ビットコイン(BTC)は1番初めに誕生した仮想通貨(暗号資産)で、最も広く知られており、サトシ・ナカモトと名乗る人物またはグループによって発明された暗号通貨です。なお、ビットコインは取引所などではBTCと表現されます。今回はビットコインの歴史を踏まえたビットコインの特徴や将来性、今後の価格の予想について解説していきます。
ビットコインの今後のチャートの価格の見通しを立てることは、結果的には他の銘柄の仮想通貨の正体を予想する上でも重要ですので、最後までご覧くださればと思います。
なお、こちらのページの一番上にBTCのリアルタイムチャートがありますが、仮想通貨(暗号資産)全体の中では、時価総額が最も大きいBTCのボラティリティは小さい通貨となります。
ビットコイン(BTC)の特徴や将来性、今後の価格の予想について詳しく解説します。
ビットコイン(BTC)とは?
ビットコイン(BTC)は、仮想通貨の中で最も時価総額ランキングが大きく、その占有率は仮想通貨全体の半分以上となっていることが多いです。又、長期的視点に立つと、徐々に下値を切り上げていき、繰り返し過去最高値(ATH)を更新しているため、今後も価格は伸びると予想されています。
そのため、仮想通貨については世の中に数千種類程度ありますが、ビットコイン以外の仮想通貨は「アルトコイン」という1つのカテゴリーに丸め込まれるほどです。
それほど、ビットコインの地位については、仮想通貨全体において大きいと言えます。どこの暗号資産取引所でもビットコインは購入できると言えるでしょう。
ビットコインは暗号資産の世界の基軸通貨なのです。
そんなビットコインについてご理解頂くために、歴史や特徴、将来性や今後の価格の予想などについて詳しく解説していきます。
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本日のビットコイン(BTC)の時価総額や価格、市場占有率【2023年2月28日時点】こちらはビットコイン(BTC)の時価総額や価格、市場占有率(仮想通貨市場におけるシェア)の情報となります。将来の価格を予想するのであれば、現在の価格や過去最高価額(ATH)なども抑えておきましょう。過去最高価額を今後上回ると、そこから先はしばらく青天井で高騰するという予測も多いでしょう。
2022年5月には、USTがドル連動から外れてしまい(ドルへのペッグが崩壊、それにより関連するテラ(LUNA)が大暴落する事態に陥り、その影響をビットコイン(BTC)も受けてしまったためにビットコイン価格も下がりました。その後、2022年11月現在は2万ドル前後を推移しています。
2022年7月7日には、マイニング企業のアルゴ・ブロックチェーンが6月に637BTCを売却したことを発表しました。しかし、このようなニュースでも特に価格が落ちてはおらず、ゆっくりとチャート価格の底を固めているようにも見えます。
なお、2022年の調整が終わると2023年にはビットコインの価格が再び上がる可能性が高いと考える投資家は多く、2025年には10万ドルに達するとアメリカの大手メディアのブルームバーグ(Bloomberg)は予想していますので、将来性には大いに期待できるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)名称 | Bitcoin |
---|---|
単位(ティッカーシンボル) | BTC |
価格(2023年2月28日時点 以下項目も同じ) | 2,832,262.86円(23,260.301832ドル) |
時価総額 | 54,672,266,034,154円 |
時価総額占有率(仮想通貨の総時価総額に占めるBTCの割合) | 42.2066% |
時価総額ランキング | 1位 |
上場以来の最高価額(ATH) | 69,044ドル |
市場流通量(循環している供給量) | 19,303,387BTC |
BTCのHP | オフィシャルHP |
ビットコインの歴史とその価格の推移
ビットコインの歴史については、次の3つのフェーズで概ね語り尽くすことができます。又、過去の価格の推移を見ることも、今後のビットコイン(BTC)の価格の予想をする上では大切です。
サトシ・ナカモトの論文
2008年8月18日に、「サトシ・ナカモト」という名前で「ビットコイン:ピアツーピア電子キャッシュシステム」というタイトルの論文が初めて紹介されました。P2Pで取引の決済をビットコイン(単位はBTC)の送金で可能にする仕組みです。
