Algorand(ALGO)の歴史や特徴、将来価格の予想について詳しく解説【リアルタイムチャート】

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【ALGO/USD】リアルタイムチャート

Algorand(アルゴランド/ALGO)はPPoS(Pure Proof of Stake)を採用したパブリック・ブロックチェーンでつくられた仮想通貨(暗号資産)です。

今回はAlgorandとは何か、Algorandの歴史、Algorandの特徴、将来価格の予想について詳しく解説します。

買い方や取り扱っている取引所についても説明しています。

目次

Algorand(ALGO)とは?

Algorandはコンピュータ業界のノーベル賞といわれている「チューリング賞」受賞者の学者「シルビオ・ミカリ」氏が創設しました。シルビオ・ミカリ氏はマサチューセッツ工科大学の教授で、Algorandはオープンソースでパーミッションレス、さらに独自のコンセンサス・アルゴリズムであるPPoS(Pure Proof of Stake)を採用したパブリック・ブロックチェーンです。

最小限の計算能力で安全なステークホルダーを選択し、ランダム化された参加を使用することで高い拡張性と安全、分散化を実現しています。

Algorandは中央集権型と分散型を統一を目指す「FutureFi(Furure of Finance)」を実現するための技術を構築しています。FutureFiは「未来の金融」を意味しています。

分散型金融(DeFi)や金融機関、政府はFutureFiへ滞りなく移行するために必要となる相互運用性とブロックチェーンインフラを開発、提供しています。

Algorandは完全に分散されたブロックチェーンで、だれもが効率よく透明性があり、安全に価値を創造、交換できる世界を目指してつくられました。

Algorandはアメリカのボストンを拠点としている開発会社「Algorand Inc.」とシンガポールを拠点としてトークンの管理やエコシステムの拡大を担っている「Algorand Foundation」が主導しています。

Algorandが目指しているFutureFiは、CeFiとDeFiを統合した、これまでと違う新しい金融システムです。

Algorandのブロックチェーンでは「ASA」というシステムが提供されており、ASAによりAlgorandと同じレベルのセキュリティ、互換性、速度を有するオンチェーンの資産が作成できます。

Algorandでは保有量に関係なく、ガバナンスに参加し、支援、投票できます。

ガバナンス投票はAlgorandのプロジェクトの方針を決める投票ですので、Algorandを保有していればだれでもAlgorandの方針に関われるのです。

2021年10月からAlgorandのガバナンス分散化が始まりました。

ガバナンスに参加するとガバナーとしての報酬が得られる仕組みになっていますので、Algorand保有者による管理と運営が促進されます。

Algorandはオープンソースを実装していて、だれもが開発しやすい環境が整っています。オープンソースとはソースコードを一般公開することです。

JavaScriptなど、プログラマーなら一度は触れたことのあるものも多い、開発しやすいプログラミング言語をサポートしています。

Algorandの発行枚数の上限は「10,000,000,000ALGO」です。

世界でも代表的なステーブルコインであるUSDTはAlgorandのブロックチェーンで生成されています。

又、担保があるために安全性が高いと言われているUSDCも、やはりAlgorandのブロックチェーンなのです。

ステーブルコインに採用されているAlgorandのブロックチェーンは、今後、中央銀行のデジタル通貨などの場面でさらに利用用途が増えてくることでしょう

なお、こちらは後述しますが、買い方は難しくなく、コインチェックなどの国内取引所の口座を作成してから、海外取引所に送金して買うことができます。

本日のAlgorand(ALGO)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】

Algorandの最新の時価総額や価格の情報は以下となります。

仮想通貨(暗号資産)名称 Algorand
単位(ティッカーシンボル) ALGO
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) 30.7142596円(0.252245ドル)
時価総額 218,542,172,223円
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるALGOの割合) 0.1687%
時価総額ランキング 37位
上場以来の最高価額(ATH) 3.28ドル
市場流通量(循環している供給量) 7,115,332,588ALGO
2023年2月28日現在

Algorand(ALGO)の歴史とこれまでの価格推移

Algorandはどのような歴史をたどってきたのか、詳しく解説します。

上場

Algorandは2019年6月、海外の仮想通貨取引所に上場しました。

2020年ではAlgorandの価格は20~40円程度で推移していました。

2021年2月になると、それまでの価格から大きく高騰し、Algorandは100円台まで上昇します。

その後、3~4月の間は堅調な値動きをみせていましたが、2021年5月にビットコインの価格が暴落した影響で仮想通貨市場全体が落ち込みます。

Algorandも仮想通貨市場停滞の影響を受けて、価格が下落しました。

価格急騰

Algorandは2021年9月、中央アメリカ中部に位置しているラテンアメリカの共和制国家「エルサルバドル」が、政府のブロックチェーンインフラをAlgorandで開発すると発表しました。

