場合は、海外取引所で購入しましょう。
下記がTheta Network(THETA)の買い方の手順となります。
1.日本国内の取引所で口座の開設をする(取引手数料無料のコインチェックがおすすめ)
2.作成した口座に銀行から振り込んで入金する
3.口座でビットコインを購入する(ビットコインの買い方の説明はこちら)
4.海外取引所で口座の開設をする(取り扱い銘柄が多いBINANCEがおすすめ)
5.日本の口座から海外の口座に送金する(コインチェックから簡単に送金できます)
6.送金されたコインを利用して、海外取引所でTheta Network(THETAを購入する
日本国内の取引所としては、取り扱い銘柄の多さ、大手運営の安心感、取引手数料無料といった要素を持っているコインチェックがおすすめです。初心者の人でも、海外取引所への送金も簡単にできます。
海外取引所でTHETAの取り扱いがあるところの中では、やはり有名取引所で日本人の利用者も多いBINANCE(バイナンス)の口座開設をおすすめしています。
コインチェックからBINANCEには数分の操作で送金できるので、コインチェックでビットコイン(BTC)を購入してBINANCEに送金してTheta Network(THETA)を買いましょう。
Theta Network(THETA)のまとめ
ここまでTheta Networkについて、詳しく解説してきました。
まとめとして、Theta Networkのこれからについて解説します。
大手企業からの出資
Theta Networkは多くの大手企業から注目をあびているだけでなく、多額の出資も受けています。
Theta Networkに出資している企業のなかにはGoogleやBinanceなどがあり、世界トップクラスの超一流企業から期待されていることがわかります。世界の一流企業からの投資は、他の投資家に安心感をもたらすので、更なる投資を連鎖的に呼び込むでしょう。
グローバル企業から出資を受けていることが、Theta Networkの将来性の高さといえるでしょう。
今後も大手企業から出資を受ける流れが続けば、Theta Networkはさらに注目度が増して価値が上昇していくと期待できます。
動画配信サービスの市場規模の拡大
需要が拡大している動画配信サービスにおいて、Theta Networkは一般的にも普及していく可能性があります。
動画配信市場は勢いが加速しており、一般財団法人デジタルコンテンツ協会の集計によると、2021年の動画配信の市場規模は、推計で4,320億円といわれています。
これは2019年の2,770億円と比べると約1.5倍となっており、市場規模がいかに拡大しているかがよくわかる数字です。更に2022年にもその拡大の勢いは止まっていません。
動画配信では4K・8Kといった高画質が求められる時代に入っていますので、需要はどんどん伸びていくことでしょう。
Theta Networkはそのなかでも、高画質動画配信の先行者として多くの動画クリエイターや視聴者を呼び込み、注目を高めていくと期待できます。
SONYと提携
Theta Networkは2022年5月、SONYと提携し、SONYの最新技術を活用した「Spatial Relity Display」と互換性のある3DのNFT「The TikiGuy」を発表しました。
The TikiGuyはハワイの神様たちをかたどった像や石像をベースとしており、10個限定で製作を進める予定です。
SONYの最新技術とNFTの融合により、Theta Networkはさらに注目を集めることとなりました。
The TikiGuyの今後の展開によってTheta Networkの価格にも大きく影響を与えることでしょう。
Theta Networkのコンテンツ
Theta Networkが提供している「Theta.tv」のメインはeスポーツ動画の配信です。
国内外を問わず、話題のゲームが配信されています。
他にはエンタメ系や仮想通貨情報などを配信しているチャンネルもあり、今後は配信する分野を広げていく可能性があります。
2020年9月からはLINEブロックチェーン上でのサービス展開も開始し、日本向けにもサービスをスタートしました。
今後は日本での普及拡大も期待できることでしょう。
国内への上場に期待
Theta Networkは2022年12月現在、日本の仮想通貨取引所に上場していませんが、日本へのサービスは展開しているため、今後上場する可能性に期待できます。
Theta Networkの注目は高まっていますので、上場すれば価格は上がっていく可能性があります。
国内外を問わず広く情報収集し、チャンスに備えておきましょう。購入するためには、コインチェックとBINANCEの口座があれば大丈夫ですので、価格が割安と判断した場合には、今のうちに仕込んでおきたいものです。