そこには、ブロックチェーン技術を使った政府に管理されないネット上でのみ機能する通貨(仮想通貨)を作るにはどのようにすれば良いのかが端的に記されていました。
ちなみに、このサトシ・ナカモトが誰なのかについては現在でも判明していません。
論文の具現化、ビットコインの誕生
サトシ・ナカモトの論文を見て、多くの技術者が感銘を受けました。
これらの学者や技術者については、サトシ・ナカモトのアイディアを具現化すべく、色々な方法を試しました。
そして、2009年1月3日に、ビットコイン(BTC)という名前で運用が開始されました。
なお、翌年2009年9月に初めてNew Liberty Standardで価格が発表されたのですが、の1BTCの価格は0.07円です。今考えると、とても安い金額ですね。
現物との交換、通貨としての価値の発揮
仮想通貨として本当に機能するかどうかについては、現物としっかり交換できるかどうかが全てです。
そのような中、2010年5月22日、ビットコイン1万枚とピザ2枚の交換が実現しました。
この時をもって、ビットコインは真の意味で通貨としての価値を発揮するようになったと言えます。
これがあまりにも歴史的なことだったので、この「5月22日」は「ビットコイン・ピザ・デー」と呼ばれています。
今考えると、非常に高価なピザであったと言えますね。
2010年7月時点では1BTCが7円という価格でした。
仮想通貨の世界の基軸通貨としてその後は存在
上記の3つのフェーズを終えると、その後はビットコインは仮想通貨の世界の基軸通貨的存在、デジタルゴールドという地位を得ています。2011年には1,500円に到達し、その後は2014年にMt.Gox事件などもあり暴落することもありましたが、2016年にはその停滞を乗り越え回復基調となり、2017年には200万円を超えて世間を騒がせ、その後は停滞期間が続いたものの、2021年には750万円を超えてくるという大相場を見せます。
歴史的に停滞期(調整期)を挟んで高騰する傾向があると言えるので、調整期こそ、将来の高騰を予想してビットコイン(BTC)を買う最良のタイミングとも言えるかもしれません。
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ビットコインの特徴
ビットコインにはどういった特徴があるのでしょうか?
ここでは大きく8つの観点からビットコインの特徴について詳しく見ていきます。特徴を知ることが、ビットコインの将来性や価格の予想をする上では重要だと言えるでしょう。
中央の管理者がいない(非中央集権)
ビットコインは普通のお金とは異なり、中央の管理者がいません。
一般的な法定通貨の場合は、その国の通貨を発行している国や政府が中央管理者であり、流通量などを決めています。
一方で、ビットコインを管理するのは、特定の管理者ではなく、世界中のビットコイン保有者が互いに管理し合っています。
そのため、現存する法定通貨の場合のように、政府の意向のみで増産したりデノミをされたりするリスクを回避できます。
ブロックチェーンによる万全なセキュリティ
ビットコインにおける各種取引については、その全てについて、ブロックチェーン上の分散型台帳に逐次記録されます。
また、これらの分散型台帳に記録された情報は、世界中の誰もが任意の時間に閲覧できるようになっています。
すなわち、世界中のビットコインの動きは、自分が保有する分散型台帳を見ればすぐにわかってしまいます。
もし、外部からの不埒な侵入者が、誰か一人の分散型台帳を書き換えたとしても、世界中の多くの分散型台帳と不整合ということで、その書き換えは無効と判断され消去されます。
そのため、どうしても改竄したかったら、世界中の分散型台帳の半分以上を書き換える必要が生じてしまいますが、ビットコインの分散型台帳の数は莫大であるので、改竄は物理的に無理だということになります。
ブロックチェーン
ネットワーク内におけるこれまでの取引履歴は、「ブロック」と呼ばれる箱に納められます。
このブロックには当然ながら現在の記録の情報が格納されていますが、その他に「1つ前に作成されたブロックに関する記録」も一緒に格納されています。そのため、これらのブロックが、前のブロックとの関連性を保持しつつ、どんどん鎖(チェーン)状に繋がっていく様相から、ブロックチェーンと呼ばれています。
分散型台帳
分散型台帳とは「Distributed Ledger 」の略語であり、ビットコインの保有者がネットワーク(ブロックチェーン)上で同じ台帳を同じ時刻に共有することができるような台帳です。
