仮想通貨の利確(利益確定)のコツ!後悔しないため、自分の利確ルールに従う。

仮想通貨の基礎

仮想通貨(暗号資産)の利確(利益確定)のタイミング非常に難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。順調に投資対象銘柄のコインの価格が上がり、含み益が大きくなったのに、ついつい欲をはってしまって、気が付いたら含み損になってしまっていることが多いという人もいるのではないでしょうか。

2018年のリップルの大暴落や2022年5月のテラ(LUNA)ショックの際に、利確をしておらずに大損した人もいるのではないでしょうか。「なぜ、あのタイミングで売らなかったのだろうか」という、利確しなかったことによる後悔はなるべく避けたいですよね。

そんな方のために、この記事では、自分の利確ルールに従うことの大切さや、こまめに少しずつ利確することなど、利確のコツを説明します。

利確とは?

利確とは、投資における利益確定の略称です。

仮想通貨(暗号資産)に投資した場合には、取得価額から価格が上昇すると、含み益が生じます。ただ、この含み益は、コインを売却して利確するまでは幻の利益と考えた方が良いかもしれません。

売却したところで、ようやく日本円などの法定通貨に戻す準備ができるのです。すなわち、この売却によって利益が確定されると捉えられることから、利確(利益確定)と呼ばれるのです。

利益確定は、簡単なように見えて非常に難しく、初心者の人は、含み益がほとんどなくなり、反対に大きな含み損になってしまったという人もいるでしょう。

利確の重要性を理解してこそ、継続的に勝てる投資家になれるのです。

利益確定が遅れて、含み益2,000万円が含み損500万円になった経験

ここでは、私の利確に関する苦い経験を書いていきたいと思います。このような後悔の残る経験を皆様がしないように、役立ててくださればと思います。

まだまだ価格が上がるとプラス思考になり過ぎた

草コインとも言えるアルトコインに投資していたのですが、このコインは価格が10倍以上になりました。結果的に含み益は約2,000万円になりました。

ここで一部を利確すれば良いものの、仮想通貨投資初心者だった頃は、仮想通貨が持つボラティリティの恐ろしさをわからず、まだ上がると考えていました。株式投資などとは、異次元のレベルで価格が変動するのです。

そして、価格が急落したのですが、その時点で売ることをせずに「しばらくしたら価格が上がるだろう」と考えていました。ただの押し目くらいに思っていたのです。

価格が上がる過程でも、何度も急落局面があり、それを切り返して上がってきたので、完全にプラス思考になり過ぎていました。投資において、プラス思考はかなりの危険性があります。

含み益が大きい時の感情が忘れられず、中々売れなくなる心理

その後に、かなり大きい暴落に見舞われてしまいます。ビットコイン(BTC)の暴落が始まったのですが、ビットコインの価格が10%落ちる間に、草コインなんかは平気で20%以上暴落したりするのです。

そこで諦めて利確すればよかったのですが、2,000万円の利益を出したときの感情が忘れられず、悩みながらも売る勇気が出せませんでした。金額の大小はあれ、このように利確できない心理になってしまって含み益を失った経験をお持ちの方は多くいるでしょう。

後で考えると、全て売却しないまでも、含み益があるときに、段階的に売却して利確すべきだったと言えます。

そして気が付いたら含み益は消し飛んでしまい、含み損になっていたのです。

決済後に買い戻したら、更に損失を膨らませて後悔

いよいよ売却したのですが、辛いことに、売却後に価格が底を打ったかのように上昇に転じました。そこで、もう一回購入してしまうのですが、これがまた良くない判断で、購入後に再びビットコインと共に急落してしまいました。

利益が遅れただけではなく、更に買戻し(再購入)をしたことが、悪手だったわけです。いわゆる、投資の世界で言うダブルパンチを浴びた状態です。

※ダブルパンチという投資用語は、最初に買った銘柄の価格が下がって損切りし、上昇したときに再度購入して再度損失を被ることを言います。

おそらく、このときは冷静さを欠いていたのだと思います。大変ショックな結果となってしまったわけです。

今ではそういったことはなくなりましたが、2022年5月のテラ(LUNA)の暴落でも、STEPN関連銘柄の含み益がなくなってしまって憔悴しているという話を知人からされましたので、改めて初心者は利確に関して明確な利確ルールを作るべきだと感じています。

また、うまくいかなくても、無理に取り戻そうと焦って買戻しはしないことです。更に後悔することになりかねません。

利確のコツ

ここでは、初心者の人が、利確をするためのコツについて解説します。利確のタイミングは人によって異なるものの、少なくとも、自分が利確するポイントは定めておきましょう。

大体の目安を決めておくだけの人もいますが、初心者の人は、できる限りは正確な金額まで決定しておいた方が無難です。仮想通貨取引に慣れてきたら、移動平均線やRSIなどを目安として利用して、状況に応じて、利確ラインを少し変動させても良いかとは思います。

人間はもっと儲けたいという欲が強く、また利益を失うことへの恐怖心が強いため、利確をできない心理状態に陥りやすいのですが、ここで紹介するコツを生かしていただき、しっかりと利益を残していただければと思います。