発表を受けて、Algorandは120円台で推移していた価格が、一気に260円台まで急騰しました。

これは上場以来の最高値です。

エルサルバドルは国土面積が九州の約半分ほどで、中央アメリカで最も人口密度が高い国とはいえ、人口はわずか約660万人です。

それでも一国のインフラになるというインパクトは大きいといえます。

価格下落

Algorandは2022年1月、仮想通貨市場全体が悲観相場に陥った影響を受けて、200円台から100円台まで価格が急落しました。

下落の背景には、2021年末からビットコインをはじめとする仮想通貨市場全体が下降トレンドに入っていたことがあります。

その後は回復基調がみられますが、再び上昇トレンドに入るにはもうしばらく時間がかかる可能性があります。

2022年12月現在は33円程度となり、価格は下がり続けてしまっていますが、買い場としては良いのではないでしょうか。ビットコインのチャートの価格は、Algorandにも影響するので、ビットコンの今後の価格の予想も併せて行いましょう。ビットコイン自体は、長期的には価格上昇するという予想が多いので、それに伴いAlgorandの価格も上がる可能性が高いと思います。

Algorand(ALGO)の特徴は?詳しく解説

Algorandにはどのような特徴があるか、詳しく解説します。

PPoSを採用

Algorandはコンセンサスアルゴリズムである「PPoS」を採用しています。

PPoSとは「Pure Proof of Stake」の略で、このアルゴリズムの特徴はAlgorandの保有量に関係なく、だれでもマイニングに参加できて報酬を受けられるところです。

ブロック情報を承認する「バリデータ」と呼ばれる人はランダムで選ばれるため、仮想通貨のなかでも比較的セキュリティが高いアルゴリズムといわれています。

ネットワークが分散されているため、処理速度も非常に速いというメリットがあります。

PPoS以外にはブロック追加のために複雑な計算をおこなう「PoW(Proof of Work)」、コインを保有しているとブロック生成の確率が上がる「PoS(Proof of Stake)があります。

PPoSはPoW、PoSよりも幅広く活躍しています。高速かつ低価格の取引を実現しており、Algorandの処理速度は1秒間に1,000トランザクションに達し、取引は5秒以下で完結します。

1回の取引にかかる手数料もわずか0.001ALGOです。

高速、低価格であるという大きなメリットにより、ステーブルコインや中央銀行のデジタル通貨にも採用が広がっています。

PPoSはチェーンが分岐しないため、無駄な検証もなく環境にも優しくなっています。

ガバナー

Algorandは保有量に関係なく、だれでもガバナーになれます。

Algorandにおけるガバナンスは、Algorandの今後の方針や経営に関する内容です。

Algorandのガバナーはガバナンスに参加することにより、報酬が獲得できます。

オープンガバナンス体制をとっているAlgorandでは、ガバナーが参加することによりユーザーに有利な報告にもっていけるのも特徴です。

ASA

Algorandはネイティブトークン以外、すべてASAに統一されています。

Algorand上で発行されるALGO以外のトークンをASA一本にすると、さまざまなメリットがあります。

ASAはAlgorandのブロックチェーンに搭載されていることにより、速い処理速度を実現し、セキュリティ面でも安全な処理が可能です。

AlgorandはASAに統一されていることで発行しやすくなっています。

2種類のブロックチェーン

Algorandにはパブリックブロックチェーンの他に「コ・チェーン」と呼ばれるブロックチェーンも動いています。

パブリックブロックチェーンには不特定多数の人がネットワークに参加できる一方で、コ・チェーンはプラベート型のブロックチェーンになっており、参加するには許可が必要です。

コ・チェーンが持つ特徴には、金融領域などの高いセキュリティが要求される場面において活躍できる要素があります。

Algorand(ALGO)の将来価格の予想

Algorand(ALGO)の将来の価格の予想に関しては、次のような事項がポイントとなります。

まず、Algorand(ALGO)についてはステーブルコインやCBDC(中央銀行デジタル通貨)にとって役立つ機能を有しています。したがって、ステーブルコインやCBDCの数量が世の中で増えていくと考えるのであれば、Algorand(ALGO)の将来価格が上がると予想することもできます。

次に、日本国内の暗号資産取引所も含めて、より多くの取引所に上場することで、購入できる人が増えていくので、Algorand(ALGO)の価格にポジティブな影響を及ぼすでしょう。新規上場により知名度が高くなり、仮想通貨としての性能への評判が口コミで伝わると、一気に価格が上がることも予想できるのです。

又、仮想通貨市場全体への資金流入も大切です。特にビットコイン(BTC)価格の影響は強く受けますので、BTCの時価総額が伸びる場合には、Algorand(ALGO)の今後の価格も伸びると予想できます。ボラティリティはBTC以上に大きいとも言えるので、上昇時の高騰には期待したいですね。

2022年12月時点までにおけるALGOの過去最高値(ATH)は現在の為替で考えると4円となりますが、上記の条件を満たしていくと、今後に再び上昇トレンドに転じて、まずは100円を突破し、その後に200円、過去最高値を超えることを予想する人もいるでしょうし、過去最高値を超えた場合にはチャート上に抵抗もなくなるので500円という金額も見えてくるでしょう。ただし、投資に絶対はないので、プラス思考になり過ぎないように注意しましょう。