この台帳に基づく取引により、取引全体の透明性が確保され、ビットコイン保有者が、いつ、誰が、どんな情報を台帳に記録したのかを確認することが可能になります。
総発行枚数が決まっている
ビットコインはプログラム上で発行枚数があらかじめ定められています。
そのため、通常の法定通貨の場合のように、経済対策などのために政府や国の都合でジャブジャブ増産されることはありません。
すなわち、インフレによって通貨の価値が目減りすることが起きにくく、反対に希少性が担保され、将来に渡って価値が増加しやすいと言われています。
類似例で例えると貴金属の「金」がわかりやすいです。
「金」については、地球での埋蔵量の上限が決まっているので、希少性の観点から、その価値が時代を経るごとにどんどん増加しています。
同様にビットコインも発行枚数に上限があるので、金と同様に時代とともに価値が増大すると考えられます。そのため、インフレ対策としてBTCを保有すべきであるという主張も起きるのです。
ビットコインの総発行枚数
ビットコインの総発行枚数とは、過去から未来永劫までに生み出される枚数であり、2100万枚と定められています。そのため、いつの時代においても2100万枚以上のビットコインが出回っている時期は存在しません。
上限なくビットコインが発行されるのであれば価値の希薄化も懸念されますが、実際には発行枚数の上限が決まっているからこそビットコインの希少性が守られるとも言えますね。
ビットコインの年間発行枚数
ビットコインが1年間に発行される枚数もプログラム上で定められています。この年間発行枚数に関しては、どの年も常に一定と言うわけではありません。
毎年発行されていき、いよいよその上限に到達するのは2140年だと考えられていますが、2033年にはその99%程度に達しているだろうという見込みがあります。発行枚数の上限に近づけば近づくほど希少性が高まって価格が高騰していく可能性も指摘されています。
ビットコインの半減期
ビットコインは4年に1度のタイミングで、年間発行枚数が半分になります。マイニングの報酬がとして獲得できる枚数が半分になるのです。つまり、ビットコインの希少価値が上がるとも言えます。この年間発行枚数が半分になるタイミングを半減期と呼びます。
半減期の前後では大きな値動きが生じることもあるので、多くの投資家が半減期に注目するわけです。基本的には、半減期を迎えることで、価格は上昇する傾向にあります。ビットコインの今後の価格を予想する上では、半減期をいつ迎えるかは非常に重要だと言えるでしょう。
2016年7月9日、2020年5月11日に半減期を迎え、次回の半減期は2024年の前半になると考えられています。投資家の思考からすると、その半減期を迎える前年から強い買い気配が見られることになるでしょうから、それ以前にBTCを購入して長期保有するのが初心者にとっては安全な投資方法だと言えます。
パスワードを忘れると無効
ビットコインを取引する場合は、そのひと個人しか知らないパスワードが必要不可欠です。
このパスワードを忘れてしまうとビットコインにアクセスできず、実質的にはビットコインを失うこととイコールです。
アメリカ在住のプログラマーが2011年、ビットコインの啓蒙ビデオを作成し、その報酬として7000BTCを獲得したものの、その後パスワードを消失してしまい、数百億円程度のビットコインを失ったというのは有名なお話です。そのため、ビットコインを取り扱う際にはパスワードの保管への注力が必要です。
国境を越えての使用が可能
海外旅行等の際に買い物などをする場合は、自国の通貨をその国の法定通貨に交換することが必要ですが、ビットコインの場合は、国を跨いだブロックチェーン上で機能するために、国境というものを意識せずに使用することが可能です。
また、国際送金にも優れており、法定通貨の場合は多額の手数料や2・3日程度の時間を要するのに対し、ビットコインの場合は手頃な手数量で数時間程度で送金が完了します。
更に、下記の図で表現されているひょうに、これまでの銀行口座取引と異なりトランザクション情報が特定の個人に紐づいていないため、匿名性・プライバシーが強く守られた上で、送金・決済が可能となります。
このようにプライバシーが守られる点でもビットコインの人気は高く、この点が世間により多く認知されると需要が高まり、今後の価格が上がるでしょう。ただし、マネーロンダリングに関して、各国政府が危惧する点も、ここにあると言えるでしょう。
コンセンサスアルゴリズムによるスケーラビリティ問題を包含