自分の利確ルールを持ち、極力、機械的に取引をする

大前提として、自分の利確ルールを定めることが大切です。

仮想通貨(暗号資産)を購入する時点で、いくらになったら売却することを決めてしまうのです。何となく購入して、上がることを期待するだけではなく、20%上昇したら50%のコインを売却するとか、売却の条件を定めておくのです。

その銘柄が新規取引所に上場したり、大企業とパートナーシップを結んだというニュースが出てくると価格が一段上がるので、そこで「まだ売らないで目標価格を上げよう」と思ったりしてしまいがちですが、一度決めたルールは守った方が継続的に儲けることができるでしょう。

機械的にルールに則って取引をすることで、利確できない心理に陥らずに済みますし、後から後悔することも減るでしょう。大きな含み益を失うと、精神的にもやられてしまい、最悪、仮想通貨市場から退場することにもなってしまうので、自分の利確ルールは大切です。

20%ずつ売却するなど、こまめに少しずつ利確する

仮想通貨の価格が上がると、一番高い天井の価格で売りたいと思うかもしれません。しかし、これはほぼ不可能に近いと考えてください。

ほどほどの価格になったら、20%ずつでも良いのでこまめに少しずつ売却しましょう。残されたコインについてはもっと上を目指して、もう少し上がったらまた20%売っても良いわけですし。このようにこまめに利確しておくとその後に価格が下がったとしてもきちんと利益を残せるようになります

どんな投資のプロでも天井の価格を毎回ぴたりと当てることは無理なのです。最高値で売るなんてことにこだわる必要はないのです。

まだ上昇トレンドにあると思っていても、急に相場が反転してしまい、1日で20%の暴落が起こるような可能性もあります。このような暴落が起きると、利確してないことを大きく後悔することになるでしょう。

相場の格言で「頭と尻尾はくれてやれ」というものがあり、これは、最安値で取得して最高値で売却することなどできないし目指すべきではないということを意味していて、それ以外の丁度良いところで買ったり手放すことを意識すれば良いことになります。

ちなみに、時価総額の小さい草コインをまとめて一気に売却すると、自身の取引が相場を大きく動かしてしまい、かなり低い価額で売却することになって大損しかねません。一気に成り行きで草コインを売るとか、そういうことは決してせずに、こまめに売りましょう。

ネガティブなファンダメンタルズの情報が出たら利確する

利確するラインに至ってなくても、あまりにもネガティブなファンダメンタルズ情報が出た場合には、例外的に利確又はロスカットしてしまう方が良いでしょう。

2022年のLUNAショックなどは良い例で、USTのドルペッグが外れそうな時点でLUNAを持っておくのは危険なので、早めに退避した方が傷が浅く済んだことになります。

負のファンダ情報が出てるのに、利確が遅れてしまって後から後悔しないようにしましょう。

ファンダメンタルズ情報は随時チェックを行いたいものです。

移動平均線を利用する

移動平均線を利用することも大切です。相場の動きを予測できるようになることで、利確のコツもつかめます。

移動平均線は日数を設定するのですが、5日、25日、75日、200日などは多くの投資家が見ていますが、25日の移動平均線は特に多くの人が見ます。

しばらく上昇してから価格が落ち着いた後や、上昇後に再び下落してきてこのラインを割る恐れが大きいときは、そのポイントで一旦利確しても良いでしょう。

例えば、50%を利益確定してリスクヘッジしておき、残された50%については移動平均線で反発することに期待するのも良いでしょう。移動平均線は反発ポイントでもありますので。

RSIを利用する

RSI(Relative Strength Index)とは、「一定期間の合計上昇幅÷(一定期間の合計上昇幅+一定期間の合計下落幅)」という少々難しい計算式で算出するのですが、要するに相場の過熱率を表しています。

一定期間の部分に関しては、24日などに設定する人も多いです。このRSIは利確の目安としても生かせるでしょう。

RSIが過熱して、80を超えた場合はかなり過熱感がある状態ですので、そこから価格を調整する可能性も高くなります。したがって、RSIが80を超えたら、部分的に利確するという取引ルールを設けるのも有効でしょう。

損切りラインを明確にしておく

損切り(ロスカット)のラインも最初に決めておいた方が良いでしょう。

人間、損を認めたくない感情が強いので、損失が出ても「また上がるはず」と無理に思ってしましがちです。

5%下がったら損切りするとか、そういったルールを設けておくと良いでしょう。

ただ、仮想通貨のボラティリティは非常に大きいので、もう少し下の8%や10%などに損切りラインを持ってきても良いでしょうし、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のような大型銘柄や、将来性の高いロードマップのしっかりした銘柄に、ガチホに近い長期投資する場合は、より大きなパーセンテージで深いところに損切りラインを用意しても良いのではないでしょうか。

ただし、トレードスタイルが短期投資であれば、損失は小さく利益は大きく出すのがポイントなので、損切りラインはあまり深くしない方が良いでしょう。損失が大きくなり、これまで数ヶ月で出した含み益を一気に失ってしまって後悔するような事態は避けましょう。