将来価格に期待できるアルトコインの1つですので、コインチェックなどの初心者でも簡単に使える取引所を通じて、海外に送金してALGOを買ってみても良いでしょう。

Algorand(ALGO)の買い方

Algorand(アルゴランド/ALGO)は日本国内の暗号資産取引所(仮想通貨取引所)には未上場の仮想通貨です。

下記の海外取引所で取り扱いがあります。

  • Binance
  • Coinbase
  • FTX
  • Bybit
  • KuCoin
  • Gate.io
  • Huobi Global

Algorand(ALGO)の買い方は決して難しくなく、次の手順で行いましょう。

1.まずは日本国内の取引所で口座開設を行います。日本を代表する大手取引所の1つであり、かつ、アプリも使いやすいと評判のコインチェックはおすすめできます。NFTマーケットプレイスも持っていて、取り扱い銘柄が多いので、他の通貨へ投資したくなった場合にも役立つ取引所です。金融資産が極端に少なく無ければ、通常は口座開設審査でも落ちないでしょう。

2.続いて、作成した上記の口座に銀行等からお金を振り込みます。

3.着金をしたら、ビットコイン(BTC)を購入します。販売所はスプレッドという実質の手数料が大きいこともあるので、なるべく取引所で購入しましょう。

4.海外取引所のアカウントを作成する。Binanceは取り扱い銘柄も多いですし、使いやすい仕様ですのでおすすめです。

5.国内取引所から海外取引所に送金します。こちらはネット上で簡単に手続きを完了できます。初めてでも、5分から10分あれば完了するでしょう。

6.海外取引所にビットコイン(BTC)が届いたら、それをALGOと交換しましょう。

上記が、Algorand(ALGO)の買い方の一連の流れとなります。

なお、海外の仮想通貨取引所を利用する際はレバレッジ倍率に注意しましょう。日本国内の仮想通貨取引所はレバレッジが最大2倍なのに対して、海外の仮想通貨取引所は数十倍のレバレッジがかけられるところもあります。

レバレッジがかけられると価格が上がったときの利益は大きいですが、当然ながら下がったときの損失も大きくなりますので、気をつけて取引しましょう。初心者の人は、まずは現物取引がおすすめです。

Algorandは投機のための仮想通貨ではありません。分散型の未来を創造していくためのプラットフォームです。常に情報に触れてアップデートすることが求められます。

Algorandはモバイルアプリでスムーズに利用できます。各種DeFiもAlgorandの公式ウォレットから簡単に利用できるので、Algorandにモバイルアプリは必須です。購入後には利用も考えてみましょう。

Algorand(ALGO)のまとめ

ここまでAlgorandとは何か、Algorandの歴史、Algorandの特徴について詳しく解説してきました。

Algorandはスマートコントラクト、クロスチェーンの相互運用性、異なるブロックチェーン上にある仮想通貨を取引所などを経由せずに直接交換する技術「アトミックスワップ」、さらにAlgorand標準資産の導入で、今の仮想通貨の改善に力を尽くしています。

AlgorandはSolanaなどと同じく「イーサリアムキラー」として注目されており、世の中で広く使われているイーサリアムブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決手段として、激しいシェア争いを繰り広げています。スケーラビリティ問題とはガス代の高騰と処理速度の低下のことです。イーサリアムブロックチェーンは広く使われている一方で抱えている問題も多く、Algorandがイーサリアムに代わる手段となる可能性があります

Algorandは最もグリーンなブロックチェーンになることを宣言しており、環境問題についてよく考えられたブロックチェーンです。

Algorandは他のブロックチェーンと比較してエネルギー効率がよく、二酸化炭素排出量もはっきりと違いがわかります。

Algorandはエネルギー効率をビットコインの数百万分の一まで抑えているからです。

世の中のトレンドとして「SDGs」は常に意識すべきところですので、AlgorandはSDGsに適した仮想通貨として、さらに活躍の場を広げていくことでしょう。

2022年12月時点で、残念ながら日本国内の仮想通貨取引所はAlgorandを取り扱っていませんが、今後の日本の取引所上場への期待は高まっています。

そのため、アルトコインなどの上場している仮想通貨と比べると日本での知名度は低いといわざるを得ませんが、今後、日本国内の仮想通貨取引所への上場を果たせば、Algorandの知名度は上がりますので、価格も上昇するに違いありません。

競合する通貨の動向は気になるところですが、「イーサリアムキラー」として注目されるAlgorandは扱いやすい仮想通貨として、ますます注目が増していくことでしょう。

Algorandはブロックチェーン技術も高く評価されていますので、今後はより多くのサービスの開発で利用される可能性があります。

Algorandのブロックチェーン技術でつくられたサービスが増えれば、Algorandの価値は高まり、Algorandの価格は上昇します。

日本国内でのAlgorandの知名度はまだ低い今だからこそ、今のうちから動向、ニュースをよくみておき、時期をみていち早く購入するというアクションも起こせます。

Algorandは可能性十分の仮想通貨ですので、今からしっかり注目しておきましょう。このようなチャンスの多い銘柄にいつでも投資できるようにするには、まずは取り扱い銘柄が多くて、かつ、海外送金も簡単なコインチェック口座を持つことがおすすめです。

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