ビットコインは、「PoW(Proof Of Work)」と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
コンセンサスアルゴリズムとは、平たく言ってしまえば、取引の承認方法の仕組みです。
この認証方法を採用しているが故に、ビットコインについては、「将来のネットワークの拡大に対応しきれない」(スケーラビリティ問題)の可能性がついて回ってきます。
PoWの仕組み
先ほど説明したように、ビットコインは毎年決まった数量ずつ新規発行されますが、その新規発行通貨に関しては、ビットコインの分散型台帳の承認作業をしてくれたユーザーに対して報酬として支払われ、この承認作業についてはマイニングと呼ばれます。
POWでは、マイニング作業に取り組んだ全てのユーザーに報酬としてのビットコインが支払われるのではなく、マイニングを最も早く完了させたユーザーに支払われるようになっています。
PoWの問題点
将来にわたって、ビットコインのユーザーがこのまま増え続けた場合は、分散型台帳もより複雑かつ膨大となるので、マイニング作業により多くの時間が必要となることが想像できます。
この認証作業が完了しないと、ビットコインの一連の取引が完了しません。
すなわち、このままで行くと、ビットコインの国際送金に要する時間等が、今まで以上に長くなってしまう可能性もあります。
また、このマイニングは膨大な量の計算が必要なので、大量ので電力を必要とします。
将来、利用人数が多くなった場合は、今以上の電力が必要になっていき、環境破壊が無視できないほどのものになってしまうことも考えられます。
仮想通貨界の基軸通貨
ビットコインは仮想通貨の主役的存在であり、その理由は、「仮想通貨の中で一番最初に作られたこと」、「時価総額の大半を占めていること」、そして「仮想通貨界の基軸通貨的存在であること」が挙げられます。
基軸通貨と聞くと、皆さんは「米ドル」を思い浮かべると思いますが、そのとおりであり、国際金融取引等で基準として採用されている通貨のことを指します。
「米ドル」が法定通貨界における基軸通貨の地位を獲得したのは、アメリカが世界経済の中で主導的な役割を果たしているからに他なりません。
同様に、ビットコインについても仮想通貨経済圏の中で主導的な役割を果たしています。
多数存在するアルトコインについては、ビットコイン建てで購入したり取引きできるように設計されており、このことからもビットコインは仮想経済圏のあらゆる場面で、大きな需要を有することが伺えます。
一部の国での法定通貨化
南米のエルサルバドルでは、2021年9月にビットコインを法定通貨に採用しました。その後2022年に中央アフリカもビットコインを法定通貨にしました。
現在のところ、法定通貨までに至った国はこの2か国だけですが、法定通貨化を検討している国は多数存在します。
法定通貨に採用する国が多くなれば、利用者がますます増えることが予想されます。利用者の増加と同時に、ビットコインの価格が伸びることも当然予想されます。
国家がビットコインを法定通貨と認めるようになると、将来性が非常に高くなりますね。
ビットコイン(BTC)の将来価格予想のモデル・法則
ビットコイン(BTC)の将来価格予想のモデル・法則について2つほど簡単に紹介いたします。
当然ながらあくまでも予想であり、必ずしもこのモデルや法則通りになるとは限らないので、参考程度に捉えてください。
ストックフローモデル
この価格予想モデルについては、もともとは貴金属の「金(ゴールド)」や「銀(シルバー)」のような天然資源のに用いられていました。
大まかに言えば、年間の発掘量と市場にすでに流通している量から、その貴金属の将来的な価格を予想するものであり、年間の発掘量が少なくなればなるほど価値が向上するというものです。
ビットコインの場合に当てはめてみると、先ほど記載したように、ビットコインの年間発行枚数(貴金属でいうところの「年間発掘量」)は4年ごとに半減します。
すなわち、このモデルにあてはめると、ビットコインの価値は、半減期である4年ごとに価値(=価格)が2倍になるということになります。
ビットコインの将来価格については、様々は予想がありますが、日本円で1,000万円であったり、米ドルで10万ドルや15万ドルというのは十分に射程圏内といえるかもしれません。むしろ、2024年の半減期を迎えるころには20万ドルなどの価格になっていても驚かないでしょう。