15%上がったら、利益5%になったら売却するなどのルールを設ける

投資後に無事に含み益が増加した場合には、下がった時の売却ラインも上げて良いでしょう。これは、きちんと利益を残し、損失を出さないための重要なポイントです。

購入価格から20%上がったら、その後に下がって購入価格から10%高いラインで全て売却するなど、決めてしまうのです。こうすると、少なくとも損失が生じることはなくなります。

20%上がったのに、損切りラインを以前のままとして、購入価額よりもマイナス10%になるまで売らないというルールで取引する人は、利益を出すのは難しく、毎回含み益を失ってしまうことになります。

「いつも含み益は出るんだけど、売るときは含み損になっている」という人は結構いるのですが、このパターンの人も多いでしょうからご注意ください。

価格ではなく、時間軸で利確のタイミングを考える投資家もいる

利確のタイミングは、何も価格だけではなく、時間軸を重視して考える投資家もいます。

10%上がることを期待しているけれど、1か月経過したときに達成していなかったら諦めて売却するなど、利益確定のタイミングを定めている場合です。もちろん、それよりも前に希望価格に達したりすれば、こまめに売却はしていく人がほとんどではあるでしょう。

この方法のメリットは、1つの銘柄にとらわれすぎることなく、一定期間を経過したら、他の銘柄への投資も考えて、他のチャンスを得られるところにあるでしょう。

又、時間軸にすることで、一定期間にチャート価格が少々するという自分のシナリオが崩れた時点で、迷わずに撤退できるというメリットがあります

継続的に利益を出し続けるには、欲に負けずに利確する

投資で勝ち続けるには、自分の欲を制することも大切です。この点について解説したいと思います。

原資抜きを行うことで正常な判断を行えるようにする

原資抜きとは、ある程度利益が出た時点で一部を利確して、投資損失を出さないような状況にすることです。

原資抜きをした後には、たとえ残された仮想通貨の価値が0円になったとしても、プラスマイナス0円となるので、比較的リラックスした状態で取引を続けることができます。冷静さを保ちやすく、狼狽しにくくなるので、正常な判断を行いやすくなるでしょう。

原資抜きのデメリットは、その後に価格が上昇した場合に得られる利益が少なくなることにあります。プロの投資家は、ここにあまりこだわらない人も多くいると思いますが、初心者の人は、原資抜きして、精神的に楽な状態で取引した方が良いかもしれませんね。

原資抜きをするために、いくらで利確するかという自分のルールも投資した時点で定めておきましょう。

利確したら、その銘柄のチャートを見ないのも1つの方法

利確をしたら、その銘柄のチャートはその後はしばらく見ないのもありでしょう。

その後に更に上がっていて後悔したような感情になっても、何も意味はないのです。無事にルール通りに利確できたことを喜ぶべきだと考えられます。

もちろん、チャート分析の技術力向上のために、その後も見続けて分析するのであれば、それはそれでとても良いことだと思います。

しかし、上がったか下がったかを知りたいだけであれば、無駄な後悔をするかもしれず、次の投資の際に利確が心理的原因で遅れる要因となりうるので、見なくて良いでしょう。

節税を意識した利確のポイント

いくら上がったら利確するとか、いくら下がったら損切り(ロスカット)すると決めるのが基本ですが、例外的に、決めたポイント以外のタイミングで売却した方が良いこともあります。

それは、節税が絡んでくることです。

個人が仮想通貨投資をしていて、年末近くの時点で、多くの確定損失があったとします。この場合には、敢えて年末に利確して利益を出すことで、その損失と相殺することができるのです。

反対に、年末時点で多くの確定利益があり、確定申告の税額が高くなりそうなときは、年末までに含み損のある銘柄を売却して損失確定させることで、税額を減らすことができるのです。

なお、売却して税金調整した後は、再び買い直す人も多いでしょう。

仮想通貨投資に関しては、節税も大切な要素ですので、税金を意識して利確などするのはありでしょう。

利確のコツのまとめ

このページでは、仮想通貨(暗号資産)投資の利確が遅れることで、含み損となってしまって後悔をして欲しくないために、利確のコツを書きました。下記の点がポイントとなります。

  • プラス思考になり過ぎたり、欲をはり過ぎたり、焦って買戻し(再購入)とかしない
  • 自分の利確ルールを作り、そのタイミングで売却する
  • こまめに少しずつ利確する
  • 移動平均性やRSIを利用する
  • 損切りラインも明確化する
  • 時間軸で利確するのもあり
  • 原資抜きも検討する
  • 例外的に、普段と異なるタイミングの利確でも、節税のための利確はあり
この記事を書いた人
たくみ

20代で2年間の無職を経験しましたが、30歳を過ぎて一念発起、起業しました。多くの方々に恵まれ、結果的に正社員30人の安定経営企業となりました。
2016年からは仮想通貨の研究や分析を始めております。将来における仮想通貨の更なる普及が予測される中、一人でも多くの人に「仮想通貨は怪しいものではないこと」、「送金手段として最適であること」を知って欲しいと考えております。

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