2022年は前半からロシア侵攻によるウクライナ情勢なども影響してBTC相場も価格調整期間に入り、2022年11月のFTXの破産も影響して調整期間が続き、2022年12月の月初めの価格も17,000ドル前後で調整が続いていますが、チャートの安値の底が徐々に固まってきているようにも見えるので、ここから2023年にかけて再度価格が上がるという予想をするトレーダーもいるでしょう。
これまでの傾向からすると、再びどこかのタイミングでATHを目指すと予想できます。
メトカーフの法則
メトカーフの法則の定義については、「ネットワークの価値は、そのネットワークに接続するユーザー数の2乗に比例する」というようなものです。Robert M.Metcalfeにより紹介された経験則に基づく法則となります。
それに従うと、ネットワーク上で機能するビットコインについてもこの法則によって、将来価格がある程度予想できると言われています。
もし、今後、ビットコインのユーザー数が2倍になるようならば、ビットコインの価値(=価格)は。「2の2乗」倍、すなわち4倍になるというものです。
ビットコインの法定通貨化が加速するようであれば、それを使うユーザー数も勢いよく増加します。
もし、ユーザーが10倍になれば、価格が100倍になるということになりますから、ビットコインは魅力的な投資対象と言えるかもしれません。
金融機関によるビットコイン(BTC)の価格予想
世界の金融機関のアナリストによるビットコイン(BTC)の今後の価格の予想についてここで紹介します。各々のアルトコインの盛衰はあったとしても、BTCについては時間と共に価格が上がるという予想が多いです。2024年の半減期を迎えた後の2025年あたりの価格には期待してしまいますね。
ゴールドマンサックスの今後のBTC価格の予想
ゴールドマンサックスグループは今後のBTC価格は10万ドルに達すると予想します。
BTCと金の両者で成り立つ「価値の保存」市場において、BTCが金のシェアを今後5年以内に奪っていき、価格が10万ドルに達することは可能であるとしています。
BTCの2022年12月の時点の価格が17,000ドル程度であることを考慮すると、5倍の価格をつけることとなるので、この説を信じるのであれば、投資対象としては申し分ないでしょう。現実的には、2023年以降に10万ドルを目指す可能性があるのであり、2022年中の達成は難しいでしょう。
なお、ゴールドマンサックスは、ビットコインの支持者は、ビットコインは金のように、法定通貨(フィアット)の体系的乱用に対する保護手段としての機能を有すると考えていると指摘しています。この考え方に基づき、ビットコインへの需要は増えると考えているのでしょう。
JPモルガンの今後のBTC価格の予想
JPモルガンは、ビットコインの公正価格は3.8万ドルと計算している。
しかしこれはあくまでも現在の公正価格であり、長期的には時価総額が2.8兆ドルにまで到達すると予想し、その際のBTC価格は15万ドルになるという強気の将来価格の予想をしている。
2022年前半から12月まで続いている価格の一旦の調整についても、2021年5月に暴落した際の市場と比較すると、今後の見通しは強気であると指摘している。
現在価格は現在の需要に照らして適正だが、将来的には個人が保有する金の価値に到達するとも予測していますね。
SEBAバンクのCEOの今後のBTC価格の予想
スイスのSEBAバンクのグイド・ビューラー(Guido Buehler)CEOは、SEBAバンク内の評価によれば、2022年にBTCチャートの価格推移の予想としては、5万ドルから7.5万ドルの間に向けて上昇するとCNBCとのインタビューで発言しています。
2022年内の予測ですが、実際には、LUNAショックやFTX破産の影響もあって調整が続いているので、2023年以降に予想はずれ込んだと言えるでしょう。
その予想の幅が大きいことに関しては、BTCが仮想通貨(暗号資産)の中では比較的価格が安定しているとは言え、仮想通貨相場のボラティリティーの高さを示しているためだと考えることができるでしょう。
アメリカの政権元幹部の今後のビットコイン(BTC)の予想
2022年3月には、アメリカのトランプ前政権の元幹部であるアンソニー・スカラムーチ(Anthony Scaramucci)がビットコイン(BTC)の今後の価格の予想を行いました。
ビットコインはインフレ対策になるとして、これから2年以内(2024年3月まで)に10万ドルに価格が上がると予測しました。更に、その後も価格は伸びるので、最終的には50万ドルに達するという予想を立てています。その時の為替にもよりますが、日本円で5,000万円を超えてくるという予想と見て良いですね。
5~8年先の2027年~2030年には、BTCウォレットは1億を超えるとも言ってます。
同氏は、定期的に同じ金額をコツコツと積み立て投資する方法であるドルコスト平均法によるビットコイン投資も推奨しておりますが、これは本当にその通りでおすすめできると思います。ドルコスト平均法ですと、ボラティリティの大きいビットコイン相場ではリスクヘッジにつながります。S&P500のインデックス投資などの株式投資でドルコスト平均法を用いる方は多いですが、仮想通貨(暗号資産)のビットコインは価格変動幅が大きいので、より多くの利益が出る可能性もあります。
ビットコイン(BTC)を購入可能なおすすめの取引所
ビットコインは基本的にどこの国内取引所でも購入できます。おすすめできるのは、以下のような取引所です。買い方はどこの取引所でもそうは変わりなく、解説してウォレットへの入金が完了したら、簡単に購入できます。
コインチェック
テレビCMなどでもおなじみですが、PCでの画面の見やすさはもちろん、スマートホンにインストールできるアプリの使いやすさにも定評があります。
安全性が一括投資よりも高い積立投資もできますし、貸暗号資産サービスもあります。又、NFTマーケットプレイスであるCoincheck NFT(β版)もあるので、ビットコイン投資をしながら、他の手段で仮想通貨やNFT投資をすることもできる汎用性の高さがありますので、ここの口座は持っておきたいですね。
複数の取引所を使って仮想通貨の取引をする投資家は多いですが、最初に作るメイン使用する取引所がコインチェックであるという方は多いでしょう。
DMMビットコイン
DMMビットコインでは現物取引ももちろん可能ですが、多くの仮想通貨のレバレッジ取引を取り扱っていて、レバレッジ取引の操作性の高さでも有名です。
BitMatchと呼ばれるオークション形式のハイブリッド注文も可能です。取引がワンタップで行えるのも便利な点ですね。
DMMという大手グループが運営していることへの安心感もあると言えるでしょう。
ビットフライヤー
国内大手のビットフライヤーでも当然BTCの現物を購入可能です。既に口座をお持ちの人も多いのではないでしょうか。コインチェックと並んで、利用者が多いのではないでしょうか。
ビットコインの取引量も多いので、価格が瞬間的に他の取引所の相場から著しくずれてしまうようなリスクも非常に低いと言えるでしょう。板取引の画面も初心者でもわかりやすい仕様となっていて、簡単にできて使いやすいという評判もあります。
レバレッジ取引に関しても、最大で2倍にして取引を行うことが可能です。
フォビジャパン
フォビジャパン(Huobi Japan)は世界で人気の高い暗号資産取引所で、消費者の保護に力を入れています。
フォビトークンを保有していると、保有量に応じて手数料の値引きが受けられるという特徴があります。取引手数料は最高で92%も割安になるのです。
ビットコイン(BTC)の特徴や将来性、今後の価格の予想のまとめ
この記事では、ビットコインの特徴や将来性、今後の価格の予想を解説しました。ブロックチェーンという革新的な技術に裏付けされて誕生したビットコインは仮想通貨界における支配的な地位を確立しつつあり、法定通貨に採用されるなどの将来性も十分に兼ね備えております。今後の価格が10万ドルを突破するという予想も多くあり、十分に可能な範囲でしょう。
大切なことは、自分のシナリオをいくつか用意して、その状況に応じて投資をしていくことです。シナリオを違ったら売却して新たな予想を立てるということも必要です。
ビットコインの価格は他の仮想通貨の価格に非常に大きな影響を及ぼすので、今後ビットコインが10万ドルとなった場合には、他のコインもATH(過去最高値)を更新するものが続出することでしょう。
このようなことからも、ビットコインの価値が将来にわたって向上する価値は高く、今のうちに仕込んでおけば将来的に大きな利益を得られるかもしれません。
これから暗号資産(仮想通貨)が世界の経済に様々な変革を起こす可能性を考えますと、ビットコインの取引をするにあたっては、ブロックチェーン、分散型台帳などの仕組みなどについても勉強して、中身を理解しておいた方が、より有益であると言えるでしょう。
なお、ビットコインはどこの暗号資産取引所(仮想通貨取引所)でも取り扱っている基軸通貨という存在です。アプリの使いやすさなどを考慮するとコインチェックなどがおすすめできます。